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イギリス、フランス、イタリアからのアンティークをご紹介させて頂きます。定番品からマニアックな物まで時代背景やそれに付随する情報を交えてご紹介させて頂きます。

前回は長さの単位について書きました。 今日はパイントの話にします。


最近はブリティッシュパブ、アイリッシュパブが増えてきたせいか、日本でもパイントが定着してきました。


さて、パイントの量なんですが、1824年にThe Weights and Measures Act (計量・測量決議)により1パイント=568mlと定められ,1826年から執行されました。

この単位をImperial unit またはImperial system(帝国基準単位)と呼びます。



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イギリスのパブでは通常よく見られるのが、↑のノニックタイプのグラスです。

(由来はNo Nick=欠けなし)だそうです。上部の方がこんもりしてますね。


このこんもりで強度が増すだけでなく、持ちやすく、そして重ねても奥までスッポリいかないから店員さんが片づけやすい利点があるのです。

-アンティカペディア- phot by justnic

パイントグラスでもう一つ特徴的なのが、王冠マークと『PINT』のエッチングです。

PINTが隠れる所まで注いで1パイントだよと言う印です。 泡はこの上からだよとの印でもあります。

そして、『PINT』の文字が入った物を使用する規定があり、容量の分からないグラスでサーブするのは違法になっております。

 

残念ながら、最近はEU加盟国の製品にはCEのマークを付けなければならなく、王冠マークが徐々に減ってきているのが現状です。 保守党は王冠もつけるべきだと主張しているそうです。

どうでもいいような感じもしますが、伝統を守る事もオリジナリティが失われないようにする為に大事なことだと思います。


日本の生ビールも規制を設けて欲しいもんです。

自分の中では大瓶(633ml)、中瓶(500ml)、小瓶(334ml)なので

生ビールのジョッキも瓶の量に合わせて頂きたいです。


いつの間にやら生中を頼んでも大抵の店は330mlのグラスで出てくるのが普通になった気がします。


それでは。



↓当店で扱っているピューター製のパイントジョッキです。
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http://www.anticarize.com/8_80.html



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今日は長さの単位について書いてみます。


私達日本人にとっては、長さの単位と言えば m、 cm、 mmを使います。っていうかヤード、フィート、インチと言われても全然ピンときません。


逆にアメリカ人やイギリス人にとっては、私達が常日頃使っているやメートルやセンチに馴染みがありません。


どのくらいの方がご存じでしょうか? 1インチ=2.54㎝になります。 

親指の長さに由来します(みんな同じ長さか!?)


2.5㎝の方が分かりやすくていいじゃないかと思いますが、

インチを使う人にしたら1センチ=0.3937007インチで0.5インチにしてくれたら分かりやすいのに。。。

って事になります。 


因みに1フィートは30.4804㎝になり、3フィートで1ヤードになります。

フィートは足の長さに由来します。(考えた人、足デカすぎるでしょ!?)


でもテレビや自転車は日本で発明されてないからって、なぜインチなんでしょうかね?

センチにしてくれたらピンとくるのに。。。。。。今からでも遅くないと思います。。。


それでは。



■当店で扱っているインチ表記の定規です。興味のある方は下記URLからご覧下さい。


インチとミリ、両方の表記がされている定規です。

ミリが綺麗なのに対しインチが使い込まれております。
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http://www.anticarize.com/5_60.html


こちらは両面インチ表記です。
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http://www.anticarize.com/5_143.html






今日はスコットランドのエジンバラで出会った、

どこにでもありそうで、どこにもないソルトサーバーをご紹介します。


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一見、「普通じゃん」って思うかもしれません。 


いったい何が不思議かっていうと蓋なんです。


通常はガラス製の瓶にアルミやプラスチックの蓋ですね。


たとえガラス製の蓋だとしてもスクリューは付いてません。 カパっと押し込むだけのタイプです。


一番不思議なのは、穴をどうやってこんなに沢山開けたんだろうって事です。



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興味のある方は→http://www.anticarize.com/8_31.html

穴の開いた鋳型に溶かしたガラスを流しこんで、その後、余分なバリを丁寧に削り取ったのか?


はたまた、ドリルでヒビらないようにじっくり穴を開けていったか? 


それとも他に方法があるのでしょうか?


どちらにしても大層な手間が掛かっているのは確かです。 



それでは。


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こんにちは。


今回も生活道具について書いてみます。 今日は鏡の話です。


鏡は人類の誕生と同時くらいの歴史があります。 鏡と言っても始まりは水面に姿を映す水鏡です。
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さて、鏡を物として使いだしたのはいつか? 記録として残っているものでは、


紀元前6000年に火山ガラスを磨いた鏡がアナトリア(現在のトルコ西周辺)で、


紀元前4000年に銅を磨いた鏡がメソポタミア(現在のイラク中央から南周辺)、紀元前3000年にエジプトで、


紀元前2000年に青銅を磨いた鏡が中国で使われていたそうです。



■金属皮膜の鏡

1世紀に入り金属皮膜を使った鏡がレバノンで発明されます。


6世紀には中国で水銀が使用されます。


1317年にヴェネチアのガラス職人がスズと水銀の合金(錫アマルガム)をガラスの裏面に付着させて作る方法を発明。


1835年にドイツの科学者ユストゥス・フォン・リービッヒが硝酸銀溶液を使って銀をガラス面に付着させる方法を生み出しました。 その技術は現在の鏡の生産性、品質向上に繋がりました。


何気なくいつも見ている鏡ですが、昔の人の知恵でここまで来たと思うと何だかありがたいですね。 もう行きつく所まで来た感がある鏡ですが更なる進化があるんでしょうか?
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人間は太古の昔からず~~~~~と身なりを相当気にしてきました。

身なりを気にするのは人間と動物の最大の違いの一つではないでしょうか?



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当店で取り扱っておりますイタリア製の鏡です。詳細は→http://www.anticarize.com/6_96.html  


それでは。



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前回の靴べらの回で、15世紀から靴のデザインが多様化し始めたと書きました。


さて、 その中でも14世紀終り~15世紀終りにかけて爆発的ブームになったPoulaines(ポーレインズ)、もしくはCrackowesクラコウズ)と呼ばれる靴について紹介します。
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ポーレインズはポーランドのKraków(クラコウ)で14世紀に誕生し、14世紀末にイギリスに持ち込まれました。 イギリス人はそのあまりの斬新さにビックリしてこの靴は瞬く間に大ブームを巻き起こします。


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※クラコウは世界遺産に登録されている都市で1611年にワルシャワに移るまでポーランドの首都でありました。

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特徴は見ての通り先っぽが異様に長く尖っております。


しかし、保守的な官僚や司祭達はこのブームが面白くなかったようで、法律で先っぽの長さに規制が敷かれるようになります。


庶民は先っぽの長さ6インチまで(15.24cm)、

庶民以上貴族以下の特権階級の人は15インチ(38.1cm)まで、

貴族はなんとっ!24インチ(60.96cm)まで!


見栄っ張りは規制ギリギリまでやったんではないでしょうか。。。


しかし、長すぎはカッコ悪いって空気になってきたのか、1410年くらいから先っぽが短いのに傾向が移ります。そして1480~1490年頃は、裕福な若者の間で再びおしゃれアイテムとして注目されたそうです。
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みなさん履いてますね。


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今日は靴ベラの話です。


さて、そんな靴ベラって一体いつ誰が考えたんでしょうか?


1903年にAndrew D. