僕の旅は、その土地の文化に根付いた料理を食することを基本としており

(って、単なる食いしん坊の言い訳に過ぎませんが・・・

今回は島原名物の具雑煮を食べに「元祖具雑煮 姫松屋」にやって来ました


具雑煮とは、島原地方で正月等に食べられるお雑煮のことで

江戸時代の1637年に「島原の乱」が起こった際

「原城」に籠城した天草四郎たちが餅や山海の幸をお雑煮として炊いたことが由来とされています

その後、当店創業者が1813年に趣向を凝らして、具雑煮を産み出したと言われています

それにしても、天草四郎ゆかりの食べ物が、郷土料理として今の時代まで残り

そんな料理を食べれるなんて、これも歴史のロマンだな~と思いましたよ~

歴史の授業は、年号や人物の暗記ばかりなので苦手と言う人が大勢いるものの

「天草四郎が起こした島原の乱が、具雑煮の由来となったんだぞ~」とか教えると

歴史に興味を持つ人も増えるんだろうにね~

そんなことを思いつつ、店内に入ると~


窓際の席に案内されて~


「具雑煮定食(竹)」(1,700円)をオーダーしました~


1,700円のランチと聞くと、ちょっとお高いイメージもありますが

こ~んな色鮮やかな料理や~


美味しそうな刺身もちょこっと出されていて、味のハーモニーを楽しみましたよ~


でも、最大のお楽しみは何といっても具雑煮


具雑煮とは、カツオ出汁のスープに餅を始めとして

シロナ、かまぼこ3種類、アナゴ、ごぼう、卵焼き、シイタケ、凍豆腐

れんこん、鶏肉、餅、春菊の計13種類の具材が入っているので~


透き通ったスープをひと口飲むと~


『美味~い



具材の味がカツオ出汁に染み出していて、メッチャ美味しかったよ~

そして、お餅も~


具材もパクパク食べて~


『メッチャ美味いよ~



天草四郎ゆかりの具雑煮は、素朴でいつつも、素材の味がしっかりしていて、美味しかったよ~

そして、息子くんがオーダーしたのは、「そば定食」(750円)で~


『美味しい美味しい



と言いつつ、モリモリ食べてましたよ~


その後、島原市街を離れ、南へと車を走らせると~


『おお~っ


「島原復興アリーナ」前で見つけたのは、「サムライブルー龍馬像


「サムライブルー龍馬像」とは、2010年(平成22年)の「南アフリカワールドカップ」の際に

国立代々木体育館に設置されていた巨大な像です

そして、2014年(平成26年)に開催された「長崎がんばらんば国体」に合わせ

島原市が日本サッカー協会・アディダスジャパンから寄贈を受け、この地に設置しました

島原市は坂本龍馬ゆかりの地の一つであり、坂本龍馬が勝海舟とともに長崎に向かう際に

熊本から有明海を渡り、長崎の地に初めて踏み入れた場所で

島原で休息した後、長崎へ向かい、帰路の際は島原に宿泊したそうなんですよ~

僕はこの目で初めて「サムライブルー龍馬像」を見ましたが~
この像はあまりにも恰好いいけど、巨大であるがために
息子くんの身長では足元にも及んでいないため~
息子くんも恰好いいポーズで、記念撮影しましたよ~
「初夏の島原へ」編は、まだまだ続きますよ~
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