前回、神が作った奇跡の食べ物「マナ」を取り上げました。

 

 

 

 

 

「マナ」とは旧約聖書・出エジプト記で、モーゼの祈りに応じて

飢えた民のために神が降らせた超自然的な食べ物です。

 

 

 

 

 

 

 

露が乾いたあとに残る薄い鱗、もしくは霜のような外見

 

コエンドロの種のように白く、蜜を入れたせんべいのように甘い

 

保存が利かず、気温が上がると溶けてしまう

 

残しておくと虫がつき悪臭を放つ

 

(出エジプト記 第16章)

 

 

 

民は歩き回ってこれを集め、ひき臼でひき、または、臼でつき釜で煮て、これを餅とした

 

その味は油菓子のようであった。

 

(民数記 11章)

 

 

 

「マナの収集」ニコラ・プッサン作

 

 

このマナのおかげでイスラエルの民は飢えずに済んだことになります。

 

まさに「神の恵みの食べ物」!

 

・・ですがその一方で、後にイエスから「食べると死ぬ」と否定されている食べ物でもあるのです。(=謎!( ゚д゚))

 

 

        

 

 

 

このマナが入った「マナの壺」は、モーゼの「聖櫃(せいひつ)」(契約の箱)に入れられた物の一つです。

 

 

        

 

 

聖櫃(せいひつ)には他に「十戒が刻まれた石板」「アロンの杖」が入れられています。

 

 

        

 

 

 

「十戒の石板」については以前、これは「破壊」すべきものなのでは?・・と解釈していました。

 

                                            

                

 

 

 (石板を破壊して「戒め」から自由になる? (゚∀゚))

  

 

 

 (モーゼも一度割ってます!(^。^)) 

 

 

        

  「十戒の石板を破壊するモーセ」

    レンブラント・ファン・レイン作

 

 

 

 

 

 

「アロンの杖」についてはまだ詳しく調べていないのですが、有名なモーゼの海割りで「海を割って民を助けた杖」とはこの杖のことです。

 

一方で、蛙やブヨ、アブ、イナゴを大量発生させ疫病を流行らせるなど「災いを起こす杖」としても描かれています。

 

 

 

    

 

 

 

 

 

・・それらのことから、もしかしたら聖櫃に入っているのは

 

 

   「破壊すべきもの」・・なのかも?? ( ゚д゚)

 

 

       

       割りたくなっちゃうの

 

 

 

      破壊すべきものとは・・

 

 

 「戒めという重荷」

 

 「食べたら死んじゃう食べ物」

 

 「害虫発生による疫病」・・???

 

 

   

 

 

 

そしてこの「聖櫃(せいひつ)」を表すのでは? といわれているのが、「お神輿(おみこし)」です!

 

 

 

       

 

 

 

その「お神輿」ですが、練り歩くだけでなく・・

 

 

叩いたりぶつけて壊す落として地面に打ち付ける

 

田んぼに投げて泥まみれにする石段から投げ落とす

 

海や川へ投げ入れ水没させる火の中へ放り込む・・

 

 

などなど、わざと乱暴に扱う祭りは全国に存在します。 

 

 

 

・・まるで壊そうとするかのような・・( ゚д゚)

 

 

 

     

 

 

 

 

  「聖櫃(せいひつ)は、 壊すもの」・・?? 

 

 

 

もしかして、もしかしたら、そういう意味があるのかもしれませんよね?  (なーんてね! ( ´ ▽ ` )

 

 

 

    

        「戒めを壊すか!」