永冬生活…次々 | 腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

光と闇は表裏一体。
2017年末に 脳梗塞で倒れ 糖尿病も併発、軽い右側麻痺、言葉がたどたどしい。
LDH系、特に三代目JSB、特に登坂広臣(臣ちゃ)好き♡♡♡
斎藤工(工ちゃん)好き♡♡♡
《いいね》は生存確認、内容に関わらずしてます。
(記事に無関係、無神経な※ 無言削除)

その日。
仕事先が少し遠いので、渋滞やらなんやらで遅くなる、と電話してきたダーリン。

どうも様子がおかしい。

その勘は見事に的中。
ダーリンは、あの女と茶店で会っていたのだ。
今回は本当に、ただ茶店で会っていただけだったようだが、許せなかった。

許せるわけがなかった。

嘘をつかれたただけでも許し難いことだった。
それも仕事だ、といって。
ましてや相手はあの女。

((もぉ、絶対に出ていってもらうっ!!))

ここは私の家なのだ。
裏切ったのだから、追い出したってバチは当たるまい。

そう固く決心した…筈だった。

しかし翌朝。

仕事に出掛ける時の、異様に元気のないダーリンの顔を見た途端…
彼にkissをしていた。

ダーリンは体が震え、泣いていた。

流石にもう許してはもらえない、と覚悟していたのに、思いがけずkissされ、ビックリしたのとホッとしたのが重なったからだろう。

というか、kissした私が、一番ビックリである。

そしてその後。

何度か怪しげな行動はあったが、あの【手玉ぶち切れ事件】(チトが他の男に、ダーリンは自分の言いなり的発言をした)が起きた。
その時、ダーリン自ら、チトのメモリーを削除していたので、これでやっと終わりだ、と思っていた。

そんなある日。
私は実家に行くことになった。
母が、娘のことでゆっくり話しがしたい、と言っていたのだ。

本当は、疲れているし、面倒臭かったが、あまりにもダーリンが熱心に勧めるので、重い腰をあげた訳だ。

実家では、深夜遅くまで母と色んな話しをした。
翌日は昼近くまでのんびりと寝て、朝風呂になんぞ入ったりして。

一泊二日で家に戻った私は、何気にカバンをチェックしてみた。

はい、またラブホの券、発見。

ダーリンが熱心に実家へ行くのを勧めたのは、この為だったのか。
いや、この為だったのだ。

前回の騒動から、ちょうど3ヶ月後のことだった。

そして更に。
浮気の物証とは違う、大変な物を発見してしまう。

消費者金融の新たな借り入れだ。

実は前回。
ラブホの券を発見した時、消費者金融の明細も発見していた。

額は100万円。

どういうことかと問い詰めると、数年前(私と知り合うずっと前)、友人に頼まれ名義貸しをした、と。
まだダーリンがセールスマンをしていた頃の話しだ。

その友人は、自分でスナックを経営していた。
そしてフィリピン女性と結婚しており、その家族への仕送りやら、お店の雑事やら、少しお金が足りない時があった。

しかし、友人本人はお店を立ち上げる時に、アチコチから借金をしていた為借りられず。
それでダーリンに、名義貸しを頼んだのだ。

最初はキチンと返済してくれていた。
それが、私と暮らし始めた頃、消費者金融から督促の電話が入り、ビックリして調べてみると、その友人は姿をくらましていたのである。

慌てて友人の親を訪ね、今度はその親に支払ってもらっていた。

ところが。
今度はその親まで姿を消したのである。
もちろん借金の支払いなどする訳もなく。

ダーリンはある日突然、自分が一円も使っていない、多額の借金を背負うことになってしまったのだ。

ん?

このパターンはどこかで?

義姉だっ。
義姉も元彼に頼まれ、名義貸しをして、それを全部支払う羽目に遭っていたんだ。
姉弟、揃いも揃って。

もっとも。
ダーリンは、本当に名義貸しだったが、義姉は本当だったかどうか。
その後の言動やらから、本人の借金だった可能性が高いが。

そして今回。
新しく発見した借り入れの明細は、前回発覚した消費者金融とは別の会社だった。

つまり。
また新たに借り入れた訳だ。
しかも日付は、私が実家に行った日だ。

私の居ない間に、【何か】をしたのは明らかだった。

しかし。
随分悩んだが、結局、お金のことは切り出せなかった。
黙ってダーリンの【秘密】を盗み見た、という後ろめたさがあったのだ。

携帯やカバンを何度も勝手に見ておいて、今更だが、女性問題とお金の問題は、別物に感じたのだ。

ラブホの券を発見したことを告げると、やはり否定した。

今度は【仕事仲間に貰った】と。
今回発見した券は、ラブホの割り引き券。

『俺ら(ダーリンと私)だって、ラブホ行くだろ、ってさ。 それはそぉだろっ?』

今回のラブホの券も、前回と同じラブホのものだった。
同じ人がくれた、となると、理屈は合っている。

なんだかかなり強引なこじつけに思えたが、それ以上、私は何も言えなかった。


ダーリンの浮気疑惑。
(疑惑か?)

突然解った、ダーリンの借金。

ダーリンの為の、私名義の借金。

次々とこの身に降りかかる粉を、払いきれぬ日々が続く。

しかし。
私の苦悩は、これだけでなかった。


ある時。
娘が学校で虐められているらしい、という話しを聞いた。
もちろん母からだ。

それも、娘自身が学校で虐められているようなことを言ったのに、元ダン夫婦は笑い飛ばしたらしい。

「大したことないのに、チョッと大袈裟に言っただけだろッ。」

確かに娘は、昔から自分に注目をして欲しい、と、やや大袈裟な言動をする面があった。

それにしても、だ。

わざわざ【虐められている】という表現を使ったことに、ただ事ではない、何か訴えたいことがあるように感じた。