この年末年始も多客臨で大活躍な長ナノの189系ですけれど、
例年と運用がちょっち変わっちゃって、なかなか遭遇出来ません。
「ムーンライト信州」充当の後、白馬から長野へ返却回送を期待していたあたし。
ところがこの年末は白馬到着後、そのまんま新宿・・・正確には豊田なんですけど、
へとんぼ返りして臨時特急「あずさ」に充当されて、長野に戻るのは夜・・・とか。
臨時特急「あずさ」なんて、そんなの八トタの189系で回してくれよぉ・・・みたいな。
結局、昨年末は撮影する機会に恵まれなくてしょんぼりしてたあたしでしたけれど、
今日の午後、臨時特急「かいじ」の送込みで例年通り昼過ぎに篠ノ井線を上がります。
となれば当然、コレを見逃すワケにまわいりませんわ。
それでもお決まりの撮影ポイントで記録してもなぁ・・・てコトで本日はひと山越えて
「冠着ストレート」で狙ってみるコトに。
それでもひと山越えて・・・なんて簡単に言ってますけれど、
峠道の日陰は雪が残っていて、ドキドキハラハラなあたしなのでございます。
189系 N102 特急「かいじ」180号 送込み回送
回9450M 冠着 - 聖高原
初春の穏やかな陽を浴びて冠着山麓を快走する189系N102編成。
「冠着ストレート」での撮影はお初なあたしでしたけれど、
すっきりオーソドックスな編成画が作れるポイントでございますわね。
それでもこのポイント、午後の上り列車は完全順光って聞いてましたけれど、
正直、お顔には陽が当ってませんわよ、残念ながら。
まぁ、季節によってお天道様の位置も変わりますから、時期がアンマッチだったのカモ?
実はど定番画は補機7Dにお任せして、本務機7DⅡは10㎜広角砲で。
あたし的に直線区間をぴゅーって走ってくる画はあんまり好みではないのでね。
だったらナゼに「冠着ストレート」をチョイスするかなぁ? なんてコトは言わないの。
189系 N102 特急「かいじ」180号 送込み回送
回9450M 冠着 - 聖高原
じっと見つめていると眼が痛くなるような冬晴れの下、
甲府へと向かう189系N102編成を狙い撃ち。
長玉で作るオーソドックスな定番画も悪くはないですけれど、
思い切り広角効かせるとスピード感溢れる画になりますわね。
残念なのは空が青一色ってコトかしら?
ただ晴れてれば良いってものでもなくて、空に表情がないとねぇ。
お初の「冠着ストレート」画でしたけれど、
それなりな画が作れましたのでこれはこれで良しとしておきませうか?
国鉄世代の直流特急形電車の決定版として活躍していたのも今は昔。
かつては特急「あさま」号で信濃路を駆け抜けた伝統の長ナノ189系も
今ではこのN102編成を残すのみ。
それでも頑なに走り続ける姿はやっぱりカッコ良いなって思えますわね。
あたし的に1番カッコ良くて、1番好きな189系ですもの、
今年もそのストイックでシブいお姿にあたしを魅了し続けられるのでせうね。