今回は偏平足です
偏平足には大きく分けて先天性偏平足と後天性偏平足があります
この記事は後天性偏平足のお話になります
開張足のときに横アーチのお話をしましたが今回は縦アーチのお話です
まず偏平足は足裏の「土踏まず」がなくなりまっすぐとなっている状態をいいます
後天性の偏平足は生活習慣により形成されるといわれております
原因①運動不足による筋力の低下
土踏まずのアーチを保つためには、足裏の筋肉が非常に重要な役割を果たします。運動不足によってこの筋肉が衰えると、足裏のアーチを維持できなくなってしまうのです。実際に、最近の子供は屋外で遊ぶことが減り、歩く機会が少なくなってきているため、扁平足が増えていると言われています
原因②足に合わない靴の使用
自分の足に合わない靴を履き続けることも、扁平足の原因になります。その理由は、歩くときに足の筋肉をうまく使うことができないためです。そのため、筋肉のバランスが悪くなり、扁平足になりやすくなります
特に、ヒールの高い靴を長期間にわたって履き続けている人は、扁平足になりやすいと言われているのです
原因③体重の増加が原因になることも
肥満などによる体重の増加も、扁平足になる原因の1つです急激な体重の増加は、土踏まずのアーチを支える筋肉に大きな負担を与えることになるでしょう
足の裏は全体重を支える部分でもあります。体重の増加によって土踏まずを形成しているじん帯が緩み、扁平足になってしまうのです
次は足のアーチを作っているメカニズムです
体重がかかるとまず下をむいた赤い矢印の方向に力が加わります
そして横方向の赤い矢印に力が分散しアーチがつぶされるような力になります
それを青い直線の足底筋群が青矢印方向に収縮しアーチを保持するように働きます
この働きを「トラス機構」といいます
この働きによりアーチが守られショックを吸収することができます
つまり足の裏の筋肉が非常に大切なんですね
偏平足などになると足が疲れやすくなりますそんな方などはここの筋肉を鍛えましょう
トレーニング一例
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