8月25日(日)に、保健師、助産師、看護師の3職能が中心となり
「2019年度 医的ケア児支援看護フォーラム」を開催しました。
昨年、児童福祉法が改定になり、それに基づいて事業が進んでいます。
参加者の勤務場所は、病院、包括支援センター、看護大学等教育期間
訪問看護ステーション、市町村、養護学校や保育園や認定こども園 等です。
職種も、医師、看護師、保健師、助産師、保育士、園長、大学教員や看護学校教員
そして役所の事務職員など、総勢145名の出席でした。
このテーマならではの、様々な職種の方がご参加くださいました。
出生数は減少を続ける一方ですが
新生児医療の発達により医療的処置や管理を必要とする小児は大幅に増加しています。
医的ケア児の増加にサービスが追い付かないのが現状です。
受け皿が十分といえない状況にあり、保育園・幼稚園・学校と成長過程と共に、
関わる人も、そして関わり方も違ってきます。
在宅療養児への訪問看護を提供するステーション数も十分ではありません。
それは、小児看護の経験がなく、成人相手と違い不安がある、
医療・福祉・療育・教育など関係する機関や職種、サービスが多岐にわたるため
わかりづらい等の理由が背景としてあるといえます。
フォーラムのプログラムは
1.「青森県の医療的ケアの現状」
青森県立中央病院総合周産期センター 生育科部長
網塚 貴介 氏
2.「医療的ケア児 支援者への支援」
岐阜県心身障害在宅支援センター「みらい」
コーディネーター在宅看護支援専門看護師
市川 百香里 氏
3.話題提供
行政保健師・病院の助産師・ステーションの看護師の3名がそれぞれの立場から発表
参加者の感想を紹介すると
・保育所の看護師や支援学級の看護師とその業務について知ってほしいと思っていた。
今日がその機会となり良かった。
・知らないことが多くあり大変勉強になりました。この様な機会あれば次も参加したい。
・医的ケア児を取り巻く課題を解決するために考える機会になった。
今後も、そこにいる医的ケア児とその子供を取り巻く環境
そして、それを支えているご家族について、
各職種が役割を果たすために共に考えていく機会を設けたいと考えています。