たった2日しか無かったあたしのGW。
そんな貴重な2日間、目いっぱい鉄分補給で楽しんだのですけれど、
鉄分だけじゃなくって煙分もしっかりと補給いたしました5月5日編。
上りの臨時特急「水上」90号撮影の後は本命のSL列車に向けて慌ただしく準備します。
まぁ、撮り慣れた“いつもの場所”、「宮田の大カーブ」だけに
あたしも富岡さんも立つ場所さえ決めてしまえば後は慣れたもの。
この日は結局、ご常連の前橋さんは姿を見せず、久々に三人衆そろい踏みとは行きませんでしたわ。
それでも撮り慣れた場所とは言っても本務機 & 補機のカメラ2台と
一応記録動画用のビデオの3台をセットしていると30分なんてあっと言う間でござます。
準備途中でいつもアングル確認しているお試し撮り用の下り普電731Mが宮田の大カーブを通過。
慌てて本務機の方だけ何とかアングルチェックするあたし。
まぁ、補機は“上手く撮れれば儲けもの”っていつものスタンスだし、
動画は記録として自己満足程度だから別に録画できてりゃ良っか・・・みたいな。
やがて渋川駅を発車する汽笛が緑深まる上越の山々に木霊します。
C61-20 + 旧客6B 渋川 - 敷島
日に日に初夏の色を濃くする「宮田の大カーブ」に姿を現したシロクイチくん御一行。
立ち昇るバックバクの黒煙がたまりませんわ。
ちょっち早切り感もありますけれど、後ろに従える旧客も写したくって。
そう言えば、今シーズン開幕してから1ヶ月ちょっと経ちますけれど、
よく考えたら旧客フル編成の「レトロみなかみ」号の時しかあたし、出撃してないような・・・
C61-20 + 旧客6B 渋川 - 敷島
ホントいうと本務機で撮影したかったのはこの画なのでございます。
だいぶ高くなった陽に照らされて、シロクイチくんの漆黒の身体が輝きますわね。
すっきりとしてスタイリッシュな現代の機関車にはない複雑なカタチの部品の組み合わせが、
蒸気機関車に生き物としての魂を宿していますわね。
ホントにコレ、機能美って言うか、ただただ美し過ぎます。
そしてその吹き上げる煙っぷりに失神寸前なあたしでございます。
C61-20 + 旧客6B 渋川 - 敷島
こちらは久しぶりに良い働きした補機60Dの画でございます。
補機はもちろん広角横アンで待ち構えたのですけれど、
黒光りするシロクイチくんと立ち昇る黒煙がイイ感じに決まりましたわ。
実はこの時、あたしのすぐ背後まで“被り大魔王様”コト、上り普電736Mがやって来ていて、
ホント、冷や汗モノでの撮影で、ある意味、卒倒寸前なあたしでございました・・・て、
失神寸前に卒倒寸前て、そんなギリギリで崖っぷちな精神状態で撮影してんのかよ? みたいな。
まぁ、失敗の許されない本命ちゃんの撮影はいつでもどこでもいろいろな意味で
Max ハイテンション状態ですもの、仕方ないですわね。
この後は折返し、夕方の上りSL列車を待たずに撤収したあたし。
次なる獲物は当日、しなの鉄道に入った485系JT車「いろどり -彩-」でございます。
それを「小諸の大カーブ」で迎え撃つべく勇躍、しなの鉄道へと転戦するのですけれど、
それはまた後日に・・・ですよね。
さて、今宵も夜のお仕事なあたしです。
外は今日も気持ち良い青空が広がっておりますけれど、
午後はまたひと眠りしてお仕事に備えよっかな・・・