宇治駅から電車に乗り、11時40分に桃山駅に到着しました


帰りの新幹線の時間も迫るなか、この駅で途中下車したのは~


息子君がどうしても「寺田屋」を訪れたいと言ってきたからでした


「寺田屋」は幕末に「寺田屋事件」が起こった有名な宿ですが~

ここで簡単に「寺田屋事件」のことを説明すると、
1866年に薩長同盟をあっせんした坂本龍馬を伏見奉行が暗殺しようと
定宿の「寺田屋」を伏見奉行の捕り方30人が襲った事件です

「寺田屋」の周囲を取り囲まれたことを知ったお龍さんが
お風呂から素っ裸で2階に駆け上がり、龍馬に危機を知らせました

そのため、龍馬は間一髪で難を逃れることができ、お龍さんと結婚し、
薩摩藩の勧めで九州へと新婚旅行に旅立ったと言われています

僕の影響で歴史、特に幕末史とかに興味が湧いてきた息子君は
『坂本龍馬に関するそんな場所があるなら、是非見てみたい』と
歴史好きな僕としてはメッチャ嬉しいことを言ってきたから、
京都旅行最後の地として、再訪した次第なんですよ~

と言うことで、「寺田屋」の入口で恰好よくポーズを決めて、『はい、チーズ


う~ん、我が息子ながら決まってますね~

(って、新年早々親バカ丸出しですね・・・

坂本龍馬の名前が入った「寺田屋」の表札と~


恰好いい提灯をパチリパチリ


うんうん、満足満足と言いながら、中に入って~


室内へと足を踏み入れて~


さっそく、龍馬像を見つけたのでパチリ


龍馬像は各地で見てきたけど、やっぱりいいよね~

その後、2階へと上ると~


表の部屋をウロウロして~


しげしげと見物しました


そして、いよいよ龍馬が襲撃された部屋に足を踏み入れました


「寺田屋」は残念ながら、「鳥羽・伏見の戦い」で消失したため、
往時の部屋ではないものの、往時の様子に再現されたものなので、
『ここが歴史上の大事件があったんだよ~』と詳しく説明しました


息子君は長崎で「亀山社中」に連れて行ったこともあり、
すっかり龍馬ファンになっているので~


機嫌よく、恰好いいポーズを決めてくれましたよ~


また、ここには刀痕も再現されていて、ムードも満点ですが~


さらに気分を盛り上げてくれるのは、お龍さんが素っ裸で上ってきた階段


階段を下りると、お風呂があって~


因みに、これが往時の湯船で~


こんな風に入っていたらしいですよ~


ここで、お龍さんは屋外の物々しい雰囲気を察知して~


先ほどの階段を大急ぎで上り、
龍馬に伏見奉行衆が囲んでいることを伝えたと言われています


リアリティある現場でこんな話を息子君にしていると、
『やっぱり歴史って楽しいよね~』と更に関心を抱いてくれて、僕としても大満足でした

因みに、お龍さんはこの人ではないかと言われていますが、
龍馬が惚れただけに綺麗な人ですよね~


また、ここには幕末オールスターが一同に会した写真
(あまりにオールスターが揃っているので、真偽を問われています)が飾ってありました


因みに、この写真には坂本龍馬・西郷隆盛・桂小五郎・勝海舟などが写っているので、
却って凄すぎる(怪しすぎる)と言われているんだよね~

そして、庭に出ると龍馬像があったので、またまたパチリ


それにしても、憧れの龍馬の前なので、気合いが入ったポーズをしてましたよ~

その後、「寺田屋」を後にして、川を見ながらテクテク歩き~


更に進むと~


『おお~っ


ここには「伏見口の戦い 激戦地跡」の碑がありました

因みに、「伏見口の戦い」とは大政奉還後に新政府軍と旧幕府軍が大激戦を演じた場所で、
ここで敗れた新選組は江戸へと向かっていったことでも知られています

それにしても、往時は坂本龍馬・桂小五郎を始め大勢の幕末の志士たちが
大阪から三十石船に乗ってここにやって来て、この辺を闊歩していたかと思うと
感慨もひとしおでしたよ~


そして、ここにはもう一ヶ所お薦めの場所があるので、対岸の階段を下りると~


『みっけ


そう、お薦めの場所とは、「龍馬とお龍さんの愛の旅路像」のことなんだよ~


何でこの銅像があるかと言うと、
お龍さんの機転のおかげでなんとか難を逃れた龍馬は
西郷隆盛から鹿児島に逃れるよう薦められ、
結婚したお龍さんとここから二人で旅立ったからだと言われています


因みに、この二人の旅は日本で初めての新婚旅行と言われているんですよ~

と言うことで、再びポーズを決めて写真を撮ったかと思うと~


『あはは・・・


やっぱりいつもの息子君だわ~

そして、僕も息子君は大満足しつつ、
龍馬とお龍さんに静かに見送られながら、この地を後にしました


その後、龍馬通りを抜け~

(時間がなかったので、残念ながら店には立ち寄れなかったけど・・・


近鉄御陵前駅に向かい、京都駅行きの電車に乗り込みました


楽しかった夏の京都旅行編は、やっと次回最終回となりますよ~

それにしても、二泊三日でこれだけ回ると、さすがの僕もクタクタでした

ましてや、振り回されるカミさんと息子君に至っては不幸としか言いようがないですね…

【「青ブロ」のバックナンバー】


「坂本龍馬が泊まった寺田屋?」編


「坂本龍馬の見果てぬ夢~亀山社中と海援隊~」編
