義父の手術と義母の術後、でも義実家訪問はNG①の続きです。義父の次は義母のお話を。

 

義母がどんな人かと簡単に説明すると、依存性が強くて自己中心的。日本語の意味と似たドイツ語「Rücksicht/リュックズィヒト(思いやり、気使い、配慮)」というのがありません。

 

まず、

 

オットーが10代の頃に失業と身内の急逝が重なり、飲酒問題を起こしました。私が結婚した時期には依存が飲酒から懸賞に移り、懸賞サイトで手当たり次第に応募。当選の喜びが目的で、当選した商品(例:香辛料セット)は使わず箱のまま放置。その時、義母は複数応募するためにミドルネームではなく偽名や旧姓を使っていると言い、偽名使用をした当選通知の手紙を見せられました。何も悪いと感じていないのにゾッとして、このままではオットーの名前まで使われる予感がしました。あとからオットーに事情を話し、オットーから義母に絶対に穴茄子家の氏名住所電話番号は使うなと注意してもらいました。そして懸賞から今度はゲーム依存。安価なPCゲームのディスクを山積みになるほど買い、ネットのフリーゲームのサイトでもダウンロードをして没頭。

 

🎰

 

最悪なのは、

 

義父のために生活改善する努力を一度もしていないこと。オットーが生まれる前から義父母は喫煙者なのですが、義父が膀胱癌と診断され、腎臓を1個失い、呼吸器が弱くなってからも自分が我慢したくないから禁煙をせず、義父の前で吸います。結局、義父は飲酒同様、義母と一緒に喫煙を続けています。食事療法や食生活の改善もなし。どんなものかと言うと、実際に義母から聞いたのが朝遅く起きて朝食抜きでその日の最初の食事は午後2時過ぎのバーガーキング。その上、義父が運動できないのをいいことに、義母はリビングルームのソファーでほどんど1日PCゲーム。その間、義父もテレビの前に座りっぱなしで義母に聞こえるように大音量にするからお隣から苦情。

 

まあ、

 

義父も共依存のようなもので、2人はいわゆる「ハイスクール・スウィートハート」ならぬ「ギムナジウム・スウィートハート」。愛するがゆえに義母のやりたいようにさせ、怒ることもしないから義母の身勝手さを助長、増長するわけです。オットーは義母の飲酒で家庭崩壊の危機になっていた時期に頼むから離婚してくれと訴えたそうですが、義父は自分のもとから義母が去ってしまうのを恐れて離婚はしなかったそう。

 

🚬

 

さらに補聴器問題。義母がいつからか私達と義父との会話に入らず、ただ義父の横に座ってボケッとしていました。私やオットーが話かけても「え?」と聞き返し、義父が大声で言うと「ああ…」とやっとわかった顔をする。耳鼻科の検査で両耳の聴力はほとんど聞こえていない状態で補聴器を購入しましたが、すぐ使用しなくなりました。理由は毎日のケアが面倒、補聴器で聞く声が気に入らない、そして何よりもつけるのが「老人」みたいで恥ずかしいからだとか。ちなみに義父母は今年70歳。いちいち大きな声で喋らなければいけないのですが、それでも聞こえないときが多くてトンチンカンな返事をしたり、場違いな質問したりと周りに迷惑をかけているのを微塵も気にもしていない。

 

👂

 

実は義母、20数年前に乳癌で手術と化学治療をしています。定期検診をしながら今日まで転移と再発は全くないという、非常に恵まれているにもかかわらず、自堕落な生活を続けています。そんな義母が去年末に右肩の骨を骨折しました。義実家の螺旋状の階段から落ちた、と聞いたオットーが驚いて詳しく義母に事情を聞いても濁して言わない。オットーの経験で十中八九、落ちた時、義母は酔っ払っていたから記憶があんまりないのだろうとのこと。でも入院はせず、あまり動けない義父がいる自宅で骨折の療養……したから骨折部位のくっつきが悪く、少しズレているからチタン製合金で整復固定の手術をしました。

 

🤕

 

義母の手術後の義父母が車で事故ったクリスマスイブ、チタンが写った右肩レントゲン写真のプリントを私に見せながら「これな、チタンやねん。だからな、

 

👵「Ich bin sehr wertvoll!(私はとても価値あんねんで!)」 

  

と、事故後で蒼白になって動揺を隠しきれていなかった義父とは正反対に、冗談混じりでケガの話をしていました…。事故後の動揺を考慮してみても話の間、義父を放ったらかしにしていた義母に呆れて何も言えなかった…。

 

🚗

 

義母は自分がやりたくない事はしない。周りの人間を自分のやっていることに引きずり込んで迷惑をかける正真正銘の「エゴイスト」だと思います。

 

とは言っても、

 

生活が不便だろうからとヘルプに義実家に行くよと言った私達に義父母が取った対応は…

 

「もう知らね真顔

 

みたいな次回へ続く。