心のケアは禅タロット、
身体のケアはアロマで癒す
緩和アロマセラピストの松浦智恵美です
今の季節、
住宅街を歩いていると
フローラルな香りが漂ってくる。
沈丁花である。
嗅覚だけでなく、
視覚的にも
ピンクや白色の可愛らしい
ミニブーケに癒されますね。
香りの強さは、とても強いし
いい香りがしますから、
「精油」もあるんですか？
と、聞かれることがあります。
「確かにね。
でも無いんです（おそらく）」
フレグランスオイルであれば、
沈丁花の香りはあります。
沈丁花は、
精油として向かないようです。
あんなにいい香りがするのに...
何も、精油に拘ることはないですね。
フレグランスオイル（※）でも、いい香りです。
※フレグランスオイルとは
化学合成して作られた人口香料のこと
生のお花だって…。
自然界の「芳香浴」なら、いつでもできる
香りの力って、すごいですよ。
そう、自然界に溢れる「香り」の力が
「認知症」の予防にもなるんです。
日常生活の中の
香りや匂いを意識して、嗅いで、
心地よい気持ちになることで、
脳の海馬、という部位を刺激され
活性化します。
海馬ちゃん？は、
いい香りの刺激が好きなのね^ ^
介護施設で認知症のご高齢者さんに
アロママッサージをしようとすると、
「私、匂いが分からないから...」と
辞退されることがありますが、
「大丈夫。
むしろ、匂いが分からなくても
香りに触れた方がいいんですよ」
と言ってアロママッサージします。
認知症で、物忘れが多くなるのは、
海馬というところの脳障害が原因だと
言われています。
海馬の障害は、
嗅神経の細胞が壊れるのが最初の症状に
現れることが分かってきました。
この嗅神経を再生すれば、
海馬も活性化する。
ということらしいです。
そして、
希望が持てることが、
嗅神経は、
脳の中でも、例外的に再生能力が高い
というのです
認知症のご高齢者さんに、
定期的にしていると
確かにその変化を実感します。
お鼻が利かなくても
手で触れる効果も手伝って
お顔の表情が豊かになって
生き生きとして来られますもん
専門家に聞くところによりますと、
認知症は、
２０年、３０年、という
長期的なスパンで進行していく
病気なのだそうです。
予防のために、
今から意識して
生活するといいかもしれませんね。
旬な食材
街に薫る風
庭木や草花
私たちの生活には
沢山の香りに包まれていますから
だいぶ、暖かくなりました。
（風が「強いけど
）
春の息吹を脳にたくさん、
送り込んであげよう。
嗅神経を刺激して
生きている「今」を感じよう
一日も早く
ご高齢者さんへアロマケア活動の
再開を願っています
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