今からキミを、好きになってもいいですか80 | 「蒼い月の本棚」~小説とハムスター(ハムちゃん日記はお休み中)~

「蒼い月の本棚」~小説とハムスター(ハムちゃん日記はお休み中)~

趣味で小説を書いています。絵を描いたり写真を撮ったり、工作をしたり書道をしたり、趣味たくさんです。古典で人生変わりました。戦国時代&お城好き。百人一首とにかく好き。2016年、夢叶って小説家デビューできました。のんびり更新ですが、どうぞよろしくお願いします。





すいません💦
間違えてアメ限でアップしていたので、すぐに一般に公開し直しました。



第1話はこちら↓




……………………………




着替えとかそういう意味じゃなくて、露出のこと。これだけはいくら晃司さんの要求でも、応えることができない。だから、いつも先に断りを入れておくようにしていた。

『言っておくけど、絶対に脱ぎません』
『当たり前だろ?ここで脱がれたら、こっちが困る。とにかく、しゃべってないで早く水を飲め』

話をさっさと切り上げて、私にコップを握らせると、その上から両手でそっと包むようにしながら、私の口へとエスコートしてくれた。言葉は乱暴だけれど、添えられる手は、温かくてとても優しい。水を飲み終えれば、濡れた口元をさっと拭ってくれる。こんなこと、今まで一度もなかった。