これを書いているのは伝説のTOP OF TOP、柚希望礼音が退団した5月10日の翌日です。
そうです、今日はどう少なく見積もっても、ほぼ2万人近い人間が茫然自失の朝を迎えた日であることを心に留めて読んでくださ…w
(感想とは言えない雑談をお許し下さい)

私のような、緩いファンから、もうこの三ヶ月半、身も心も財布も捧げ尽くしたファンまで、ヅカファンすべての人に
そして社会現象となって世間の皆様にまで、影響与えまくりの伝説の男(役)ちえちゃんのラストを見守った全ての人にお疲れ様を。

そしてその心に応え切ったちえねね、をはじめ星組さんに心からの敬意を。

誤解を恐れずに言えば…
(これまでのトップさん達の素晴らしさをもちろん想った上でのことですが)

宝塚は100年掛けて、ようやくこの人を輩出したんだなぁ、とさえ感じるレジェンドです!

10年前、オギーのショーでワタルに付いて嬉々として踊っていたでっかいワンコが、瞳子ちゃんの好敵手となり、男の色気と哀愁を漂わせついにはトップへ!

私が追っかけてって博多座で観た新生星組の目映い世界初演のロミオ様は、少年のような瞳がまるで初心のまま。

真っ直ぐさ。
それに尽きる。

サヨナラショーは観られなかったけど(DVDのお楽しみ)このチケット難、奇跡の良席一枚で、レオンをこの目に焼き付けて来たよ!

(退団翌日にブログ書くとこんな感じになる良い例↑爆)

「黒豹の如く」

柴田先生の…古き佳き…
とにかく台詞の美しさ、ですよ。
まずはねねちゃんを美貌の未亡人にしてくれて。
レオンに軍服、レオンにスーツ、レオンに海賊、レオンに…←モウイイか
これまた私見極まりないけれど、柴田先生が(謝先生の)最高のレオンショーを魅せてくれたんだよねコレ!

逆に退団公演芝居のアルアルを…ってか、イケコ先生書き下ろしの一本もので出たトリックスターな贔屓(紫のつく変なひと爆)を持つ私だから解る。

退団公演のお芝居は縛りが多すぎて盛り込むことも多いし、何よりコンやDSや他にもやることありまくるし。

つまりは…これはまたこれで良し!なんだ。

若い女の子や奥様方から(内容がないよう(T_T)な悲鳴)トップオブトップの退団なのに云々…のファン尽きせぬ熱い欲望の声が数多聞こえてはおりましたが、それも希有なる人気の素晴らしいバロメーターであり、その切ない胸の痛みがまたこれ以上ない良い思い出になるんだと。

すべてはあと10年経ってから、レオンの気持ちをまた考えてわかることもあるんだね。<ええっ

とにかく、英真なおきさんとの抱擁にすべてを持って行かれるじゃないの!<私にとっては組長さ~ん
十輝いりすさんの歌声には私たちの傷心を救う慈愛の光が溢れてる。<その後頭部に安定の癒しが宿るよ!

残るものとして、カッコ良い悪を演じきった紅さんと、これまた(数年前のレオンのような)大きなワンコ真風クン。
どっちも素敵だ、素晴らしいバトン。

ワタルがちえちゃんを育て、ちえちゃんが真風を育て…

ああ、もう泣…と思って休憩時にロビーに出たら、壁の広告にワタルさんがいて笑!<ああっ

そして遠いレオンの背中を見て、礼真琴ちゃんが育って行くんだね。
<アデレイドは絶対出世作になる!
(で、今日からの空前のちえロスを背中からそっと抱きしめてくれるのは北翔海莉だ!ありがとう!ガイズは名曲揃い)


「Dear DIAMOND!!」

黒豹で軍服・スーツ・海賊と来て、な~んか足りないもんないですか?

そうよ、(レオンには)ギラギラが足りないんだよ~~~~っ!!

と思ったところでついに始まる、大介の疾走感溢れる超特急みたいなすっ飛ぶショータイム!
<ああ有り難う有り難うございます!ヅカファン魂は必ず救われる!

幕開き、チョンパのようにパッとライトが銀橋に…そこに長い足を投げ出してポーズを取る艶男が…

ここで私、よ~く解りました。<ファンの方、今頃ごめんなさい

退団公演中、それも後半になってくると、だんだんに、な~んとなく、良い意味ですこーしづつ、身体が透けて来ると言うか、何というか。
ちょっとずつちょっとづつ、神掛かってくるものなんですよね。

でもその一瞬で、「ああ、この人、1ミリも透けてない、透ける気も無いんだ!」ということが脳天に突き刺さるようにわかって泣けた!

ファンのため、そして宝塚のため、最後の瞬間まで、退団すら忘れて走るちえちゃんの気概が、一瞬で胸に雪崩れ込む幕開き。

宝塚を観る喜びの全てがここにあるような、イイ男をこれでもかと胸に放り込まれるような時間。

1階客席降りはもちろん、2階席にだけやって来る竜神ライガー?!みたいな人(白くてでっかくて元気過ぎるよヲイ)

この日は阪急貸切のお約束、「阪急交通社!」の吐息まじりのキメ台詞も聞き納め~~!

何も考えず、ただただ目の前の二度と観られない「ダイアモンドのような理想の人」を胸に焼き付ける作業は苦しくて美しい。

そして、ついに黒燕尾
(曲はピアノ女子号泣ショパン・バラ1安心の部分録音w)

ここはもうキラキラの欠片もなしの、本当にシンプルな黒燕尾。
世界に名を轟かす「宝塚歌劇衣装部」の凄さは、こういう時に一番の威力を発揮するんだね。

これがダイアモンドをいくつ付けるよりもスターさんが輝いて見えたよ。<号泣

デュエダン最後のポーズ、ちえねねの真骨頂のような、胸の鼓動を静かに聴くような。
<泣かせるじゃねーのコンチクショーっ!

高く高く、ブンブン振り回すリフトはもはや人間離れ。<これもワタル譲りだ爆
楽しい楽しい時間はこの辺りから、涙で良く見えなくなっちゃうんだよねぇ。
<終わらないでぇ~~

もう、大介先生が大階段を、一瞬も振り向かせず、しかも一段抜かしで駆け上がらせたのは理由がある。

それは「柚希礼音」の生き方そのものなんだね。

希有なトップさんではあるけれど、声は決して美声ではない。
それを努力して、努力して、身体の全てを使って歌い演じることで獲得したその歌唱力。

オケの音が消えて、最後レオンの声だけが静寂の中に残った瞬間は、ファンへの心からのプレゼントだったんだと…

ああ、一生忘れられない公演がある。
この日の私の最後のレオンを、大事に胸に仕舞って生きよう。

楽しかった!ちえちゃんありがとう!





<業務連絡>
こんな僻地にいつもお遊びに来て下さるご奇特な皆様へ。
いや、絶賛池袋ンドンで公演していた「シャーロックホームズ2~ブラッディーゲーム」に、先週までガンガン通っておりましたが、謎解きサスペンスな内容のためレビューは自粛しております。大楽、兵庫まで遠征するので最後まで観てからゆ~っくり語りましょう!(^^)/