コメンテーター  奥田英朗 | 青子の本棚

青子の本棚

「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤本和子
  ☆椅子にのぼって世界を覗こう。

 

 

 

 

お久しぶりの伊良部センセ。

帯によると17年ぶりだそうです。

 

看護師:マユミちゃんとのコンビは相変わらずですが、なんかパワーがダウン落ちた???ような毒少な目。

 

以前はね、いやぁそれはないわバイバイ感がハンパなくて、もっとぶっ飛んでたよーな気がします。

シリーズの巻を経るごとに、意外性が減少しているようにも感じます。

 

それとも、私が寛容になったってことでしょうか。

もしかして、私が伊良部に近づいた?ゲッソリガーン

それは、ヤバいかも。。。汗うさぎ

 

 

 

 

 コメンテーター

午後のワイドショー『グッタイム』の視聴率アップを狙い、美人精神科医のコメンテーター捜しを、敏腕プロデューサー:宮下から言いつかった畑山圭介が、大学時代のコネを使い、辿り着いたのは伊良部総合病院だった。しかし、リモート出演することになったのは、美人女医でもイケメンでもなく、でっぷりとした中年の精神科医:伊良部一郎と不愛想なナース:マユミだった。予想に反して得られた高視聴率のその理由は……。

 

相変わらず注射予防接種好きの伊良部先生。

今回は、コロナ禍ということで、ワクチン接種が毎日見れて、コロナ万歳の日々を送っている伊良部センセですが、なんとコロナに罹患してました。

原因は、マユミちゃんのロックバンド:ブラック・ヴァンパイアのライブでクラスターが発生し、マユミちゃんは無症状なのに、伊良部先生は、高熱に苦しんだ様です。笑

 

コメントで披露された「集団免疫=全員ゾンビ」説は笑えるけど、ゾンビって一回死んでるんじゃなかったっけ?笑ううさぎ

 

今回の患者さんは、依存症+注意欠如・多動性障害と診断された視聴率にこだわる数字至上主義の宮下P。

これは、正直どーでもよかったけど。。。

 

 

 ラジオ体操第2

患者:福本克己 オフィス機器メーカー勤務。

病名:パニック障害

症状:過呼吸

治療:アンガーマネージメント

 

インストラクターとして、かつて先端恐怖症だった元患者:猪野さんが友情出演?してます。

日常生活で頻繁に遭遇するさまざまな怒り。むかつき

だけど面倒を避け、怒れないことで蓄積されていく不満が、積もり積もって爆弾過呼吸症状が発症。

 

威嚇しても、実際に暴力を振るうのは一割以下で、そうなったらなったで多額の慰謝料請求すればよいと嘯く伊良部先生。

でも、暴力受けて痛いのは嫌だよなぁ。と思う私も、もしかして、過呼吸症候群予備軍なのか。

いかん、いかん、洗脳されるな。

 

そして、解決策に使われるのが「ラジオ体操第2」というのが、何気に脱力魂が抜けるします。

訳わからんけど、確かに戦意喪失は間違いなしですね。

 

 

 うっかり億万長者

患者:河合保彦 デイ・トレーダー。

病名:パニック障害

治療:大金を使う。

 

デイトレードで”うっかり”億万長者札束になってしまった保彦は、一日たりとも株式市況から目が離せなません。

しかし、伊良部の母の飼い犬:パンジーに指を噛まれ、無理やり伊良部病院へ搬送され、精密検査の結果、パニック障害の診断を受け、伊良部が診ることになるのですが、治療と称し大散財を唆し指導します。

 

高級ケータリングに、高級マンション、ベンツに、クルーザーに、ビル……。

どんどんエスカレートしていく伊良部&マユミちゃんの要求に、最終的に、保彦が選んだお金の使い道は……。

うーん、良い決断だね。ピンクハート

 

 

 ピアノ・レッスン

患者:藤原友香 ピアニスト。

病名:広場恐怖症

症状:閉所恐怖、お腹が鳴るピリピリ

治療:ブラック・ヴァンパイアのライブに助っ人参加。(我儘になる?)

 

新幹線、コンサート会場、トンネル通過、ヘリコプター、高速道路と、どんどん酷くなる症状に伊良部が指導したのが、マネージャーの宮里との”しりとり”。

”しりとり”に集中することで、意識を紛らす。

なるほどね。

でも、これが、結構おかしい。

けど本人には、別のストレスになるかも。

 

火吹き炎パフォーマンス付きのライブギタードラムは、お腹が鳴っても聞こえないだろうけど、地下のライブハウスは、閉じられた空間なので怖いんじゃない?

 

しかし、やしの木南の島のルーズゆるゆる野外ライブは最強。

天井も壁もないし、開演時間もだいたいで、お客さんもビール生ビール飲みながらなんて、これこそキラキラ王道。

やっぱり、ゆる~い生活が一番だね。

 

 

 パレード

患者:北野裕也 大学三年生。

病名:社交不安障害(対人恐怖症)

症状:吃音、赤面症

治療:グループ・セッション(恥を捨てる?)

 

不登校の中学二年生:マサルとのグループ・セッションは、老人ホームでボランティアなんだけど、実はアルバイト。

在日イラン人会でも、ペルシャ絨毯の値引きのバーターとして働かされてます。

やっぱり、たち悪いね伊良部先生。

 

そして、最後に行動療法として行ったのが、渋谷のハロウィンハロウィン仮装。

メイドカフェのコスチュームは、通行人に人気で盛り上がったのですが、その後、恥を捨てるためにと彼らに与えられた衣装は……。

 

これって、”治療”なんですかね。ガーンドクロ

センセ、自分が楽しんじゃってるし。

でも、治せば名医なんやろな。予防接種

 

 

 

本 死にはしないから気にしないことだね