もう、これだから奥様って…

ロマンスに弱い~~~~~!!
<こりゃ人類史上仕方ない

ああああ、お洒落な台詞の応酬が大好きだ!
これぞニールサイモン!

期待と予想の遙か(斜め)上ゆく、演劇の道具としての「言葉」の凄さを思い知る。

でもそれは決してガンガン、なマシンガントーク、ではないのよ!
ただ打ちっ放しの投げっぱなしじゃない、飛び交い、投げ合い、呼吸を計ってはずし合う。

緩急、そして軌道のある会話たちは(パンフにもあったけれど)
まるで流れる音楽のよう。
<ちゃんと旋律があるんだね

岡田さんも紫吹さんも、お米食べてない感半端無い!
こういう台詞のやりとりの舞台は、幕が開いてからもドンドンとエンジンふかしてノッてきて。
観ているこっちをドキドキさせるよね~!<初日からこの盛り上がり

ああ、もう喋りっぱなしでこんなにも出ずっぱりで、ほっんとうに難しい舞台を、よくぞ頑張った主演二人。
特に、岡田さんの確かな演技と甘く爽やかなハンサム感がすっごく光ってる。
劇中劇、リチャード三世なんて、初めて見るよ!他じゃ絶対死んでも観られない面白さ!
<ここまで振り切ってちゃもはや痛快

もちろんダンサーとしてのポーラの美味しい紫吹淳様至宝の美脚も最高!見せ場はたっぷり!
<まさかのシーン、コスで観られるあんてありがと~♪

このあたりはマキノ先生、わかってらっしゃる!と、嬉し涙。

もちろんガチ見です。<リカファンです

初日ですし、まだまだ楽しみに進化する舞台を観て行く歓びがあるので多くは語れないのがもどかしいわ。

言いたい言いたい、いろんなこと!


以下、ちょっとだけ言うとね。<バレ注意

 
とにかく映画とはラストが違います!
いや、映画からブロードウェイの舞台になった作品だし、これはもう舞台作品的にこの強く印象的な女性像を作ってるよね。
映画のロマンスに弱い、可愛い、ほっとけないポーラもすごくイイけれど。<大好きだけど
舞台版のポーラは、映画より時が経っていることもあるし、より確かに自分の足で歩いて行く女性として描かれ、役の中でどんどん成長する。

だから、ラストが違うんだ!<目からウロコ

それを変幻自在に演じる紫吹淳が、心から好ましいわ。

綺麗可愛いカッコイイ、そしてロマンスに弱い!<ああっ

国際フォーラム ホールC に見事な回り舞台のセット。

慣れるまで、目が回りそうな表リビング、裏は二つのベッドルーム。

と入り口!<ココ大事な場所

その上にはショービズの世界を現す素敵な劇場の看板が。

豪華だ~、セットデザインもすごいわ。

そしてもっと凄いのは、音楽。

最近見た舞台の中で(ヅカとか帝劇とかの大劇場は除く)一番豪華な生演奏オーケストラ!
客電ついてるうちから、プロローグでテーマを演奏してくれるんだけど、もうそれだけで何と心地良いことか!

弦だけじゃなく、管までもが生、この贅沢、もう音合わせのAの音から鳥肌震えが来るわ!<音が重なる~♪

子役の女の子もすっごく上手い子が来てるのね。
アパートメントの管理人に中尾ミエさん、いろんな意味で安心~♪
<正直一番うたうまw

初日もリカさんがすっ飛ばしたバゲットを拾ってニヤリ、いただきっ、って。
(リカポーラをどうぞ宜しくお願いしま…爆)

そして、何と言っても一番のリカファン的な見どころは…

ロマンスに弱いポーラがされるキス!

すっごく色っぽくて堪らん可愛い。

思えばヅカトップ時代、あれだけのトリックスター、もうたまらん数々のキスシーンで魅了してくれたリカさん。
<もうすぐみっちゃんでガイズ再演よね懐

ああ紫吹淳って、スルほうもサレルほうも凄いのね!<嬉

いや、これは岡田さんの(マキノ先生の)おかげです。

この「好きになったらこうするよね!」的な感じの、たまらんキスの仕方が可愛くて。

大人の方が夢中になったら実は大変、ってことを教えてくれる素敵なシーンだ。
<うっとり、という言葉が陳腐だけれど、もううっとりよ

大満足、つか、早くまた見たい。

千秋楽まで、がっつり通います!
ウザイレポ書きますごめんなさい!

