こんにちは。

あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

当院で円形脱毛症の頭皮をマイクロスコープで観察している時、カメラが頭皮に接触しているのは分かるが、接触しているのが一体頭のどの辺なのかが分からないと言われる方が案外多くいらっしゃいます。頭皮の皮膚感覚が鈍くなってしまっているようです。感覚が鈍ることを鈍麻(どんま)と言います。この場合は鈍麻と言っても差し支えないように思えます。

 

 

一方でマイクロスコープで観察する際に髪の毛を分けるのですが、髪の毛を触っただけで痛いと感じられる方も案外多くいらっしゃいます。中には夜寝る際に枕に頭を載せるだけでもいたいと訴えられる方もおられます。この場合は先ほどの鈍麻の反対、過敏といっても差し支えないように思えます。

 

 

この頭皮感覚の鈍麻と過敏、円形脱毛症にはよく見受けられるように思えます。

本日の記事はこの辺についての考察を書いてみたいと思います。

 

 

 

一般的に感覚が鈍る時はどの様な時を想像されますか。手術時や虫歯を治療する際の麻酔、寝ている時、お酒に酔った時も感覚が鈍りますね。でも円形脱毛症での感覚鈍麻とは上記の場合だとちょっと種類が違うように思えます。麻酔もお酒も外からの化学物質によって強制的に神経の働きをダウンさせているのです。寝ている時も意識に上ってこないだけであって覚醒した際にはしっかりと感じられると思います。円形脱毛症の感覚鈍麻はそうではなくて意識もしっかりとしている時のお話です。

意識が明確で感覚が鈍く成る時、日常生活でないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

あります。

 

それは長時間、正座をした時や、寝ている姿勢が悪くて腕に血が通わなくしてしまっていた時や横に成っている時の首の姿勢の悪い状態が長時間続いた時などです。正座をするときはだいたいある程度時間がたったところで気が付くので程度的にはそこまででは無いかも知れませんが、寝ている時の腕の姿勢から来る血流障害はハッと気が付くと腕が冷たくなってしまうほどの場合があります。その時に冷たくなった方の腕は直ぐには動かせないし、もう片方の手で触ってみても触られた感覚はほぼないと思います(触った方の手と腕の感覚は正常)。

 

私は円形脱毛症の皮膚感覚について上記のような場合との共通項があるように思えるのです。

つまり、と言うかやはり、ここでも頭皮の血流障害があるのではないだろうか、と。

脱毛部の発赤(肌色)部にはその色の元となる血液(量)は存在するが、流れが悪く停滞しているので頭皮やその周辺の神経が酸欠気味になってしまう。その為に寝た時の姿勢の悪さに起因する腕の感覚鈍麻と同様の事が起こるのではないか。

 

 

一方で鈍麻の反対、過敏な方はどうなのでしょうか。

私は過敏な状態も鈍麻の状態と同じ事が生じている。異なるのは程度だけではないかと考えています。

過敏と鈍麻が同じ……。

 

 

つまりはこうです。

正座をしていると足がしびれます。足がしびれると辛いですね。特にビリビリというかピリピリと言うかジンジンというかは人それぞれの表現ですが兎に角『うわぁぁっ』と成りますね。その『うわぁぁっ』となる時はどんな時ですか。それは誰かに足を触られたり、自分で足を動かしてしまった時だと思います。つまりは何かの刺激で動いた時に『うわぁぁっ』と成るのです。血液が動かなければしびれの感覚をひどく味わう事は無いのです。何故血液が動いたら『うわぁぁっ』という感覚が生じるのでしょうか。

そもそもシビレとは何か。

これは基本的には酸欠だと感じています(Wikipedia:痺れ)。もちろんシビレを侮ってはいけません。重篤な病気が隠れていることもありますから油断は禁物です。なのでここで私が書くシビレとは一時的な血流障害によって日常的に生じるものと思っていて読んでください。

