ご成婚退会の日の「結婚するのやめました」からの結婚??
この度ご成婚退会なさったのは、葵良縁センターの40代、アラフィフ男子。
初婚のイケメンさんです。
お相手は、少し年下のアラフォー女性。
穏やかで控えめながら、キャリアウーマンでもあります。
紺色のジャケットをビシッと着こなしたシュッとした彼が、遠方から葵良縁センターへ足を運んだくださったのは、風薫る2019年5月。
お見合い風の装いが板についた彼は、聞けば婚活経験者。
葵良縁センターは、彼にとって婚活第2章の相談室となりました。
運命のお見合いは2019年12月。
シフト制の彼は、コンスタントにデートをすることが出来ませんでしたが、2020年4月コロナ禍に「真剣交際」へと駒を進め、6月にご成婚退会となったのです。
コロナの問題もあり、時間は掛りましたがご成婚になりまして、めでたしめでたし。
いやしかし実は一旦はめでたくありませんでした。
プロポーズが成功し、一度は5月にご成婚退会が決まっていたのです。
あの日仲人は、婚活の伴走者として、幸せいっぱいな気持ちで彼のご来室をお待ちしておりました。
ご成婚退会は、いわば婚活の卒業式でもあります。
関係ないけど、ちょっとお化粧も濃い気味に、髪もたくさんカールを施して、意味もなく精一杯きれいにしてお待ちしておったのです。
ピンポーン。
あ、彼が来ました!
笑顔いっぱいでドアを開けます。
「この度は、誠におめでとうございます。」
と、そこに立っていたのは、沈んだ彼。
葬式帰りの様な表情をしています。
あれ?
さすがの仲人も不吉な予感。
緑色のソファに腰掛けた彼は、切々とご自身の正直な気持ちを語り始めました。
「色々あったといえば、あったんです。
今の気持ちでは、どうしても一歩前に進められない。
でも、彼女を嫌いになったわけじゃない。
今も好きです。」
そして、
「平山さんごめん、僕、結婚するのやめます。」
ご成婚退会当日、「結婚やめます」のご報告は、初代仲人も初めての経験でした。
続きは次回。
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それでは皆様、新しい今日を迎えられます様に・・。
ごきげんよう・・。
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