お彼岸だったから、夫と2人でお墓参りに行ったんだ。
お花を替えて、お線香をあげて、
静かに手を合わせる。
小さな骨壷を抱きながら、
しばらく眺めていた時間は、
心が落ち着く特別なひとときだった。
その後は義母宅へ。
お盆も顔を出さなかったし、
気になっていたから、
今日は「仏壇に手を合わせてくる」ことをゴールにして出かけた。
4ヶ月ぶりの義母は、相変わらず自分の不調の話を止めどなくしてきて、
私の質問にはそこそこ答えるけど、
深く聞こうとするとシャットアウト。
…はいはい、
これぞお義母さんワールド
結局、こちらのことを聞かれることもなく、
虚しさと寂しさだけを持ち帰ることになった。
でもね、
帰りの車の中で初めて夫に言えた。
「お義母さんに優しくできなくてごめんね。
義妹さんに負担かけてるのも申し訳ないと思うけど、どうしても優しくできない自分がいるんだ」
これまで胸の奥にあった言葉を、やっと出せたんだ。
夫は「母は、昔からそういう性格だし、別に気にしてない」と言ってくれた。
思えば半年前、
義母宅を出る玄関で、思わず口から出た言葉は
「クソババア
」

……完全にクソ嫁じゃん、私

それに比べたら、今日はゴールも達成できたし、夫に謝れたし、義母とも会話できた。
よくやったな、私

ただ
やっぱり
「優しくできない自分」を責めてしまう気持ちもある。
進歩したのに、まだ足りないって思ってしまう。
でも、そんな揺れごと抱えながら、
「行けるときに無理なく」で関わっていけたらいいなと思う
