今回は、某病院での実体験の話です。

 

肺機能検査が終わり、検査技士から「なにかやっていましたか」と言われました。
私は、仕事について聞かれたと思い、「会社員です」と答えると
「運動とかやっていましたか」と・・・

 

検査前処置のために、注射を準備しながらの看護師に

「どっちにしますか」と聞かれました。
私「えっ なにを?!」 
注射を右腕?左腕?どちらにしますか、と尋ねていたのです。

 

インフルエンザの予防接種のために問診票を記入しました。

若いナースマンがその問診票をじっと見つめながら、

私に「直していいですか?」と尋ねました。

何のことかと思い、あらためて用紙を確認すると
なんと、生年月日の年号を"大正"にチェックしていた。
 
最近、世界の中でもとりわけ日本の読解力が低下していると報道があったが・・・
私の場合はこれまた別の問題で、かなり深刻だと感じた次第である。

真冬の寒波が襲来し、早くも積雪となっている。

通勤の新幹線は、お得な切符の期間のためか、いつもより混雑している。

 

社内でDVDを視聴していた乗客が車窓に目を向け、その途端、「まじかよ!」と反応した。
「雪に反応しているわ」と思いながら、私も車窓に視線を移すと

思わず「うそ!?」と反応してしまった。

 

北国に暮らす者でも初冠雪の季節には、ついに来たかと思ってしまう。

ましてや、首都圏以西の人たちには、積もった雪は大きな驚きに違いない。

新幹線の座席ポケットに入っているJR東日本の広報紙「トランヴェール」が

12月号に更新されていた。

早くも、いつの間にか、あっという間に、今年も残すところ1か月か。
そんな心境である。

新幹線通勤だとこんなところで時節の移り変わりを感じることがある。

 

所用で出かけることが結構ある。
数年前のこと、町の広報誌の掲載をみて、手帳に書き留めておいた短歌がある。
手帳を新調する度に書き写しておいた。

“万が一の事が有ればと「こざっぱり」着替えて過ごす習慣つきぬ”

 

一日が無事終わり

無事帰宅できたこと

出かけられる環境にあることに

感謝!!

 

 

親戚が亡くなった時に、看護師から家族への言葉かけで、

家族は救われたと、知り合いが言っていた。 

 

「患者さんは、家族からいい看護を受けていましたね」との
看護を感じさせる言葉に癒された、と教えてくれました。

 

 

先日、自分の身内がクリニックで亡くなった。
がんの末期であったが、殆ど痛みを訴えることもなく、枯れるように逝った。


そのクリニックは、朝の開院前に、事務職も看護職も全員で清掃することからスタートする。

若い看護師も、白髪交じりの看護師も、当直の看護師も、皆優しく丁寧な対応である。


正直言って、これまでクリニックを知る機会はなかった。

どのような施設においても人員の過不足はあると思うが、

それでも精いっぱい看護を提供している看護師がいて、そして看護する思いを同じくし

あらゆる場で看護師は頑張っているのだと、しみじみ感じた。

感謝に堪えません。

メインテーマ「新たな時代を支える看護」で開催した青森県看護学会

口演15題、示説11題の計26題の発表で、

625人(関係者含まず)の参加のもと無事終了しました。

 

青森県立保健大学 角濱春美 教授の「新たな時代に看護技術の力を」と題した

特別講演を拝聴できたことは、県内の看護職にとって、また看護学生にとって

大変有益な時間になったと確信しております。

 

社会背景から始まり、罨法等の技術を通し、体験事例を交えてながらのお話の中で、

特に印象的だった内容は、「安楽は看護の目的そのもの」という内容です。
あらためて看護について考える機会となり、とても心に残っています。

 

質問に対して発表者は適格に答え、座長の尽力でスムーズな運営でした。

最後まで参加者が減ることもなく終えられたのは、

座長、発表者、スタッフ、そして参加者みなさまのおかげです。心から感謝申し上げます!
青森県看護協会のホームページに終了報告が掲載されますのでぜひご覧ください。

協会活動の全ての基本は、現場の声を聞き、会員のニーズを把握することにあります。

今年度は昨年廻れなかったところに対し、"営業"活動をしています。

 

病院や施設の規模・機能に関わらず、各現場で頑張っている看護師達を、

目の当りにすると本当に嬉しく、こちらが励まされる思いを都度味わっています。

 

まだ会員のいない病院では、次年度の入会を検討しています、との言葉を頂きました。
また、某地域の看護管理者は、看護師確保のために、

看護師養成所に行くとの情報があれば家庭訪問をするなど、あらゆることを試していました。

 

