心のケアは禅タロット、
身体のケアはアロマで癒す
緩和アロマセラピストの松浦智恵美です
私がお世話になってた
（コロナでもう過去形だわ）病院は、
ボランティアの受け入れが多く、
緩和ケア病棟の他に、
一般病棟（産科）
外来
乳児院
絵本の読み聞かせ
図書サービスなど
さまざまなボランティア活動がある。
その為、エレベーターに乗っていると
緩和ケア病棟以外の活動に入っている
ボランティアともよく出会ってた。
「どこで活動しているんですか？」
と、よく聞かれた。
ま、時候の挨拶みたいなもんだね。
「緩和ケア病棟です」
と言うと、
「え？、緩和ケア病棟？
すごいですね！
私なんて、とても出来ないわ。
尊敬しちゃいます」
とまぁ、
だいたいこんなふうに言われることが多い。
他の活動場所に比べ
緩和ケア病棟が優れている
なんてことは全然ないのに...
だから最初はその反応に
ビックリしたものだ。
私の場合、
知らぬが仏。^^;;
緩和ケア病棟というところが、
末期がん患者さんが、
がん治療を中止して、
痛みを緩和し最後の時間を
自分らしく過ごす場所
という程度の知識はあったけど、
実際、末期がんの方を
看取ったわけでも
看病したわけでもなかったので
気楽に活動先を選べたのかもしれない。
ホント、知らぬが仏よね。^^;;
下手に知らない方が、
やれちゃうこともある。
だけどね、思うんですけどね、
人は誰しも、最後を迎えるわけで、
昔は、３世帯家族が当たり前で
お爺ちゃん、お婆ちゃんがいた。
核家族になって
シングル家庭も増えてきて、
最後を迎えた時の生活
または、
老いの生活を
見る機会というか
共に生活する機会が、
本当に少なくなったから、
どう接したら良いかわからない
私には無理...
ってなっちゃうんじゃないかな
緩和ケア病棟は、
「死」と向き合う場でもあるから
確かに、関わり方に
配慮がとても必要な場だと思います。
だからこそ、
私は、ここで活動させてもらって、
最後の時間を、
どんな思いを持って
どんな生活をされているのかを
たくさん見させてもらったし
関わり方も勉強になりました。
すごっく貴重で
ありがたい場所だった。
まだまだ、教えてもらいたいことが
いっぱいある。
緩和ケア病棟は
ある意味特殊な場所かも
しれないけど、
それだけに、
日常では気づけない大切なことを
気づかせてもらえる。
このように書くと、
”緩和ケア病棟を、
自分の都合で利用してる”
って思うかな。
そうね。
そう思われても
仕方ないかもしれないけど、
だけど、
活動を続けてきて今思うのは、
こういうと
失礼かもしれないけれど、
たくさんの人生を、ありのままに
見せてもらえて有難いと思った。
痛みと闘いながら生きている
人たちの最後の時間に
居させてもらって有難いと思った。
かけがえのない「命」を
見せてもらった。
緩和ケアのボランティア活動して
本当に良かったと思ってる。
まだしばらく先のことだと思うけど、
コロナ禍が落ち着いて、
ボランティア活動が再開して
緩和ケア病棟や高齢者施設など、
ターミナルケアのための、
ボランティア活動をしたいな
と思っている人の参考になったら嬉しいです。
これからも、時々病院ボランティアのこと
書いていこうと思います。^^
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