だって大好きな人が、大好きな脚本の芝居に出てるんだもんっ。
<それを幸せと言わずして










夏を乗り切るパワーは舞台から貰わなくちゃね!

私的には先月のジャージーボーイズに続く、シアターオーヴの洋物!<いや本場モノ爆

ブロードウェイ版キャストの来日で観る「天使にラブソングを」を観て来ました!

真っ昼間っからコージャスなディスコサウンドで始まる80年代がミラーボールに眩しいよ!
<ココにいつでも心は還ってゆくんだな

劇中に出てくるサウンドはもちろん、いろんなシーンでエンタメものの楽しさもあって。
ドナ・サマーが全盛期、ソウルの歌姫が全員そうなりたいと思っていた頃のお話なんだよねぇ!

フワフワの真っ白のファーで、ミラーボールみたいにギッラギラのドレス着て。
<そりゃ今でもそりゃ最高の気分でしょ

やっぱり、身体のすべてにドドーンと迫力ある、アメリカ人の圧倒的な声量のパワー。
これは先月も感じたことだけど、舞台俳優の身体の幅の凄さ!
人種の違いってだけじゃなくて、鍛錬というか、すべてが異次元な感じするわ。

底抜けのドタバタ、ストーリーは全員知ってる。
なのに、シスター達の声がどんどん重なってゆくと、幸せな涙がボーボー出ちゃう。
人が歌う幸せ、人が人と繋がり生きる喜び。

神様への愛を信仰で生きるシスターの物語りなのに、一番人間臭い部分で泣かされるんだな。

映画のように聴衆がエキサイトして叫ぶ演出は出来ないから
そこんとこは私達がヒューヒュー盛り上がってコンサート(じゃなく救いのミサ)の目撃者になるんだな!

これも、もう平日の昼間から3階まで超満席。
劇中の台詞でホントに「3階まで超満席だぜ!」ってのがあるんだけど、それが本当なのが観客もすごく嬉しい。

いつの間にか、キャストに引き込まれ、物語りの中にいるような錯覚になってたって証拠。

流れていく訳詞も滑らか、やっぱり神様への愛を叫ぶ歌詞はいいわ~!

最初は別の意味で、最後には信仰の意味で「イカセテ!天国に!あんたは最高の男!」とシャウトする。

そっか、人はそれを祈るのか。

と、目から鱗が落ちる思い。<大爆

女性のコーラスの分厚さ、迫力は最高なんだけど、悪役とかいろんな役をする逞しい男性キャストの演技が良かったよね。
3人で女を誘うナンパなソングがあるんだけど、花を抱えて可愛いのなんのって!

やっぱりこの世でもあの世でも「イイ男」に愛されるのが一番だ、ってことですから。

東宝版は私は未見ですが、来年、蘭とむさんでまたやるし、これは楽しみ。
って、あのシャウト、できんのか!やれと言われりゃ何でもやるコメディエンヌなのは(数々のショーで)知ってるから期待大。
で、石井さんがチャーミングな警官さんか!

(そしてジャージーボーイズの日本版も来るって、これまた最高の来年のお楽しみだ!あっきーだね!あと、あの人この人、来て~~w)

ブロードウェイ版見て日本人キャストが楽しみになるって、これも良いこと。

来年もいろんな来日公演、楽しみたいな~。




※追記 初日から数回を観た感想を別記事にあげています。こちらは舞台を観る前の記事になりますご注意ください。

さて、世間とっくに夏休みですが、暑い時期は涼しい劇場が最高です!
特に地下鉄でそのまま直結してる国際フォーラムが超最高です!\(^^)/

ってことで。


久しぶりの紫吹淳さまの主演ミュージカル「グッバイガール」 
2015.8.7~8.23 東京国際フォーラムホールC 
公式サイトはコチラ

ああああ、このニュースを聞いた時、もう飛び上がって喜んだのは私だけじゃないはず。
70年代最後の(女性がまだ本当に自立して最強になる前のw)アメリカのブロードウェイ作品。
(日本でももう二度も舞台化されてたのね)

あの、みんな大好きシャレオツな男と女、神様、ニール・サイモン作品ですよ!!

