オジサンの案内でA08-63:ゴールディ・ポンドを目指すエマとレイ。彼らの前に現れた野良鬼は、傷ついても再生を繰り返し、減らないばかりか仲間を呼んで増え続ける。それでも何も教えてくれないオジサンの行動から、身の隠し方、危険の察知、鬼への対処方法を学習する二人。しかし、一日目にして持参した銃弾は半分以下になり、目的地到着を明日へと控えた三日目、業を煮やしたエマが宣言する。「私がオジサンを助けてあげる」
このオジサン曲者で、最初からエマたちのうち一人を見殺しにし、残った一人を連れ帰るというとんでもない計画を企てていました。
ひぇ~。
ゴールディ・ポンドへの案内を了承したのも、そのためだったなんて……。
なので、エマたちが鬼にやられそうになっても積極的には介入せず、付かず離れずの微妙な距離を保っていました。
しかし、エマの例の「みんなで生き残ろう」精神の発揮によって、そんな心がぐらりと揺れるのですが、時すでに遅し、エマが鬼にさらわれてしまいます。
その鬼こそが、知性鬼である”密猟者”でした。
さらわれたエマが目覚めた場所は、まるで絵本の中のように可愛らしい村、シークレット・ガーデン:「秘密の猟場」。
しかし、そこは鬼の貴族:バイヨン卿の私的施設で、三日に一度、時間限定で猟が行われていました。
狩られるのは、もちろん子供たち。
狩られて減った数は、農園から秘密裏に補充され、常に一定数の生きた子供たちが確保されています。
もしかして、ノーマンも……。
と思ったのですが、残念、補充元はバイヨン卿の息のかかるグランド・ヴァレー農園に限られていました。
でも、他にも同じことしている鬼いそうやし、ノーマン生きてるかも。。。
とは、私の希望的観測です。
そして、その猟場こそが、なんとエマたちが目指していたゴールディ・ボンドだったのです。
えーっ、なんで?
ミネルヴァさんって信用して大丈夫な人?
どんなときでもブレない”たらし”のエマは、そこでも、子供たちを助け……。
このパターン、ちょっと飽きてきた。
また、仲間増えてるし。。。
でも、お子達には、このメッセージは必要なんだな。
しかし、オトナな私は、単純にエマの義憤を喜べず、鬼たちのしてることって、かつて王様や殿様が森の動物たちにしてきたことと一緒やんと、知性鬼に人間を重ねてしまうのです。
命を繋ぐためならいざ知らず、って思うと、じゃあ農園はセーフなのか?となっちゃうしね。
人間は特別って思うしかないのかなぁ。
悩ましい問題ですね。
まぁ、そこは置いといて物語に戻りますと、バイヨン卿の客で本能に従い猟を楽しむ鬼:レウウィス大公の登場で、また一波乱ありそうです。
そして、G・V農園出身の生き残りの子どもたちを指導する大人:ルーカス(オジサンの友人、生きてたんや)を紹介されたエマは、森へと抜ける穴の奥にある鍵のかかったミネルヴァさんの”扉”の存在を教えられます。
一方、改心?したオジサンは、レイとともにエマを助けるためG・Pの地下にある猟場へ。
相変わらず気になるところで to be continued
過去は 変えられ ないし
死者の 代わり なんて いない
それでも
仲間の想いを 継ぐことは できるよ…!
【おまけ】
◆G・*
G・F……グレイス・フィールド(エマたちのいた農園)
G・B……グローリー・ベル(オジサンのいた農園)
G・P……ゴールディ・ポンド(猟場)
G・V……グランド・ヴァレー(バイヨン卿御用達の農園)
みんな”G”で始まってるのは、なんか意味があるのかなぁ。
気になります。
まさか、26個はないよね。