Dr.亀山のオフィシャルブログ
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2018-08-22 12:00:44

ビタミンCと一緒にビタミンB群 とレチノールを塗ったり導入すると毛穴がしまり、白くなります

テーマ:ブログ

前回ビタミンCは、血管の内側にある内皮細胞を大きくして、細胞同士の接着を密にして

細胞から炎症性細胞が外にでてサイトカインや活性酸素を放出して

炎症を起こすのを抑えると報告しました。

 

皮膚に炎症が起きると赤くなり、弱い炎症が長く継続すると

炎症による老化、シワ、タルミ、シミを起こします。

 

ビタミンBは酸化したビタミンCを還元してビタミンCの作用を強化する以外に

NF-ϰBという転写因子を抑制して炎症を起こすサイトカインの合成を抑制したり

コラーゲンの合成を促進したり、美白作用を発揮します。

 

ビタミンAはアンチエイジング作用を発揮します。

また美白作用、皮脂分泌抑制作用も知られています。

青山ヒフ科クリニックでは安定型レチノールの誘導体 パルミチン酸レチノールを使用しています。

市販のものよりも高濃度ですが、刺激症状がきわめて少ないという特徴を持っています。

眼周囲のシワにレチノールを使用しました。使用前

3か月使用後です。シワがなくなり、色も白くなっています。

ビタミンA、レチノールはビタミンCやB群同様に、炎症を抑える作用、皮脂分泌抑制作用、を持っています。

ですからビタミンA,B,Cを一緒に皮膚に浸透させることでより強い毛穴縮小効果やアンチエイジング作用を

期待できるわけです。

 

 

上の方には本人の右にレチノールのみ(向かって左になります)

本人の左にレチノールビタミンCを等量電子穿孔で導入しました。

導入直後は両側とも赤みはなく、また導入効果に差はありませんでした。

2日後にはレチノールとビタミンCの両方を導入した左側のほう(向かって右のほう)が

右側よりリフトアップして、口角も上がっているのがわかります。

また、触った場合の質感も左の方が毛穴感がなくすべすべしています。

 

ということでビタミンCとレチノールの相性はすごくいいということが判明しました。

ビタミンB群とビタミンCの相性がいいことはすでに毛穴レスローション カクテル美白リフトアップローションや

集中毛穴レスコースで証明済ですね。

ですからビタミンA,B,Cの相性はいいということになりました。

 

 

 

 

 

 

2018-08-20 12:12:56

ビタミンCは血管内皮細胞を大きくして、血流は増加させるけれど炎症を抑えます

テーマ:ブログ

ビタミンCをイオン導入したりスキンケアを継続すると

肌がとても白くなります。

そして肌の代謝が良くなり、コラーゲンの合成や表皮細胞の増殖も上がり、アンチエイジング作用を発揮します。

代謝が上がるということは血流が増加して、血管も拡張して赤くなるはずなのに

なんで、ビタミンCが皮膚に大量にあると、赤みがなくなるのだろう?

これが僕にとっては長い間疑問でした。

 

最近、それを解決するとてても興味深い論文があったので報告します。

微小血管の内側には内皮細胞は並んでいます。

細胞同士の間には隙間があり、この隙間を好中球、リンパ球などの炎症を起こす細胞は

通り抜けて、皮膚に侵入して細菌やウィルスをやっつけるために活性酸素や蛋白分解酵素を

放出して、皮膚の赤み、炎症を起こします。

このような状態を血管の透過性が高いといいます。

ビタミンCが大量に皮膚に浸透すると、内皮細胞は大きくなり、

隣の細胞との接着面積がひろがり、接着も密となり、炎症性細胞が外に出ることができなくなります。

その結果、炎症を起こすサイトカインや活性酸素、蛋白分解酵素が血管の外で産生されなくなり

赤みが減り、肌は白くなります。

そして血管は拡張しているので皮膚の代謝が上がるわけです。

 

ビタミンCは微小管という小さな細胞内のチューブを伸ばしたり、縮小させたりして

細胞の大きさをコントロールしているのです。

 

