今年の春ごろだったかしら?
地方紙朝刊にこんな記事が掲載されてました。
「飯山にSLを呼ぼう」
その内容はと言えば、飯山線の飯山駅までSLを走らせようってプロジェクト。
これまでも飯山線にSLの入線が隔年的な感じであったのですけれど、
それは長岡と十日町の間でのことで、走っているのはもちろん新潟県。
飯山線って言っても何か違うな・・・みたいな違和感があって。
それでもその記事を読んだ時は、きっと夢物語で終わっちゃって、
実現したとしても何年か先の話だろうって、そう思ってました。
でも・・・あり得ないなんてことはあり得ない。
2016年長野の秋臨、その目玉として44年振りに飯山にSLがやって来ちゃいました!
当初は千曲川の対岸から風景的に・・・なんて作戦練り練りなあたしでしたけれど、
残念ながら初日の本日は雨模様。
となれば作戦変更で列車ガチで狙ってみようってコトで朝の5時に出撃でございます。
雪深い北飯山地方、そして千曲川に浸食されて切り立った段丘に沿うように走る・・・
そんな飯山線を象徴するような場所ってコトでチョイスしたポイントは、
線路の山側に落石・雪崩防止柵が設置されている上境駅-上桑名川駅間。
7時過ぎに現地に到着するとすぐ近くの定番ポイントは
同業者さんと44年振りの煙を見ようと集まった一般の方々で立錐の余地もないくらい。
一瞬、その人出の多さにビビリましたけれど、
あたしが目指すポイントはまるで真空地帯のようにぽっかりと空いていて、
あっさり好位置確保でちょっち拍子抜け。
降り止まぬ晩秋の雨に肩を濡らしつつ、44年振りの煙を待ちます・・・
快速「SL飯山線ロマン」1号 9121レ
C11-325 + 旧客3B
上境 - 上桑名川
本日は小柄な真岡の娘が高崎の旧客3両をエスコート。
実は真岡の小娘なんて侮ってましたけれど、群馬の大型機顔負けの煙っぷり。
44年振りに飯山に戻ってきた煙どころか大爆煙に大興奮なあたしでございます。
画的にはご法度な日の丸構図ちっくですけれど、
ちょっち奥目にレリーズポイント設定して、その分、画の右側に
鉄骨を組み上げたシェードの無骨な雰囲気を残したのですけれど、
いかがでせう・・・?
快速「SL飯山線ロマン」1号 9121レ
C11-325 + 旧客3B
上境 - 上桑名川
お粗末なへっぽこ動画も一応UPしときますわね。
追っかけと思しき車が列車と併走してくるし、
しかもその車が撮影している人たちにクラクション鳴らすし、
ホント、ダメダメ感満載で残念な動画ですけれど、
真岡の娘の爆煙ぶりはスチールよりも動画の方が良いかな?
なんて思ってるあたしですので、よろしければご覧くださいませませ。
本日は飯山駅から長岡駅までの片道運転でしたけれど、
明日は折り返しで飯山駅へと戻ってまいります。
お天気は引き続きビミョーな感じですけれど、
何処でお出迎えしませうかね?