皆さんは、今いる所が予期せぬ場所だったことはあるでしょうか?
僕は全国各地をウロチョロしてますが、所用の際って、料理店については事前リサーチするものの、それ以外のことは意外と調べてなくて…
今回もいつものように、宴会後にラーメンを食べに行っただけなのに、驚くような展開になり~
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【令和4年秋の大阪編 その2】
きっかけは、ささいなこと…
そう、いつものように〆のラーメンが食べたかったの~
と言うことで、オフィシャルな宴会でお腹いっぱいだったものの、宿泊先の梅田のホテルを抜け出して~
食べログで見つけた美味しそうなラーメン店を目指して、テクテク歩き~
スマホの地図に目をやりながら、アーケードに入り~
横道に逸れると~
お目当ての大阪麺哲に到着しました
当店は店主の気持ちが強く入った人気店で、同店HPからコンセプトを丸めて引用すると~
当店は店主の気持ちが強く入った人気店で、同店HPからコンセプトを丸めて引用すると~
ラーメンとは麺を味わうためのものと考えており、麺哲は麺を旨く食べるラーメンを目指してまいりました
ラーメンといえばスープと言われていた20年程前から、麺の味、歯応え、喉越しなどの要素を調べ、旨い麺とは何かを追求してまいりました。
麺哲のラーメンは、スープや他の具材を含め、麺を中心に構成され、全て麺を旨く食べる為に存在致します
なるほど、こういうこだわりがある店は美味いに決まってるよなと思いつつ~
そこそこお腹がいっぱいだったので、醤油ラーメンをオーダーしました
澄んだスープ、美味しそうなチャーシュー、鼻腔をくすぐる醤油の香りがたまらなく~
僕は人一倍、好奇心の持ち主で、ビルの谷間の入口も興味深かったうえに、こういう雰囲気の通路を歩くと、ワクワク感が止まらずに~
『うわ~~~っ』
いい歳したおじさんが一人で参拝するのは気が引けたので、少し横に目線をそらしたけど~
『顔出しパネルだ~』
『ここにもあるし~』
という展開になってくると、さすがにここはスゴい場所だと気付き、露 天神社のことを調べてみると~
次に、曽根崎心中とは~
露 天神社(つゆのてんじんしゃ)はお初天神の名で広く知られているが、元禄16年(1703年)に当社境内で実際にあった心中事件を題材に、近松門左衛門が人形浄瑠璃「曽根崎心中」を書いて以降、ヒロインの名前「お初」にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったとのこと
『ええ〜っ、ここは曽根崎心中の舞台なんだ〜』
と驚きを隠せず、酔いも一気に吹っ飛んじゃったよ〜
次に、曽根崎心中とは~
曽根崎心中とは、元禄16年4月7日に起こった、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が当神社の「天神の森」にて情死した事件をもとに、近松門左衛門が劇化したもので当時の人々の間で大評判となり、当社にも参詣回向の老若男女が大勢押しかけました
広く民衆の涙を誘うこの作品はその後も繰返し上演され、今日でも回向とともに、恋の成就を願う多くの人々が訪れているとのこと
この話は、現世で結ばれることがなかったお初と徳兵衛が命がけで恋を全うし、「未来成仏 疑いなき、恋の手本となりにけり」と結ばれ、美しい人間として描かれていますが、実際にあった心中事件を基にしているとのことで~
『おお~っ』
『これこれ、これぞまさしく曽根崎心中の世界だわ~』
と思いつつ、南門を潜り抜け~
再び露 天神社の方に向き直り、しっかり一礼してこの地を後にしました
それにしても、人生は面白い…
ラーメンが食べたくて出発したのに、到着時は曽根崎心中のことで頭がいっぱいになるなんて、人生はやっぱり最高ですね~
「令和4年秋の大阪編」は次回最終回で~す