「阿遅鉏高日子根(アヂスキタカヒコネ)」8です^ ^
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アヂスキタカヒコネは、アメノワカヒコの葬儀に行った際、アメノワカヒコとそっくりだったため死者と間違われ、そのことに激怒して、喪屋を切り倒し、蹴り飛ばし、飛び去った・・ということになっています。
この、アメノワカヒコとそっくりだった、ということについて、さらに考えてみました。
ヨゲンノトリ(関係ないけど特別出演)
アヂスキタカヒコネは、アメノワカヒコの「役をやっていた」「仮面をかぶっていた」・・と、解釈してみました。
高天原(神界)から人間界に、「アメノワカヒコ役」として降りてきたアヂスキタカヒコネ。
人間界に降りてくると、オオクニヌシの下、本当の自分を忘れてしまい、アメノワカヒコを自分そのものだと思い込んでしまいます。
そして自分の使命も忘れ、高天原を裏切って、使者ナキメを矢で射って殺します。
その後、高天原からの返し矢が当たり死にますが、これはアメノワカヒコの仮面が外れ、本当の自分を思い出した、という意味では?
(=アメノワカヒコとしての死)
仮面を見て、アメノワカヒコ役をやっていたことを思い出し、その仮面を蹴り飛ばす・・
(物語では喪屋を蹴ったことになっていますが、死者そのもの=にせものの自分(仮面)を表すのかも?)
仮面をボールにして、蹴った?( ´▽`)
=八咫烏としての特性!
・・こんなふうに考えると、辻褄が合うような?(違う?(^。^))
ここ最近、「人はこの世界のゲームで、仮面をかぶってそれぞれの役を演じているのでは?」・・という憶測を書いていますが・・
アヂスキタカヒコネは、人間界では「アメノワカヒコ役」だった。
それを、物語では2人の人物として描いた、ということではないでしょうか? (・∀・)
このアヂスキタカヒコネには「迦毛大御神(カモノオオミカミ)」という、オオミカミがつく別名があり、特別な神さまだと思われます。
ボールを蹴って、ゴールを決める・・
有終の美を飾る、特別な、大トリの神さまでなのではないでしょうか? ( ・∇・)