こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、鍼灸とは一体何かといえば様々な説や視点があるとは思いますが第一義的には「気」を整える事であります。前回の記事「冬至2023」の中で私の尿酸値の事を取り上げました。そして極論として物資的な要素がどうであれ「気」さえ確りとしていれば身体には何も起きないと書きました。本日の記事はこの辺の事を少しだけ補完したいと思います。
東洋医学では「未病治(みびょうち)」と呼ばれる言葉があります。意味としてはまだ症状として現れていない病気の種を解消させることです。例えば不摂生が続くと何かしら身体の症状(不調)が予測されます。ところが症状(不調)が現れる前に不摂生な生活が身体に与える影響に気づいて止めたとしたらどうでしょう。積もり積もっていた病気の種はゆっくりと減っていくかもしれません。少なくとも不摂生を止めたのですからより積もり上がっていく事はないでしょう。これも病気を防いだ「未病治」と成ります。
以前どこかの記事で病気を爆弾に例えた記憶があります。
病気を爆弾の火薬と信管に分けて火薬は病気の因子、信管は発症のきっかけとしました。つまりは未病治とは爆弾の火薬を減らすか、信管を無効化するかの策なのであります。
そして後出しジャンケンのようですがここでは火薬と信管ともう一つ「信管を作動させる」なる要素を付け加え、新たにここで前回の記事の尿酸値の話をしてみたいと思います。
元々尿酸値が高いため痛風発作を起こしたが鍼治療により発作が治まり、以降尿酸値の数値は高いままであったが痛風発作を起こす事はなかったというのが前回の記事の尿酸値の件のあらましです。これを爆弾のたとえにしてみると……尿酸値は火薬、信管は尿酸値の急上昇です。そして前回の記事では書いていませんでしたが発作を引き起こした原因として私が感じているものは発作前日にめちゃくちゃ泳いだことです。泳いで泳いで泳ぎまくった時におそらく私は脱水していたと思います。脱水して血液成分が濃くなったのが尿酸値の急上昇に繋がったと思えます。この脱水を「信管を作動させる」としたいと思います。火薬、信管、信管を作動させる。この3つが悪い意味で三位一体となって痛風という病気が発症、爆弾が爆発したのです。そして鍼治療により発作を治めた後、尿酸値が高いままでも発作が起きなかったというのは鍼治療により信管が無効化されていたと例えられます。無効化していたのでその後尿酸値が高まる機会が有っても発症(爆発)しなかったと言えます。ただし、尿酸値(爆薬)は高いままなので無効化されていたのは痛風をおこす信管に限定されるだけで例えば腎臓の負担など関連する他の方面への爆発は依然として危険なままです。なので火薬を共有している複数の信管があるわけです。
このような現象は痛風だけではありません。例えば腰痛などもそうです。レントゲンやMRIなどで腰椎の異常が見られても見られなくても腰痛を起こしている場合もあれば何でもない場合もあります。これなども火薬の量(身体の状態)だけで何かが決まってしまうわけでは無い事の現れだと思います。
では円形脱毛症ではどうでしょうか。
円形脱毛症の場合はアトピー体質、花粉症、喘息、Ig-E抗体が高いなど様々な症状や状態との関連性が言われています。では例えばIg-E抗体の高かった人が円形脱毛症が治った時にIg-E抗体の値が低くなっているかと云えば、たぶん無いと思います。先に挙げた症状は円形脱毛症も含め病院ではステロイドで治療される事の多い症状です。ステロイドで先の症状を抑えていたのは痛風の鍼治療と同じく信管を無効化していたと言えます。では症状が治りステロイド投薬が終わって無効化されなくなったとしたらどうなるでしょうか。再発する人もいるでしょうし、治ったままの人もいる事だと思います。この違いは一体どこから来るのでしょうか。信管無効化の持続、これこそが「気」を整える事であると思います。
信管が作用せず発症しないとしても、一方で火薬の量が減らないのではいつか再び発症しかねないので安心できないという気もします。ここについては視点を変えてみましょう。火薬の量が増える事を結果と捉え、その為の信管を無効化していけばよいと思います。大本のアクシデントがあってそれが何かの爆弾と成り、それが何かの火薬を増やす作用をして円形脱毛症に関わってきているとすればその大本へ遡って対処すべきなのです。その大本こそ円形脱毛症と一見関係なさそうな身体の姿勢と過食偏食である場合が多いと私は経験則上強く思っています。
鍼灸治療に関しても同様です。(主に)頭皮の症状なのに関係のない手や足に鍼や灸をして何の意味があるのか不思議に思われる方も多いと思います。これも大本を遡っていった結果です。何でもないような一本の鍼や小さな一壮の灸が「気」を整える事で様々な事が上手く行くようになるのです。私も不思議ですが現実なのです。決して魔法ではないのですが何故か上手く事が運ぶようになるのです。これも「気」の一面だと思います。
良ければ参考にしてみて下さい。
因みに前回の記事で20年目にしてやっと尿酸値そのものを下げたのは20年掛かった意味ではなくて鍼灸師に成って暫くしてから始めておそらく15回目位のチャレンジで成し遂げた計算です。言い訳じみていますが年1回の血液検査の2週間くらい前から複数の事を試みて良い成績が出ても試みの中の一体何が功を奏したのかわからなくなるため一つづつ順番に試していった結果です(;^_^A
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お知らせ
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日曜と月曜、
および
月曜と火曜の
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1月の休み
8日(月) 9日(火)
14日(日)15日(月)
22日(月)23日(火)
28日(日)29日(月)
此方も見てみてください!
円形脱毛症の事がまとめてあります。
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