【維新巡遊 鹿児島編 その2】
『この地から、日本のキリスト教史が始まった』
鹿児島中央駅から「まち巡りバス」に乗ること10分弱、ザビエル公園前停留所で下車して
鹿児島弾丸日帰りツアーで最初に立ち寄ったのは「ザビエル公園」
ここは、ザビエル上陸400年を記念して、1949年(昭和24年)に鹿児島市が作った公園なんですよ~
ここでキリスト教伝来の経緯を簡単に説明すると
ザビエルはマラッカで出会った薩摩人・ヤジローの案内で1549年に鹿児島に上陸しました
(因みにヤジローは日本人で初めて洗礼を受けた人なんだそうですよ)
時の薩摩藩主である島津貴久は 一時 領内での布教を許可しましたが、その後布教を禁じたため
ザビエルは1年足らずで 鹿児島を去り、平戸・山口・堺・京都へと転々としていきました
ザビエルがあまりにも早く鹿児島を離れたため、鹿児島にキリスト教が根付きませんでしたが
ザビエルの一歩一歩の歩みが日本にキリスト教を広めていったんですね~
「ザビエル公園」に足を踏み入れると、大好きな銅像があったので近づくと~
ザビエル(中央)、ヤジロー(左)、ベルナルド(右)が希望に満ち溢れた顔をしていました
因みにベルナルドとは鹿児島出身で、ザビエルに初めて洗礼を受けた日本人として知られ
後に日本人として初めてヨーロッパに留学し、ローマ法王とも面談したそうです
そう考えると、この3ショットは日本キリスト教発展の礎になった方々なんですね~
そして、表通りに面してザビエル滞鹿記念碑がひっそりと建っていて~
そこにも、ザビエルがいましたよ~
僕はクリスチャンではありませんが、この優しい顔を見つめていると
思わず祈りを捧げずにはいられませんでした~
そして、次の目的地に向かって歩いていると~
『あはは…』
女の人の場所に顔出ししたくないと息子くんは言いましたが
上の男性の場所には背が届かず、『ざんね~ん』
そして、西郷隆盛や大久保利通が通った薩摩藩の藩校である「造士館」「演武館」の跡地にある
この地で西郷隆盛や大久保利通らが若かりし頃
勉学や剣術などを学んでいたかと思うと感慨もひとしおでした~
幕末史において、薩摩藩の行動が肯定されるか否定されるかは、人それぞれだと思いますが
この国を変えたいという強い信念は、誰にも否定できないですよね~
さぁ、次の目的地が見えてきました
鹿児島の旅は、まだまだ始まったばかりですよ~
【「青ブロ」過去の教会関連の記事】
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ザビエルが活動の拠点としていた山口市にあるザビエル記念聖堂です
「西の京、山口へ」編
弘前市にある「日本キリスト教団 弘前教会」
1875年(明治8年)に建立された東北最古のプロテスタントの教会です
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1860年(安政7年)にロシア領事館の付属聖堂として建造された教会です