【看取り】命の灯が消える瞬間(その2) | アロマリンパ&チャクラマッサージと禅タロットセラピーで心身を開放☆アロマサロンリラクシン

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緩和アロマセラピストの松浦智恵美ですベル

 

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 アロマサロン リラクシンは

 広島市安佐北区に移転しました

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前日の続きです。

 

 

ロウソクの炎が

静かにフッと消えるように・・・

 

 

その瞬間を、

 

 

私は目撃しました。

 

 

息を吸って、そのまま...

 

 

「息を引き取る」と言いますが、

本当にそうなんだって思いました。

(例外もあるかもしれません)

 

image

 

 

その約1時間半前、

夕食をとっているとき、施設から

電話がありました。

 

 

「ちょっと呼吸がおかしいので

 来てください」

 

 

”危篤状態なので急いで来て下さい”

という感じで言われなかったので

(病院ではなく施設だから?)

緊急性を感じなかった。

 

 

なので、

 

夫も私も慌てることもなく

普通に食事を終え片付けてから行きました。

 

それと、

 

私が東京出張から帰った翌日の未明に

呼び出され、緊張が走りましたが

行ってみると容体は落ち着いてた

ということがあったので、

今回も同じように思ってた。

 

 

施設に到着したのは、20時10分ごろ。

亡くなる30分前でした。

 

 

指には、血中酸素濃度を測る

オキシメーターを付けられていた。

 

あとは、

延命措置は取っていないので

酸素を吸入するための

鼻カニューレ装着のみ。

 

 

到着した家族の私たちに、介護職員の方が、

「電話をした時は呼吸がおかしかったのですが

 今は、落ち着かれています」

 

と状況を説明してくださった。

 

 

言われるように、

呼吸は、いわゆる”普通”ではないけれど、

数日前から同じ様子に見えたので

 

その時はまさか、

30分後にその時がやってこようとは

夢にも思いませんでした。

 

 

ただ、

手指に挟んでいるオキシメーターの

数値がエラーになっている。

 

 

ただことではない事を

エラーの表示が伝えてた。

 

image

 

 

私は、ベッドの足元の位置に座り、

義父の姿を見守ってた。

 

 

亡くなる直前は、

 

突然大きく息を深く吸って吐く、

そのあと静かに呼吸が止まる、

と噂で聞いていたので

 

義父の呼吸を見ていると

それはないのでまだこのままの

状態がしばらくは続くだろうと思ってた。

 

 

つい数ヶ月前の

コロナ入院する前の義父は、

いつも完食する丈夫な胃袋を持つ

元気な義父だったのだ。

 

そう簡単に、

逝かれるはずがない、と...

 

 

目を閉じられている。

口は大きく開けられ、

大きく息を吸って、吐く、を繰り返す。

 

 

20分ぐらい経った頃だろうか

 

吸ったあと、息を吐くまで

少し時間がかかる時があることに気がついた。

 

 

!?

 

まるで無呼吸症候群のような状態になる。

 

 

足元を軽くトントンと叩きながら、

 

「お義父さんビックリマークお義父さんビックリマーク

 息を吐いて、息を吐いて下さい!!

 

 

そう声をかけると、

 

数秒後に、

 

プハーといった感じで、

息を吐く。

 

 

「プハーっ」って感じで

私まで、一緒になってハァハァしてた。

 

その光景は、ちょっと

出産に立ち会うご主人に

似ているかもしれない。笑

 

 

その無呼吸状態が、

15分ぐらいの間に、

4〜5回あった気がします。

 

 

その時、驚いたことがありました。

 

 

あれは、亡くなる直前の出来事。。。

 

手指に挟んでいた

オキシメーター数値が、

狂ったように変動を起こしたのです。

 

酸素濃度が75になったかと思うと

すぐさまエラーになったり、

また70に戻ったり、

脈拍が、突然190になったかと思うと

50になったりと、

 

計測器が突然壊れたかのような

反応を示しました。

 

 あれ?あれ?

 どうなってる??

 

と思いながら、

 

義父の顔を見ると、

 

 

「え?息してなくない?」

 

 

ほんとに瞬間の出来事。

 

 

 

慌てて、

(3人が)枕元に駆け寄って

 

「お義父さん、息吐いて、

 息を吐いて下さい」

 

と言いながら肩のあたりを

何度も軽く叩きましたが、

反応はありません。

 

目の前にあった置き時計を見ると

20時40分をさしていました。

 

 

息子2人と長男の嫁が見守る中、

 

義父は本当に、

静かに息を引き取りました。

 

 

 

 

息を吸って、吐いて。。。

 

当たり前のことだけど、

この世と、あの世を繋いでいるのは、

 

呼吸なのだ。

 

 

 

そして、

 

義父は享年95歳で永眠。

 

95年間というのは

人間の寿命としては長いけれど、

 

この世にいる時間は

長いようで短いと思った。

 

 

あの世に行かれた(逝かれた)

というよりも、

 

あの世に帰られた(還られた)

元の居場所に戻られた。

 

 

そのように思えてなリませんでした。

 

 

 

もう、痛くはない。

もう、苦しくはない。

 

安らかな、

仏様のような表情でした。

 

 

でも。。。

 

 

その時はまだ

旅立たれたという実感はなく、

 

今にもまた息を吹き返されるような

今にも突然目を開かれるような

 

気がして、

なりませんでした。

 

 

 

お義父さん、

旅立ちの時にをそばにいさせてもらえて

本当に心から感謝です。

 

と、

 

心の中で手を合わせていた嫁でした。

 

 

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