血流障害によって生じた酸欠ではあるが、触られたり自ら動かしたりすることにより他の部位から流入してきた酸素を多く含む血液によって酸欠が解消される。酸欠が解消された部位の細胞は感覚を取り戻して脳に酸欠であった状態を伝える。これがビリビリジンジンの正体ではないでしょうか。

円形脱毛症に立ち戻り、触っただけで痛いのも触る事で毛穴の周囲が微小であっても動かされて若干の血流が改善するのではないだろうかと考えています。

 

 

つまりは痛い部位、過敏な部位も血流障害から生じる酸欠だった可能性を思います。

先に書いた鈍麻も血流障害と書きました。過敏も鈍麻も血流障害。ではその二つを分けるのは何かと言えば『程度』だと思います。先ほど書いた腕のシビレですが、私も不意に経験する事が時たまあります。その時、まずは腕の冷感と無感覚から始まります。そして姿勢を変えた少し後にジンジンしびれ出します。姿勢を変えて血流が改善した後にビリビリジンジンしてくる。この私の経験から言える事は(きっとあなたも同じはず?)血流障害が酷いと何も感じなくなり、ある程度血流が戻ってくると感覚もそれに乗じて戻ってくる。その際に痛みのようなジンジン、ビリビリとした感覚も戻ってくる。であるならば、血流の悪さの程度については『無感覚>過敏』なのだろうと推測します。

 

 

深呼吸をし過ぎるとクラクラしてくるしどことなく手先足先等が少しシビレに似た感覚に陥ります。これは酸素が多く行き渡った結果、呼吸性アルカローシス(酸素量が多いので身体を酸化の反対であるアルカリに戻そうとする体の仕組み)を起こしているのかもしれません。

これを円形脱毛症の過敏に当てはめて見ると正常下限値辺りの血流が長期間続いたところへ何かしらの外的刺激で一気に血液が流れ込む酸化のギャップによってピリピリや痛み等の感覚が生ぜているのではないか……。と個人的に疑いを持っています。とは言え身体の中の酸塩基平衡がそんなに簡単にアルカリに振れていく(アルカレミア)のか否かが不明のまだまだ甘い推論ですが。でもここで関わってくるのはイオンです。そうすると私が施術中に鍼を通じて感じられる電気的刺激(今迄のブログで書いたかどうか忘れてしまいましたが)はアニオンギャップが関係する事象なのでは……と推論は広がりを見せてきます(眉唾、噴飯もの……かも知れませんが)。


閑話休題

 


では話を円形脱毛症に戻して無感覚の人はどうすれば良いか。もちろん痛い人も。

私の経験やできる範囲でいうならば、やはりここでも『お灸』が良いです。今までにいただいた感想としては『お灸をするようになって頭の感覚が少しづつ戻ってきた』という感想を幾たびもいただいています。

いずれどこかで書くつもりですが頭皮にはいたるところに毛盤(もうばん)と呼ばれる組織があります。この感覚器を刺激する事が頭皮の血流を改善してくれるのではないだろうかと密に考えています。

お灸以外では『刺絡』です。刺絡は極少量の出血(ポチっと赤い点が付く位)をさせる鍼法です。東洋医学的なオ血(オケツ)を障害物として直接取り去り、気血の正しい流れを作り出す技です。

 

まぁお灸は熱いので好き嫌いもあるし、なかなか自分ではやりにくい面もあります。刺絡はもっと自分ではやりにくいかもしれません。その際は頭皮に流れ込む動脈を知っておきましょう。大まかに言えば左右で3本ずつ。眼窩動脈と浅側頭動脈、後頭動脈です。もっと簡単に言えばオデコと耳の穴の前と後頭部です。そこを優しく優しくさすってあげること。この程度の気づかいも大切な一歩だと思います。
 

鈍麻と過敏、この二つは相反する事柄にも思えますが、実際のところ二つの根っこは同じなのかも知れませんね。

 

よろしければ参考にしてみてください。

 

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