夏の空気が入れ替われすっかり秋を感じるようになりました。
秋は台風の季節でもあります。

台風15号で被害を受けられた千葉県の皆様にお見舞い申し上げます。
まだまだ完全には復旧していない状況で次々と台風が発生しています。

あまり台風の被害が大きくない本県でも、被害がないことを願うばかりです。

 

所用のため、9月8日の午後に、台風15号に逆らうように上京し、10日に帰宅しました。
帰宅してみて、千葉県の被害の大きさに驚くと同時に、

2日間殆ど問題なく過ごしたことが奇跡的だったと、あらためて感謝しました。


日常の当たり前を失うということが、どんなに大変か知っているつもりですが

それも時間とともに薄れてしまいます。

想定外なことは、いつ起こってもおかしくない!日々の備えを怠るな!

と思うのですが・・・それが難しいことをあらためて実感しました。

名古屋場所が終わりました。

大相撲は、以前、1度だけ国技館で観戦したことがあります。

 

さて、これも新青森駅での光景です。

相撲巡業の移動のために時間調整をしていたのでしょうか

昨年、そして今年も、関取の団体を見かけました。

 

その体格に圧倒されるのは勿論ですが、

力士が着用している夏の浴衣が色とりどりでとても印象的でした。

 

特に目を引いたのが、テレビでよく見かける力士だったのですが

浴衣の柄が大きな向日葵で、すごい素敵でした!


人生をかけて頑張っている力士達には

怪我をしない身体を作り、国技をさらに盛り上げてほしいものです。 

 

でも、あの体格で、新幹線の座席はどうしてるのでしょうね…

9月14日(土)に日本看護協会 福井トシ子会長を講師に迎え
「生き生きと輝くライフ&キャリアのために」と題しセミナーを開催し、
71名の参加がありました。
ユーモア満載の2時間でした。

 

*キャリアとは仕事の経験を積むという事だけではなく、

 その仕事に取り組むプロセスの中で、身につけていく技術・知識・経験に加えて、

 人間性を磨いていくこと、そしてプライベートを含めた自分自身の生き方を

 磨いてくことである。

 

と理論と実際を紹介しました。

他にも印象に残ったこととして

 

*機能分化により一つの病院で働き続けることは幻想であり、

 病院だけで働ける看護師でなく地域で求められる人材を育成すること

 

*キャリアは生き方そのもの、自分で磨いていくもの、

 そのためには、自分はどうしたいのか、どうありたいのかが問われる

 

*どのような状況にあっても出来るということは、

 普段からの準備性と基盤をもっていることであり、日々の積み重ねが大切

 

*節目ふしめで関わってくれた看護管理者がいるが、どのような支援を行ったかで

 その後の職業人生が決定づけられるときもある

 

団塊の世代が75歳に以上になる2025年に向けて看護職の需要は増加します。
一方、少子高齢化は進み看護師免許取得者の増加のみでは
必要な看護職は確保できません。

 

そこで、定年後も社会貢献するセカンドキャリアの活躍に期待が寄せられています。
全国の看護師の平均年齢は43歳です。
いずれ、自分たちも老いることになります。
その時のために普段からの準備をしましょう。

 

新青森駅での光景です。
出勤時に車椅子の子供達4名を見かけました。

 

会議で一緒になる先生が傍にいたので声をかけてみると、
これから1泊の修学旅行に出発するとのこと。
子供たちの3倍近くの職員が帯同していました。
楽しい思い出が沢山できますように、と願いました。

 

今回は医的ケアの児童は参加しないので看護師は帯同しないとのことですが、
必要時に看護師が帯同できることで、より一層安心で安全な旅行になると思います。

 

9月3日(火)13:30~15:50 青森国際ホテルにて
「性暴力被害者支援のための医療従事者研修会」が
青森県環境生活部青少年・男女共同参画課 青森県産婦人科医会 主催で開催され、
あおもり被害者支援センターの説明 と基調講演が行われました。

 

基調講演は
東京有明医療大学看護学部 講師
助産師・博士(保健医療科学)性暴力被害者支援看護師(SANE)
家吉 望み 氏をお迎えし、
「性暴力被害者支援における看護職の役割」~急性期対応に焦点をあてて~
と題して行われました。

 

私は本会に勤めるまで、このような公益の団体があることや、
そしてこの団体が看護師のための研修を企画していることなどを知りませんでした。
今回、看護の専門性を活用すべき場であるとの思いから、協会会員に呼び掛けました。
新しい分野ではありますが、30余名の参加があり、
受講により性暴力被害について、実態やケアについて知ることができました。

