ここ最近、舌や唾液についていろいろと考えていますが、先日のNHKBSプレミアム「ヒューマニエンス」で「粘液 ネバネバは魔法のカクテル」の回が放送されました(シンクロ!^ ^)
ぬるぬるネバネバの「粘液」は生命を支える、いわば魔法のカクテルである 、と粘液のすごさが紹介されていました。
たとえば1日1.5ℓも分泌する「唾液」は、傷の修復や骨の再生を促すなどの100種類以上の成分を含んでいたり、「鼻水」には高い免疫成分があることなど、粘液の優れた機能がわかってきたのだそうです。
「唾液」「鼻水」があったからこそ人間は生きてこれた、とも言われていました。
そんな優秀な「粘液」のほぼすべての種類には、「ムチン」という成分が含まれているそうです。
「ムチン」は、粘膜の保護、抗ウイルス作用をはじめ、たくさんの重要な役割を担っています。
この「ムチン」、敵と味方を見分けるなど、まるで意志を持っているような 働きをするのだそうです。
イメージです ^ ^
・・それを聞いて、まるで「粘菌」みたい!と思ってしまいました (・Д・)
「粘菌」とは、アメーバのような原始的な単細胞生物の総称です。
この「粘菌」・・なんですが、脳がないにもかかわらず、迷路の最短ルートを導き出す知性があることが知られています。
(実際に、粘菌の生態を模倣した仕組みの「粘菌コンピュータ」というものが存在します!)
「迷路なんて簡単さ!」by 粘菌
「粘液」「粘菌」「知性」、とくれば、浮かぶのは・・
以前、「野口体操」という運動方法を創られた 野口三千三(みちぞう)さんについて取り上げたのですが、野口さんは、
「からだの主体は脳ではなく、体液である」
という理論を唱えています。
「身体を揺らしてみて液体の詰まっている「皮袋」が人間である」
「このジェルのようなものが「原初生命体」であり人間を形成しているものだ」
「人間のからだは固体的ではなくて液体的である」
野口三千三著「原初生命体としての人間」より
その件についてはこちらにも
↓
この理論からすると、「人間 = 液体 =(知性を持つ)粘液」
「人間」=「肉体という器に入っている粘菌」
・・と言えるのかもしれませんね・・?? ( ゚д゚)
おまけ!
こちらはなんと、粘菌を武器にして攻撃を行うモンスター!
(唾液に含まれる成分でその粘菌を活性化させるそうです!)
(そんなのいるんだ!? ( ̄∇ ̄))
粘菌術師?のブラキディオスくん ^ ^
「ダイナミック田植え」「ジャンピング土下座」が得意技!^o^
(モンスターハンターより)