- 少し変わった子あります (文春文庫)/森 博嗣
(2009.6) - ¥520
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<目次>
少し変わった子あります
もう少し変わった子あります
ほんの少し変わった子あります
また少し変わった子あります
さらに少し変わった子あります
ただ少し変わった子あります
あと少し変わった子あります
少し変わった子終わりました
森さんの本は以前にお薦めいただいた『すべてはFになる』から読んでなかったんですが、この少し変わったタイトルと目次に惹かれて読んでみました。
☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆
大学の教官である小山は、今は行方が知れないという後輩の荒木の話に出てきたおかしな店を予約してみる。
毎回違う場所で営業するというその店は、すっきりした美人の女将と表には顔を見せない板前でやっているらしいのだが、客はいつも独りで連れのないことが条件である。
荒木の通ううちに、その都度別の女性と食事だけを共にしその場限りで別れるというスタイルが始まったらしいのだが、いったいその店のどこがそんなによいのだろうか…
☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆
新書版の表紙はちょっと浮いてますが、文庫は単行本のデザインを踏襲していて、こっちの方が雰囲気が伝わってきます。
本書は著者の新境地をひらいた作品だそうで、他の作品もよくしらないくせになんですが、意外にもちょっと叙情小説のような導入ながら、段々と哲学っぽくなってきて、主人公が自分の心理分析を始めちゃったりするのがなんとなくこの作家らしいところかなぁと。
ラストで「ああ、やっぱり!」としばらく抱いて読んでいたもやもやが解消して、ページを捲り戻す方も多いんじゃないでしょうか。
230ページと読みきりサイズなので気軽に手に取れます。
いわゆるミステリーでもない曖昧な印象の本ですが、いくらか理屈っぽいのがお嫌いでなければ、少し変わった本ありますって感じで読んでみてください(笑)
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(原題:THE END OF YOUTH 発行:2009.1 柴田 元幸 訳) 

