前回「翁(おきな)」について書いた記事の中で、ちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」を取り上げました。
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その時あらためて「おどるポンポコリン」の歌詞を見ていたら、すごく意味深な歌詞に思えてきました (・Д・)
以下、自分の勝手な解釈を書いてみます。
前回、「タッタタラリラ」が能の「翁(おきな)」の「とうとうたらりたらりら」という詞章に似ているという説を取り上げました。
その件についてはこちら
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「タッタタラリラ」は、この言葉の音の配列が、呪言、言霊となっているのかもしれません??(=仮説!)
「ピーヒャラ、ピーヒャラ」は、笛の音・・だとしたら・・
「ポンポコリン」は??
調べてみたら「タヌキの腹を叩く音」説が有力のようです。
「ポンポコ」=「タヌキのお腹を叩く音の定番」だからですね(^。^)
ポンポコ
「タヌキのお腹を叩く」といえば・・
わらべ歌の「証城寺(しょうじょうじ)の狸囃子(たぬきばやし)」
しょ しょ 証城寺 証城寺の庭は
ツ ツ 月夜だ 皆(みんな)出て 来い来い来い
おいらの友達ァ ぽんぽこ ぽんの ぽん
負けるな 負けるな 和尚さんに 負けるな
来い 来い 来い 来い 来い 来い
皆出て 来い 来い 来い
しょ しょ 証城寺 証城寺の萩(はぎ)は
ツ ツ 月夜に 花盛り(はなざかり)
おいらは浮かれて ぽんぽこ ぽんの ぽん
こちらは「ポンポコポンのポン」ですね ^ ^
その童謡の元になった「狸囃子(たぬきばやし)伝説」は、こんなかんじ。
お化けや妖怪が出ると、和尚さんが住み着かない古いお寺の証城寺。
新しい和尚さんを追い出すため、狸たちは妖怪に化け、月夜の晩に腹鼓(はらつづみ)を叩きます。
逆に和尚さんは喜んで、狸といっしょに腹をたたきます。
和尚さんの腹鼓は、だんだん上達し、良い音が出るようになりました。
大将狸は負けじと仲間を集め、みんなで腹を叩きます。
ある日和尚さんは、狸が1匹もいないことに気づきます。
周りを探してみると、大将の大狸が、草むらで死んでいました。
よくみると、腹の皮が破れています。
腹を叩きすぎたのです。(ええ〜っ!?((;゚Д゚))))
不憫に思った和尚さんは、狸のために塚を建てました。
ポンポコリン♪
驚きの結末ですが・・^_^;
タヌキの音源、体の楽器、「腹鼓(はらつづみ)」
おどるポンポコリンの歌詞には「おへそがちらり」「お腹がへったよ」という、お腹に関するワードが出てきますが、それと「腹鼓」が関係しているのでしょうか??
「おどる、ポンポコリン」=「踊る、腹鼓の音」?
「音」が、踊っている??
「なんでもかんでも みんな おどりをおどっているよ」
覚醒者(悟りを垣間見た人)(一瞥を体験した人)は、
「すべてが振動している」
「生物だけでなくすべてが生命を持っている」
・・ということに気付いた、と自らの体験を語ります。
「青い鳥」や「不思議の国のアリス」にも、そのような描写が出てきます。(花や光がしゃべったり)
(それについてはこちらで紹介しています)
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自分には、さくらももこさんは、そういうことをわかって(感じて)いた人じゃないのかなぁ(=覚醒者)と、思えてしまうのでした・・( ゚д゚)
「腹鼓の音が踊っている」のを、垣間見たのかもしれません・・??
(=勝手な憶測!! (^_^;))
「おどるポンポコリン」
・・とっても興味深い歌なので、またさらに他の部分についても考えてみたいです・・^ ^
友蔵