大相撲では本場所初日の前日に、場所中の無事や安全を祈願する「土俵祭り」といわれる儀式が行われます。
(「方屋開き(かたやびらき)」とも)
儀式の際、土俵の中央に掘られた15cm 四方の穴に、縁起を担ぐ意味で「鎮(しず)めもの」が埋められます。
その上に御神酒を注ぎ、土をかけて叩き固めます。
「鎮めもの」とは・・
「洗米・昆布・スルメ・塩・榧(かや)の実・勝栗(かちぐり)」の
六品です。
「大相撲語辞典」より
この中に「栗」が入っていることが気になります! (・∀・)
「栗」については、これまでいろいろと考察してきました。
この「栗」を土俵の中心 に埋めることに意味があるのでは?
と思えて (^。^)・・
相撲界では「土俵には金が埋まっている 」という格言があります。
これは一般的には「相撲で強くなれば金持ちになれる」という意味になります。
ですが、自分には「金」とはこの「勝栗」のことを指すのでは? と思えるのです。
「金」=「栗」?
「勝栗(かちぐり)」とは、生の栗や蒸した栗を乾燥させて臼で搗き、殻と渋皮を取り去ったものをいいます。
「搗栗(かちぐり)」
その臼で搗く(つく) ことを、古語では「搗ち(かち)」と言います。
そのため、かちぐりの漢字は本来「搗栗」です。
「搗栗」は「搗ち(かち)」が「勝ち」に通ずるため「勝栗」と表記され、縁起物になりました。
渋皮を取ったこの「搗栗(かちぐり)」の姿は「栗きんとん」に似ているような ・・(・∀・)
「栗きんとん」は、自分の解釈では「宝珠」の比喩。
「土俵には金が埋まっている 」とは・・
「 宝珠 が土俵の中心に埋まっている」という意味では? (・∀・)
そしてその「宝珠(栗)」は「へそ」の比喩に思えるのです。
「世界の中心」=「自分の中心」=「土俵の中心」?
「金」が埋まっているのは「自分の中心」?
・・そんなふうに、思ってしまうのでした・・( ´ ▽ ` )
こちらはカラスビシャクの球根「へそくり」(゚∀゚)