 

しかし、問題自体が公になることが少なく、社会的な問題を抱えています。
SANEとは学会が認定する性暴力支援看護師の資格ですが、
そのような資格があることも知らず

 

本県には認定された看護師はいないことなどをあらためて知ることになりました。

県によっては1病院に30余名の有資格者を配し、
24時間対応が可能な病院も存在するとのことで驚いています。
今後、受講者の知識が県民に還元される活動のきっかけになることを
期待したいと思います。
いずれにしても今後情報の収集と提供などが必要だと感じました。

一見健常者と見える方で、ヘルプマークをバック等に下げているのを最近見かけます。
ヘルプマークを携帯されている方は、外見ではわからなくても
援助や配慮を必要としている方々です。

 

これは、周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、
緊急時に適切に対処が受けられるように、
東京都福祉保健局が作成したマークです。
青森県の場合は、各市町村の障害福祉担当窓口で配布しているようです。

 

ちなみに、マタニティーマークは、
妊産婦に優しい環境を作るために厚労省で作成したもので、
母子手帳交付時に役所や駅でももらえるものです。

 

なお、本県では、地域で生まれ、地域で育ち、地域を助け、
地域で安心して老後を迎えることができる社会を目指す姿として
「青森県型地域共生社会」の実現に取り組んでいます。

弘前市医師会看護専門学校准看護学科の

創立60周年・看護学科 創立50周年記念式典に出席しました。

 

澤田 美彦 学校長は式辞で、創立記念の意味、看護師育成の歴史、

看護専門学校の歩み、

そして、専門職として求められていることなどについて話されました。 

 

ホームページをみると次のように掲載されています。
 当校は、次の3つの資質をもった学生・生徒を求めます。
  1.看護職として青森県内の地域医療に貢献したいという意思をしっかり持つ人
  2.自分の目標を実現するための学習と努力を惜しまない人
  3.相手の立場を思いやり、誠意を持って行動できる人

本校の教育理念は実に明確であり、受け入れ方針、

そして特徴ある教育を実践していることは誇れることだと思います。

 

准看護学科・看護学科においてダブルスクール制度を導入し、

学士取得を目指しています。

さらには、保健師や助産師などの資格取得等へのトライアルがあり、

それが実を結んでいること、そして学ぶことの大切さを説きサポートを続けること、

その過程が人間教育であることなど、実践は大変大きな成果をあげています。

 

理事、教職員、事務関係者、同窓生の皆様、

其々の教育に対する暖かく熱い心遣いを感じるとともに、大きな敬意を表します。


馬を水辺につれておいくことはできても、水をのませることはできないと言いますが、

そこの動機づけをどのように行うかが教育の醍醐味なのでしょう。


看護の質をあげるために、看護師の教育に注力していることは、

看護協会にとっては感謝すべきことです。

看護職員の確保が必要となり、少子化社会の中で

優秀な人材を育成する教育機関の頑張りが、今後ますます重要になると考えます。

 

記念講演は
聖泉大学大学院看護学研究科 教授 城ヶ端初子 氏により

「看護実践と看護理論」と題して行われました。 
 どんなに立派に清拭や洗髪をしても、それが看護といえるか。
 有難うと言われるとそれが看護か。

 理論と比較してこそ看護である。

と述べており、納得の講演でした。

所用で前勤務先を訪れ、外来で待っていた時のことです。

 

清掃のおばさんから声をかけられ、退職前の出来事について語りかけられました。

正直、私はすっかり忘れていたのですが、会話をしながら徐々に思い出していきました。

些細なことでしたが、覚えていてくれてありがとう!

 

 ご高齢の方が家族とともに、1本杖で不安定な歩き方で進んでいました。

 危な!と思った瞬間に崩れ落ちるように座り込んでしまい

 何もできない自分が・・・車椅子を運ぶくらいしか出来ませんでした。

 

 自動のお茶サービス機が設置されているのですが

 お茶を飲む方が多いのだなあと、あらためて気づきました。

 

 自動受付機と会話をして周囲から笑いを取っている方

 とても明るくて微笑ましかったです。

 

普段と違うステージにいると、あらためて気付くことがあるものですね。

 

