蛋白分解酵素(トリプターゼ)と蛋白分解酵素抑制因子の関係を解説します | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

ニキビや酒さの皮膚でなにが起こっているかを解説します。

なるべくわかりやすく解説しているつもりですが、よろしくお願いします。

ストレスや食生活の変化でアクネ菌が皮膚で増加します。

アクネ菌はヒトの中で生き延びようとして蛋白分解酵素を放出します。

肥満細胞という細菌をやっつける細胞が、アクネ菌がだした

蛋白分解酵素を察知して、トリプターゼというこれまた蛋白分解酵素を

放出してアクネ菌を溶解しようとします。アクネ菌も蛋白からなるので

蛋白分解酵素で分解することが可能なのです。

蛋白分解酵素はアクネ菌をやっつけるだけでなく、血管の内側に存在する

血管内皮細胞のPAR-2という受容体に結合して、血管内皮細胞を活性化して

血管を拡張させて顔を赤くしてしまうのです。

 

赤ら顔の原因は、血管が拡張してしまうことなのです。その大きな原因が

蛋白分解酵素の過剰生産ということなのです。

 

蛋白分解酵素がPAR-2に結合するのを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

 

蛋白分解酵素に結合する物質を作り、蛋白分解酵素がPAR-2に結合できなくしてしまえばいいのです。

これだけのことで血管が閉じ、赤ら顔が治るのです。 蛋白分解酵素は血管を

拡張させるだけでなく、皮膚に炎症を起こし、皮脂の分泌を促進することも判明しました。 

ニキビ、赤ら顔治療のポイントは蛋白分解酵素を抑制することです。

蛋白分解酵素抑制因子を配合しているのは

赤ら顔ローション8400円

濃度100%の植物エキスからなる植物エキスローション7280円

の2つです。