私はもちろん、映画で観ました。
(まだな~んにも知らない中学生でしたが観ました)
そして刷り込みって恐ろしい!

今でも私、土砂降りの雨の中を歩く時、このメロディーが頭の中に浮かんで来ちゃうんだよ!
<そしてうっかり思い出してあったかい涙が溢れそうに

2015.8.10追記:舞台版には、この曲は使われていません、これは映画だけ。
舞台は(コーラスラインとかを作曲したかたの)もっと凄い曲が溢れてます!



人には(映画ファンには)誰にも永遠の名場面、ってのがあるものですが。

私にとっては、まさにそれがこのリチャード・ドレイファスのこのズブ濡れの演技だってことですから。

何故か大泣きだよ!理由は無いんだよ!
だって、好きなんだもんこの映画!

主演の女優さんは、この映画の撮影当時はニールの奥さんだったってこともあるし。

コケティッシュで最高にカワイイ、何ともほっとけない女性を充て書きされたようにキュートに演じてる。
<惚れっぽい、子持ちの中年ダンサーの設定

ほら…ほらね、どっかで、このほっとけない、危うい、でも最高にカッコ可愛い女性を貴女知りませんか…w

テレビではちょっとぶっ飛んだキャラで笑いをさらって、でもその一歩間違ったら大変なところを、何故かフンワリ持ってっちゃう。

そして舞台の上では、誰もが思いも寄らないことをして、お客をいつも驚かせる格好いいトリックスター、紫吹淳。

ハッキリ似てます。<ファン思い込み最高です

そして、リチャード・ドレイファスの役は岡田さん!
いやー、本当にこの方も舞台の上では、お客を驚かせて下さる方。<気が合うわ

マ○○ラの…とかも凄い良かったし!何よりアイドルでデビューした十代の頃からファンでした!<歌上手い~

舞台俳優のこの役、実際のモデルはあの名優ダスティン・ホフマンとか言うのをどっかで読んだけど本当だったらいいな!

台詞一つ一つに対する拘りとか、演出家との意見の違いの苦悩とか。

舞台役者のファンなら泣ける、これある意味、バックステージモノなんだよね!!

そして、思わず舞台を観る女の人生、一度は言ってみたいあの言葉。

「役者はもう懲り懲りよっ!!」<舞台でこれがあるかどうかは解らないけど
って。<ヲイ爆

ロマンティックに役者にアノ手この手で口説かれる、のはもちろんだけど
母子ものでもあって、アメリカらしい、新しい家族の物語りでもある。

道にオレンジをコロコロと転がして、それをポーラが慌てて拾い集めるシーン。

まだまだ、ウーマンリブ(懐)の波が始まったばかりの70年代のアメリカで、女性が一人で生きていくことの強さ危うさを見事に表現してたよね。<映画

関係ないけど映画「結婚しない女」のラストのシーン、主人公の女性が男に貰ったとんでもない大きな絵を一人で担いで帰るシーンとか、「追憶」の女性の権利を主張するビラを配るシーンとか、70年代の女性の生き方が、それ以前の(このブログ前記事の)50・60年代「南太平洋」とか「マイ・フェア・レディ」とかとは描かれかたがまるで違うのが本当に興味深い。

そんな女性を描く物語りの中でも、笑って泣けて、優しく愛を教えてくれるグッバイガール。

一番泣ける、あのシーン、そしてこの台詞が、どう舞台の上に出現するのか。
ニールファンを自称するマキノノゾミ先生の手腕が、ぴったりのキャストが、今からもう楽しみで堪りません!
あ、余談ですが、この前の深夜に放映されてた映画版はずいぶんとカットされてて気になりました。<仕方ないけど

これは、ただのラブコメじゃない、イイ時代の空気を感じつつ、ギュ~っと愛されて泣ける、良いストーリーですよ。

さぁ、この夏はずっぽり通って観ましょうよ。←正しいリカファン