8月25日(日)に、保健師、助産師、看護師の3職能が中心となり

「2019年度 医的ケア児支援看護フォーラム」を開催しました。
昨年、児童福祉法が改定になり、それに基づいて事業が進んでいます。


参加者の勤務場所は、病院、包括支援センター、看護大学等教育期間

訪問看護ステーション、市町村、養護学校や保育園や認定こども園 等です。 
職種も、医師、看護師、保健師、助産師、保育士、園長、大学教員や看護学校教員

そして役所の事務職員など、総勢145名の出席でした。

このテーマならではの、様々な職種の方がご参加くださいました。

 

出生数は減少を続ける一方ですが

新生児医療の発達により医療的処置や管理を必要とする小児は大幅に増加しています。

医的ケア児の増加にサービスが追い付かないのが現状です。

受け皿が十分といえない状況にあり、保育園・幼稚園・学校と成長過程と共に、

関わる人も、そして関わり方も違ってきます。

 

在宅療養児への訪問看護を提供するステーション数も十分ではありません。

それは、小児看護の経験がなく、成人相手と違い不安がある、

医療・福祉・療育・教育など関係する機関や職種、サービスが多岐にわたるため

わかりづらい等の理由が背景としてあるといえます。


フォーラムのプログラムは
1.「青森県の医療的ケアの現状」
 青森県立中央病院総合周産期センター 生育科部長

 網塚 貴介 氏
2.「医療的ケア児 支援者への支援」

 岐阜県心身障害在宅支援センター「みらい」 

 コーディネーター在宅看護支援専門看護師

 市川 百香里 氏
3.話題提供

 行政保健師・病院の助産師・ステーションの看護師の3名がそれぞれの立場から発表

 

参加者の感想を紹介すると
・保育所の看護師や支援学級の看護師とその業務について知ってほしいと思っていた。

 今日がその機会となり良かった。
・知らないことが多くあり大変勉強になりました。この様な機会あれば次も参加したい。
・医的ケア児を取り巻く課題を解決するために考える機会になった。

 

今後も、そこにいる医的ケア児とその子供を取り巻く環境

そして、それを支えているご家族について、

各職種が役割を果たすために共に考えていく機会を設けたいと考えています。

日が短くなると同時に、暑さも落ち着いてきたような気がします。
お盆が過ぎた青森は、早くも秋の気配を感じさせます。

 

さて、青森県看護協会では、8月17日(土)に

「看護労働環境対策委員企画セミナー」を開催しました。
お二方の講師に、それぞれ以下の内容で報告・講演いただきました。


1.青森県看護協会看護労働環境対策委員会 副委員長 村上 眞須美 先生
  「青森県における看護職の夜勤・交代制勤務の実態調査の報告」

 

2.社会医療法人 明和会医療福祉センター 竹中 君夫 先生
  「管理者も夜勤する人もしない人もみんなが納得する働き方改革
   ~時間外・有給休暇・勤務間インターバルから夜勤要員確保対策まで~」

 

セミナーの参加者約170名のうち10名が事務や技術職の方でした。
看護職は、ほとんどが主任看護師以上の職位の方で、

テーマへの関心の高さを示しているといえます。

 

村上先生は、昨年実施した看護職員実態調査結果について、
時間外勤務に注目して報告していただきました。

 

竹中先生には、事前に以下のような質問をお送りしました。
 Q.管理職に超過勤務手当が適応される業務内容について
 Q.業務の進捗が他者と比較してゆっくりである職員に対して

   タイムマネジメントを指導する具体的な方法を教えてほしい 
 Q.看護協会が開催するe-ラーニングについて

   自宅にネット環境がないため勤務後に職場で受講する場合は

   時間外勤務に該当するか
上記のような内容について、一つ一つ丁寧に回答していただきました。

 

参加者の感想を一部紹介すると
「役立てられる内容であった」「事務に聞いてほしかった」
「ユーモアたっぷりで楽しかった」「スタッフに説明ができる」
「全国同様の課題を抱えていると思った」
等々、とても反響が大きかったです。  

看護労働環境対策委員の皆様、本当にお疲れ様でした!

 

私自身は、今回、予想以上に多くの県内の看護管理者が集まったことに驚きました。
これだけの看護管理者が一堂に会するセミナーはなかなかないのではと思います。
また、これだけ集まれるのであれば、何か成し遂げることが出来ると確信しました。
更なる取り組みの推進を期待すると同時に、とてもワクワクしています。

 

9月29日(日)はハラスメントについてのセミナーを開催します。
是非、多職種を誘ってのご参加をお待ちしています!