永冬生活…飼犬 | 腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

腹回り鏡餅に浮輪ネガポジ部屋

光と闇は表裏一体。
2017年末に 脳梗塞で倒れ 糖尿病も併発、軽い右側麻痺、言葉がたどたどしい。
LDH系、特に三代目JSB、特に登坂広臣(臣ちゃ)好き♡♡♡
斎藤工(工ちゃん)好き♡♡♡
《いいね》は生存確認、内容に関わらずしてます。
(記事に無関係、無神経な※ 無言削除)

私は、派遣の担当者から、どうやら残業が問題になっているという話しを聞かされ、それ以後は極力残業をしないようにしていた。

万が一納期に間に合わずとも、必死で仕事して正当な評価はしてもらえないは、給料泥棒呼ばわりされるは、なんて、ばかばかしくてやってられなかった。

ある日。
下の男性社員に、検査品を置く場所がなくなったから2階に運んでくれ、と頼まれ、残業した日があった。
帰ろうとしてそこを通ったタイミングで言われ、それも、どうしても今じゃなきゃ駄目だ、と。

それなのにまた、そんな言い方をされ。

それも、その説明をしたのに

「え、あの人にッ?本当に言われたのッ?」

詐欺師でも見るかのような目つきで、何度も何度も。

あまりにもしつこく言われ

《だったら本人に聞いて下さいっ!!直接聞いて確かめたら良いことですよねっ!?》

と強い口調で言うと、それでも渋々諦めた様子で、やっと日報を閉じた。

今までは一切何も言われなかったのに、何故急に言うようになったのか。
それもターゲットは私のみ。

どうやら。
問題だったのは時給。

最初からずっといるのは私1人で、それ以後、人が入れ替わるうちに、私の所属している派遣会社以外の派遣会社も出入りするようになっていた。
その、他の派遣会社が、より多人数を派遣させてもらう為に、やや低めの金額を提示していたらしく。

最初に私が来た時、どうやって時給を決めたのか解らないが、その【差額】が目についたのだろう。

私にしてみれば、とんだとばっちりである。

「チビロンさんみたいに、会社のなんたるやを、チャンと解ってくれてれば良いけど…。」

ブヒ太郎は最初の頃、1人で作業していた私の所に来て、そんな風に他の従業員の愚痴なんかを言っていたこともあったのに。

更に。

どうしても納期に間に合わす為に、残業してくれ、と言われたので、残業したことがあった。
もちろん私1人。

その時、チョコチョコ下の女性社員(ぬし的存在)が2階に来ていた。

((何か、必要な物があって取りに来たのだろ…))

ぐらいにしか思っていなかった。

ところが。

それは、私が本当に仕事をしているのかを見に来ていたのだった。
その、ブヒ太郎に言われて。
まぁ、スパイみたいなもんだ。

しかもそのババア(失礼♪)、私が日報を書くのに、解らなかった字を携帯で調べていたのを【メールして遊んでいた】と報告。
更に【電話をしていた】とまで。

メールはもちろん、電話をしていたことなんて、ただの一度もない。

後から思えば、皆で面白がって適当に盛り上げていたのだろう。
それとも、ご年配のカタからすれば【携帯=遊んでる】という認識しか持てなかったのかもしれない。

いつの間にか私は、とんでもない奴、という話しが、会社中に広まっていた。
それを、仲の良い男性社員がこっそり教えてくれたのだ。
教えてくれた、というより、本当にそんなことをしたことがあるのかを、私に確かめた、と言った方がいいか。

「まぁ、あんたがそんなことをする訳がないとは思ってたけどな。」

この男性社員の性格を考えると、ただの親切心でなく、私の反応を見てみたい好奇心の方が勝っていたのかもしれない。

私の【敵】はブヒ太郎だけでなかった。

何人かが辞めた後、組んだ子がまた、くせ者だった。

20代前半の彼女は、かなり肉付きが良く、私は密かに【転】と名付けた。
(【てん】。転がりやすそうだったのと、気分がコロコロ変わったから)

転は本当に気分屋で、わずかな時間の間に、体調が悪いから残業なんてしない、と言ったかと思うと、お金が欲しいから残業していく、と言ったり。

で、定時になると

「やっぱ帰るわー。」

と、私の返事も聞かずにサッサと帰ったりした。

やっかいなのは、私と2人でいる時と、下で他の人達と話している時の態度が全く違ったことだ。

結局。
転は、何日か無断欠勤したあと、そのまま辞めていった。
彼女と一緒に仕事をした数ヶ月は、本当に疲れきってしまった。

次に20代半ばの子が来た。
こいつがまた、転に輪をかけて裏表の激しい奴だった。

転と同様、私と2人だけの時と、他の人がいる時の態度が激変。
名前はオセロとでも呼んでおこうか。
(裏表のギャップが激しい)

オセロは、検査の仕事は比較的チャンとやったが、それ以外の、特に体を使う仕事…

検査品の並び替え

梱包作業

不要品処分

などは、見事に消極的だった。

やりたがらないのを、無理矢理やらせても、と、それらのほとんどを私がやっていた。

そんなある日。
急に、派遣会社の担当者が何やら話しがある、と。
翌日早めに出勤して、仕事前に話しをすることになった。

それを何気にオセロに言うと

「あ。それ、あたしだ。」

は?

「あたしがチビロンさんに対する不満とか言ってたから。」

へ?

訳が解らない。