訪問診察に同行しているプラチナナースの笑顔。
突然の役場訪問にも関わらず、資料を受け取ってくれた保健師。
多忙な中で集まり、耳を傾けてくれた市役所の保健師達。

どうぞ今の保健師職能委員である仲間を支援していただきたいとお願いしました。

 

他にも後方病院や介護施設、クリニックや精神病院、そして訪問看護ステーション、

看護師養成所などなど、機会をあらためてお知らせしたいと思います。

看護協会運営本部では、10月から次年度の計画に全パワーを傾注しています。

 

教育研修については、例年であれば各支部から支部要望事項を提出していただき

検討を進めてきました。

今年度はそれを廃止し、代わりに教育懇談会を開催することにしました。


その理由は、研修希望の背景を十分に把握できないこと、

また本会で企画している意図が十分に伝わっていないことなどがあります。


例えば、3年計画でステップアップしていく研修に

毎年、初回に参加した受講者が参加するため成果につながらない。

また、同じ研修を毎年繰り返すだけで、指導者を育成できないなどがありました。

これでは会員にとって効果的と言えないため、

現場と本会で情報を共有し、方針を確認する必要があると考えました。

 

 【教育懇談会プログラム】
 1 教育体系・今年度の研修実施状況について  教育研修課長 岸田 公子
 2 来年度の計画案について   教育委員会委員長 岸 千加子
 3 長期研修および受託研修について   常務理事 前田 隆子
 4 意見交換「看護管理者、教育担当者が要望する教育計画について」
 5 新卒看護職の離職について   ナースセンター長 福多 彩子
 6 青森県看護職員需給推計について  青森県健康福祉部医療薬務課 阿部 祐子
 7 意見交換「新卒看護職の確保と定着について」

 

研修内容の希望、評価や受講率、会場として大規模病院の会議室等の活用、

新人教育でのシミュレーターの活用、指導者の育成が困難、圏域での研修開催要望等

様々な内容について活発な意見交換ができました。

 

初の教育懇談会でしたが、なかなか上出来だと感じています。

今回の成果を活かし、次年度の計画に反映させたいと思います!

先日、「ついにこの時期、ヒアリングの時期がやってきました」と事務の発言がありました。

ヒアリングは次年度の事業計画案および予算案について、支部や常任委員会から

聞き取りを行う、本会運営に関わる重要な業務です。
本日(10月31日)、そのヒアリングを6支部合同で開催しました。


これまでは支部ごとに日程調整をして実施していましたが、

情報を共有し、意見交換することを目的に、今年度は合同で開催することにしたのです。


結果は、お互いに直接確認出来たことで理解が進み、

目的はほぼ達成できたと思います。

何でも初の試みは不安なものですが良かったです。

 

会長である私の役割のひとつに、情報収集があると思っています。

情報は収集して終わりではなく、どのように活かすかで、それが"情報"になるか

ただの"話"で終わるか、大きな違いがでると思います。

 

NHKのアナウンサーが「情報とは情けに報いること」と話していました。
あれもこれも伝えようと思うと、何も伝わらないこともあるし、
あれもこれも必要と取りすぎても、活かせないこともあります。

 
ひとつのわからないことを大切に、

最初に感じた分からないを大切に情報をとり
伝えることが必要だと思います。

それが"情けに報いる"ことでしょうか。 

先日、プロ野球のドラフト会議が行われた。
あの特徴的なアナウンスの声は、野球ファンにはたまらない時間だろうと思う。

 

昨年は、八戸学院大学から高橋投手が巨人に1位指名されたが
今年は、青森山田高校の堀田投手が同じく巨人から1位指名である。
いつの間にか東北は高校野球のレベルが高くなり、
今や、エンゼルスの大谷翔平選手、マリナーズの菊池雄星投手のように

世界で活躍している。

 

そんな野球でキャッチボールは基本だと言う。
グローブに収まる音、とりやすいようにコントロールする。
そしてスピード、フォームも意識して投げる。
それは思いやり、そして心のやり取りだと言う。
体調を感じながら、ワンバンでも相手を思い投げると言う。

心の基本でもあると思った。 

なにげない偶然が結構ある。
温泉に行くと、偶然に会う先輩がいる。

 

先輩:忙しいの? 
私 :忙しいね!  
先輩:やりたいからだね~
先輩:無理をしないで 適当にやって 無理は駄目
私 :そうか~有難う!

 

これまでも「仕事に対して深刻にならないで」などのキーワードをもらい
会うたびに気遣ってくれる。

偶然は必然というが、本当にそうかも。