微小管は細胞の骨格をなしていて、細胞の運動などに関与しています。

この手があったかあと、妙に心が躍ってしまいました。

細胞が大きくなれば、血管は拡張するけれども、細胞数の増加なしに

細胞間同士の接着を密接にすることができます。

 

ビタミンCはさらに炎症性細胞による活性酸素、蛋白分解酵素、サイトカインの放出を抑制

してより強力に無駄な炎症を抑えます。

そしてビタミンCの作用を強化するのが、ビタミンB群とビタミンAです。

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ですから僕が集中毛穴レスコース後に肌の色が白くなった理由が納得できました。

これはビタミンCとB群をイオン導入と電子穿孔で皮膚に浸透させるトリートメントです。

 

 

 

 

 

2018-08-18 12:00:00

ニキビダニ(デモデックス)が起こす症状:毛穴に一致した丘疹、膿疱、細かい鱗屑と赤ら顔です

テーマ:ブログ

前回赤ら顔の原因として ニキビダニ(デモデックス)があるという話をしました。

 

ビタミンA,B,Cやトラネキサム酸の外用、イオン導入、電子穿孔をして速やかに良くならない場合、ニキビダニが原因の可能性があります。

またビタミンA,B,Cなど通常の赤ら顔の治療をして赤ら顔がずっと低下した状態が継続する方と、数日でもとに戻ってしまう方もいます。

数日で戻る場合、ニキビダニの関与があるかどうかも現在調査中です。

 

ニキビダニは成人ではほぼ100%の方が毛穴に存在しています。

通常はその数は毛穴1つに付き1匹以下なのです。

 

ニキビダニは皮脂を餌としているのですが、ストレスなどで皮脂分泌が増加すると、アクネ菌同様にその数が増加します。

 

数が増加してもニキビダニに対する免疫反応が起こらない場合、皮膚の表面に細かい米ぬか様の鱗屑が付着します。皮膚の色は正常からやや赤くなります。

 

これを皮膚科的には Pityriasis folliculorum (ニキビダニによる粃糠疹)といいます。

日本人には少ないタイプだと思います。

 

上の左の図が治療前です。口角なら紅斑の上に白い鱗屑がたくさんあります。

メスでこすると、鱗屑がポロポロ剥けます。

 

脂漏性皮膚炎や癜風の原因であるマラセチアというカビがこのような発疹を体に起こすことがあります。

顔だけに発症する癜風は通常ありません。

顕微鏡で調べてもマラセチアはいませんでした。

 

脂漏性皮膚炎ならこのような発疹を起こすことはありますが、通常は白い細かい鱗屑はつきません。

 

脂漏性皮膚炎ならビタミンABCの外用や導入で効果があるはずですが無効でした。

癜風ならニゾラールクリームが有効なはずですが、無効でした。

 

ニキビダニに対する治療をしたらよくなりました。

論文で報告されている ニキビダニによる粃糠疹のやや赤みが強いタイプと推測しています。

台湾から出たニキビダニの論文で口周囲に発疹が出現すると報告されています。

Demodicosis:A clinicopathological study J AM ACAD DERMATOL 2009 TAIWAN より転載

この例では口周囲のあかみが強く、丘疹、膿疱があり、膿疱丘疹性の酒さが口周囲の実に出現した感じです。

いずれにしてもこの患者様の症状とは異なります。

ニキビダニによる症状は、固定観念を持たずにいろいろな症状をとる可能性が強いとみて

皮膚を診察することが必要です。

 

また酒さが重症になると、頬全体が赤くなり、ニキビ用の丘疹が生じます。

一部の丘疹の中央には白い膿(膿疱)が付着します。

これを膿疱丘疹型の酒さといいます。

ニキビダニに対して免疫反応が起こるとこのタイプの症状を呈します。

 

ニキビダニが真皮に侵入すると、免疫反応がおきます。

免疫反応の結果、毛穴に生息するダニの数は低下します。

2週間の治療で膿疱、丘疹は消失しています。

 

日本人の場合、欧米人とは異なった臨床症状をとる可能性があります。

 


 

 

 

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