子育て支援講座~ 障害のある子どもとともに《思春期の子どもの思い・親の思い》 ~ | 〜あおぞら湯〜大阪市北区中津 子育て世代の居場所☆3児ママ保育士&心理カウンセラー

〜あおぞら湯〜大阪市北区中津 子育て世代の居場所☆3児ママ保育士&心理カウンセラー

3人育児に日々奮闘するママ保育士&心理カウンセラーのほっこりブログ♪【あおぞら湯】→3人の子ども達のそれぞれの名前から❤︎ (あお、そら、ゆい)
青い空を眺め、あったかい湯につかるように、自分の育児を見つめてみると小さな気づきと共に幸せな気持ちが見つかるはず!

本日、子育て支援講座へ

思いがあふれ、涙を止めれず、今もなお心が震え..興奮が冷めません

講座オープニングから、心が..2時間もつかなと心配になるほどでした。


思い返せば、次男の身体障害についての父母の会には所属しているものの

その他でのこういったつどい、セミナーへの参加は初めての出来事でした!

講師には、大阪市 姫島子ども園園長 岩崎先生
―知的障害、自閉症障害などのある幼児/学齢児・成人とその家族の支援に36年従事されている先生―

まず、”参加者のお子さんの年齢と今日参加の動機、現状の困りごとや悩み”をひとりずつヒアリングしたいということで

各々、年齢も障害の種別もそれぞれですが、

わが子の成長を思い、葛藤しもがくお母さんの姿、言動に心が..


やはり、そこに出てくるキーワード

「自立」 「依存」 「本人の意思」 「自尊感情、自己肯定感」 「能力」 「相談」etc


発達心理学出身の先生の言葉は、

とてもやわらかで母親である私を包むような肯定的な言葉でした。

今日のこの思いに、しっかりと「鍵」をかけていつでも振り返れるようにしないと!!と強く感じました。自分なりにpowerpoitに書きまとめてみます。

必ず、育児をするうえで必要なマインドをおさらいできた言葉がたくさんありました。

それは、健常児である - 障害児である

なんてことは、まったく関係なく

身近な頼れる大人の存在があり、いい支援者に出会い自分自身の思いに気づいてもらえ

尊重してもらえることこそ何よりも前向きに成長できるんだと

いま、長男も初めて発達相談に行きはじめ、いまだに「母親なのに自らわが子に障害の診断を取りに行く必要があるのか?」の葛藤が拭いきれませんでした。

「母親なら自分の子どもの成長をゆっくりでも人と違ってでも信じてあげるべきだと」いう自分と

パニックや癇癪の時に、「もう、ギブアップ」と心がぽっきり折れている自分とのグラグラも

それさえも!「いいんだ」と思えたし

そもそも「診断って何?」って先生が切り出したんです!!

なんのため??

~今までわたしの子どもとして、ただただ一人の子どもとしての成長と向き合っていたのに
 診断がつくや否や”自閉症”の子ども だから、こういうタイプ

という見方が出てくる。将来、どうなるのだろうという未知の不安にかられるが、

あくまでも ” 発達状況を評価”するもので将来を決めるものではありません。

と言われました。

しかし、「評価」は往々にして、他との比較や焦りを生じます。そこを乗り越えるのが親御さんの大きな課題です~

と述べられました。

障害を受容していく困難さだと思います。


また、ついつい母親はこどもの成長について、自分の責任ととらえてしまうことが多いのですが、

本人の意思を大切に

「 母 - 子 」という関係を 意識的に一人の人格として 「 わたし - あなた 」と離して見れるととてもいい関係づくりが期待できるとおっしゃられていました。

そして、母親自身にもいい支援者や相談者が必要だとの言葉には
先日から「自立」と「依存」というキーワードが子どものものだけと思っていましたが

私自身の依存先も大切にしていいのだな!と感じました。

一人でなんとかしよう!と思わないようにしよう!とすでに意気込み過ぎている自分に気づかされました..^ ^

今日のお話は、保育の現場で支持されている「こどもへのまなざし」の著者 佐々木正美先生もおっしゃっている乳幼児期の土台になる基本的な愛情、愛着をもった人格の成長という見方と重なり

やっと、健常者でも障害者でも自分らしく、自分の意思を大切に生きるんだという時代になろうとしているんだなと感じました。


昔の「自立」を先生は「野性的自立」と表現され、一人で生きていかなくてはいけないから、ちゃんと能力を身につけなくては、ちゃんと〇〇しなくては..と育てられていたと。

現代の「自立」は、「社会的自立」と表現され、自分自身でチャレンジする気持ちを持てて、困ったときに手伝ってほしい、援助して欲しいと言える力をもつように育てていくことと。


先日、友人がこの通りのことを教えてくれました。

わたしは、「依存先」を場所という風にとらえがちでしたが、

やはり、人にとって大切なのは人的環境すなわちよき理解者なのだと再認識しました。

 
最後に、あるお母さんが

「息子の身体障害と知的障害で将来就労の選択が気にかかる.. と、あとはいいお嫁さんに来ていただけたら」とはにかみながらおっしゃったのがとても共感できて、ほっこりしました。

お嫁さんは先過ぎるかもしれないんですが、母親はそう思ってしまいますよ。正直

だって、母親より他人やのにわが子を愛してくれるお嫁さんに勝るよき理解者はいないんですもん!!

そしたら、なにがあっても彼らは強く優しく生きていけるはず!!!!って

取られてしまうのはさみしいかもしれませんが、そこで母は心の底から

「楽しい子育てしたわ~ありがとう」って言える気がするんです。


最後に、姫島こども園で保護者あてに発行される「視点」は健常児のお母さんであっても

とても心に響く言葉が見つかるはずですのでご紹介させていただきます。
姫島こども園「園だより 視点」→http://suisen.or.jp/himejima_kodomoen/