【 おかゆ 】 過去と今と未来をつなぐ | 開運の秘訣?!人生の運気に乗るなら?家事するノリで祐気取り

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実母方のおじいちゃん。
名前は義一さん。
 
 
 
昭和12年12月12日が
誕生日だったらしい祖父。
 
 
 
かれこれ15年ほど前。
自宅の祖父の寝室で息を引き取った。
 
 
 
その祖父を介護しながら
自営業していた
義一さんの実の娘、母 妙宣。
 
 
 
この二人の生活は私から見たら
とっっってぇもぉ~~~
過酷なのに・・・
 
 
 
とっっってぇもぉ~~~
楽しそうだった。。。
 
 
 
その中のほんのひとさじの
エピソードをご紹介します☆
 
 
 
 
 

 

。。。。。。
 
 
 
 
おはようございます!!!
杏 英香(あんず えいか)です!
 
 
 
右下は実母(妙宣)。
 
 
 
私の祖父だった義一さんは、
享年80歳。
 
 
 
カタカタとことこ
ロボットのようないびつな歩き方で
 
 
 
昼も夜も家の外に出かけて
迷子になったり、弟のことをなぜか
「はーぶーらーしー!!!」と呼んだり・・・
 
 
 
車の中で移動する時は
「おーろーしーてー!!!」と叫んで
 
 
 
走行中の車のカギを開け
飛び降りようとする
ジャッキー〇ェンさんのような祖父を
 
 
 
「オジーちゃん辞めて―!!!」と
孫たちに必死に抑えられたりと
 
 
 
挙げれば湧き出てくるほどに
介護エピソードがあるのですが、
よく動くがゆえにしっかりご飯を食べた祖父が
 
 
 
亡くなる3日前から、
食事を摂らなかった時の出来事。
が本編です。
 
 

 

 


 

 



 

 

「 看取るのは2人目 」 1人目は祖父。2人目は父。な、妙ちゃん。

 

 

 

 

母(妙宣)が祖父が食べない事実に気付き

そろそろかもしれん。

 みんななるべく家にいてね!」と

 

 

 

私たち姉弟に一言告げて、

朝職場へ祖父を連れて行った。

その日も祖父は

 

 

 

「どこのどなたか存じませんが、

 病院へ連れて行ってくれませんか?

 娘はどこへ行ったのかわからなくて・・・」

 

 

 

と、母(義一の娘)と私(孫)へ

丁寧にあいさつする。

そして、ドアから離れた座席に乗せられ

 

 

 

見守られながら会長として出勤していく。

ドナドナト~゙ナド~ナ~

 

 

 

そんな日が続いた3日目の朝、

事態は急変した。

 

 

 

数週間前から毎朝

布団から母の介助で起き上がってた祖父。

 

 

 

この日も母の腕によりかかりながら起きる・・・

かと思いきや、座った姿勢から動かない

 
 
 

 

 

「 母と祖父は経験させてくれた 」 命が体から抜けていく瞬間を

 

 

 

 

「みんな!!早く来て!!

 最期かも知れん!!はやく!!!」

 

 

 

まだまだ肌寒い3月18日の朝6時半頃。

その日は、早春にしては少し明るく

でも雲がかかってて、

 

 

オレンジのようなピンクのような色の日差しが

祖父の寝室へ注ぎ込んでいた。

 

 

 

母親の、悲鳴に似た叫び声で

目を覚ました私は、

寝間着のまま祖父の寝室へ

 

 

 

階段を転げ落ちるようにして駆け込んだ。

 

 

 

祖父は、目を見開いて

「……ぉか…ゆ……たべ…ぃ…」

と、つぶやく。

 

 

 

弟と父は来ない。

私は母とアイコンタクトを取って、

私が台所へ走り、

 

 

 

急いでアルミのミルクパン鍋にかゆを作って

部屋へ戻り、

母にスプーン一杯のかゆを手渡す。

 
 

 

 

 

 

 

「 英香がやるんだよ 」スプーンは再び私の手元へ

 

 
 
 
ぬるめのかゆを、すすった祖父は、
なにかつぶやいた。そしてすぐに、
瞳は白く濁り、
 
 
 
霊感がない私でもわかるほど
ハッキリと
 
 
 
祖父の身体から
何かが体から抜け出ていくような
気配を感じた。
 
 
 
母親(妙宣)は祖父を横に寝かして
祖父の瞼を閉じ、般若心経を唱え始めた。
私もならって般若心経を唱えた。
 
 
 
弟たちも起きてきて、
みんなで般若心経を唱えた。
 
 
 
救急車と警察を呼び、
自宅で亡くなった事情を説明して、
鑑識が事件性がないか調べていた。
 
 
 

 

 

 

 

 

「 おかゆ 」 私の中で大切な存在。

 

 
 
 
温かいものを口から含む。
与えてもらう。
 
 
 
とても大切なことを、
母と祖父から学ばせてもらった。
 
 
 
最期の一言。
祖父がなんて言ったのかは、
もう誰にもわからない
 
 
 
おかゆが逝く前の祖父にとって
どんなことを意味して、
どんな価値のあるモノだったのかも
 
 
 
わからない。
 
 
 
ただただ、ひと肌より少しあたたかい
手間を少しだけかけた、ひとさじを
大切な人へ贈ることが出来た。
 
 
 
そして、

 

 

 

その死ぬ直前まで、家族に囲まれる

食事を楽しめる

自宅の自分の部屋で

しかも、お仏壇の前で

 

 

 

…って…

15年ほど前でも難しかっただろうに

今やこの先の時代では

 

 

 

もっともっと難しいかもしれないなぁ。

と思う。

 

 

 

でももしも私にもソレが叶ったら、

幸せ以外の何モノでもないものだ

と感じた瞬間だった。

 

 

 

妻を看取り、10年以上娘と孫と暮らして

最後に娘の腕の中で

孫におかゆをもらって亡くなった祖父。

 

 

 

私も祖父のように、

 

家族に看取られながら

一口のかゆをすすって

最期を迎える

 

そんな人生が叶うのなら、送りたいなぁ。

 

 

 

そう思ったことを思い出したので、

記事に残します。

約15年前の出来事。

 

 

 

覚えてるもんだ。

 

 

 

そんな思い出たっぷりの

おかゆのハナシはまだ

 

 

 

続きがあって・・・

時を超えて2019年の春。

私は、

 

 

 

今日も保育園の調理員として、

生後1年経たない子ども達へ

おかゆを提供しています。

 

 

 

ふふふっ♪( *´艸`)

私の中で 

 

 

 

「 おかゆ 」 は

過去と今と未来を繋ぐ

大切なアイテム。

 

 

 

いつだっって、

約15年前に戻れる、

魔法の食べ物なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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一般社団法人Bell Life Style協会

杏 英香

 

 

 

 

 

 

おまけ♪

 

 

 

 

自分の子供達には、

ほぼほぼ

おかゆを作りませんでした。

 

 

え??理由??

…あまりおかゆを食べず、

大人と同じものを食べたがる

 

 

食いしん坊な子どもたちが

そろっているから?!です(笑)

 

 

 

 

 

 

最後まで読み進めてくださり

大変ありがとうございます!!!!!

 

とっても嬉しいです☆

m(__)m✨

 

 

 

             杏 英香

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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