先日、南武線でさよなら運転が行われた中原電車区の205系。
2014年から順次233系に置き換えられてその姿を減らしてきましたけれど、
最後まで残っていたナハ46編成がさよなら運転を終えて本日、
長野へと片道切符での最後の旅路へと就きましたわ。
南武線で最後まで活躍した205系ナハ46編成、
その最期の姿をお見送りに姨捨駅へと行ってまいりました。
姨捨駅
本日は電車の廃車回送ってコトで、エスコートするカマは“長岡の死神”こと、
EF64-1032号機でございます。
双頭連結器装備でカッコ良さはダンチなんですけれど、
いかんせん廃車回送牽引率が高いカマですので、“死神”なんて綽名が・・・
カマを含めると7両と長編成で停車位置もホーム端ぎりぎり。
それでもすぐ脇に踏切がある姨捨駅ですもの心配ご無用。
しかもホームより低い位置でぱしゃり出来たので、迫力のローアン的な感じに。
それにしても、どうにもこうにもフレアが出ちゃってちょっちショックですわ。
姨捨駅
今宵の主役、205系ナハ46側をぱしゃり。
基本番台ではないのがちょっち残念ですけれど、
まさか姨捨駅に南武線の205系がやって来るなんて夢にも思いませんでした。
それでも過日のPFやゲッパの時みたく悲惨な状況になってなくて、
綺麗な姿で最後の旅路に就いたナハ46。
ラストランと違って、廃車回送には常にそこはかとない哀愁が漂います。
姨捨駅に参集した同業者さんも静かに、粛々とカメラを向けておりましたわ。
姨捨駅
姨捨駅での短い休息を終えると、いよいよ永い旅路の果てに待つ終着駅。
そんなナハ46を姨捨名物の冷たい冬の月が静かに見守っておりましたわ。
PFにしろゲッパにしろ、そして205系ナハ46にしろ、
昇華する場所が長野ってコトで普通に長野県内じゃお目にかかれない列車を
こうして記録することが出来るって思うと、何とも複雑な気持ちになっちゃいますね。
親戚の家が南武線沿線にあるってコトで、
これまで何度か南武線の205系を撮影したり乗ったりする機会がありました。
そんなあたしですもの、南武線の205系って何だか親近感があるんですよねぇ。
そんな過去写真を漁ったら、2014年の秋に「宿河原の大カーブ」で撮影した
205系ナハ46の現役時代の写真が見つかりましたわ。
この時は丸ライトの原型顔メインでぱしゃりしてましたので、
記憶の片隅にすら残っていなかっただけに、まさかの展開にちょっち感動。
山手線から撤退後、南武線沿線の足として活躍を続けた中原電車区の205系。
本当に永い間お疲れ様でした。
そして、ありがとう・・・