呼吸ワークをしているとき
私は緩んでいるつもりになっていた
でも最近
なんとなく抜けていない場所があるような
違和感が残り続けていて
どこが力んでいるのか
自分ではつかみにくかった
そこで漸進的筋弛緩法を試してみた
あえて筋肉にギュッと力を入れてから
ふっと抜く方法
やってみたら
普段は気づけなかった無意識の緊張が
浮き上がってきた
肩こりがひどい私の場合
肩甲骨の間や僧帽筋の上の方に
ずっと細く力が入り続けていたことに気づけた
さらに
肩を後ろに引いて
首を反らし
顎を天井に突き出す動きをやってみた
その後、力を抜くと
首から肩にかけてのラインが
じわーっと温かくなり
三角筋あたりまでゆるゆると
ほどけていく感覚が広がった
首のうしろにもじんわりと温かさが流れて
呼吸が自然に深く入ってくるのを感じた
首の可動域や肩甲骨の動きも広がっていく
カラダは軽くなり
胸がひらいて気持ちまでもふっと軽くなる
この緩んだ瞬間が続く時間を
繰り返しながら少しずつ長くしていけたらいいなと思う
緩みは一気に完成するものではなく
何度も繰り返しながら
身体が安心を学んでいくものなのかもしれない
呼吸でゆるめる日もあれば
今日のように動きで抜け道をつくってあげた方が入りやすい日もある
だからこそ
緩むための入り口をいくつも持っておくことは
自分にとっての安心の選択肢を増やすことにつながると思った
私の緩み方の持ち札がまたひとつ増えた日だった