PRPの作り方 | 青山エルクリニック院長ブログ

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美容外科・美容皮膚科・形成外科 (医)青真会 青山エルクリニック理事長・院長。
糸リフト、最新機器によるリフトアップ治療、PRP皮膚再生療法、PRP育毛治療、メソセラピー、ヒアルロン酸、ボトックス注射など
形成外科専門医 医学博士

こんにちは。

青山エルクリニック院長の杉野宏子です。

先日PRP治療について発表したので、もう少しPRPについてご説明しようと思います。

 

PRPとは  Platelet Rich Plasma の頭文字を取った略で、
日本語では
多血小板血漿 と呼びます。

濃縮された自分の血小板を含んでいる血漿のことです。

血小板の正常値 15万~40万個/μLですが、
それを 27 に濃縮しています。

 

自己組織なので安全であり、

治療は低侵襲で、ダウンタイムが短いです。

血小板から放出される成長因子

自分自身の組織をつくる細胞を刺激し、

コラーゲンやヒアルロン酸、皮膚の細胞、血管などが作られます。


当院ではPRPの作成に MyCells(マイセル)という

PRP作成用キットを使用します。

採血からPRP作成まで閉鎖式チューブ内で可能なので、

異物や細菌の混入がありません。

 

まず患者様から
1チューブあたり10mlの採血を行います。


 

採血が終わったら遠心分離器に入れ、高速回転します。

真ん中にジェルセパレーターがあり、その下が赤血球、
上の透明な黄色の液体が血漿です。

 

遠心分離した血漿の上の部分は

PPPという血小板の少ない血漿です。
下の部分がPRP 血小板の多い血漿です。

 


 

PPPは吸引して廃棄して、
ジェルセパレーターの上に血漿を1ml残します。
その血漿を静かに試験管壁やセパレーターの上に吹き付けながら撹拌し、

血小板を血漿の中に混ぜていきます。
この操作がとても重要なんです。
これで血小板濃度が5~7倍になります。

 

1mlのPRPができあがりました。

注入用の1ml注射器に吸引して、細い針を付けます。



これで注入の準備が出来上がりました。

 

次回は当院で行っている注入方法の各種を紹介します。

 

PRP治療料金(いずれも税別) 

マイセル 1kit    

110,000円

マイセル 2kit   

 170,000円

マイセル 3kit     230,000円
マイセル 4kit     320,000円

 

http://www.aoyama-eluclinic.com/