弁護士は六法全書を丸暗記している? | 東京 弁護士 で 労働問題 労務問題 契約書チェック の専門弁護士のブログ

まずは理解してもらう

 

あなた法律を

知っていますか?

 

 

 

よく弁護士をしていると

 

六法全書を丸暗記しているのですか?

  

と聞かれます

 

 

 

実際はそんなことはありません

 

 

 

日本にはたくさんの法律があり

それを丸暗記するなんてことは

不可能です

 

 

わたしたちは

六法全書を見ながら

今回の相談内容を解決する

法律はなにか考えます

 

 

 

 

あなたも料理をつくるとき

家に残っている食材を見ながら

何をつくろうか考えると思います

 

 

 

そして本やネットで

その材料の調理方法を探すと

思います

 

 

 

弁護士の頭のなかは

これに近いと思います

 

 

 

相談内容から依頼者の意向を聞き

 

それを解決するための法律は

なにか考える 

 

そしてそれを適用するとどうなるか

回答する

 

 

 

簡単そうですが

意外と難しいですガーン

 

 

 

使っている条文

 

 

 

例えば交通事故

 

 

これは民法709条の

不法行為

という条文が適用されます

 

 

 

この条文にもとづき

損害賠償請求をします

 

 

 

他にも不貞をした場合の

損害賠償請求

 

 

 

これも民法709条の

不法行為です

 

 

 

このように契約関係などにない人が

損害賠償請求をする際に使われる

条文です

 

 

 

他方契約関係にある場合

 

 

 

例えば売買契約をしたのに

物を渡してくれない

 

 

 

渡してくれなかったために

損害が発生した

 

 

 

こんなときは

債務不履行にもとづく損害賠償請求

をします

 

 

民法415条に記載してあります

 

 

 

このように弁護士は

依頼内容に適した条文を探し出し

それを適用します

 

 

 

条文の文言の解釈に

争いがある

今回の相談でこの条文を

適用していいか分からない

 

 

 

そんなときは過去の裁判例

探して検討します

 

 

 

このように弁護士は

すべての条文を暗記している

わけではありません

 

 

 

むしろ条文をどう使うかが

大切なのです

 

 

法律問題は弁護士でも

悩むことがたくさんあります

 

 

 

一般の方ではなかなか

難しいことが多いです

 

 

 

弁護士の仕事が少しでも分かれば

相談をしやすくなると思います

 

 

 

まだまだ法律事務所に行くのは

気が引けるという方が多いと思います

 

 

 

弁護士が少しでも身近になるよう

頑張りたいものです

 

 

 

法律の問題が生じた際は

弁護士に相談することを

おすすめします

 

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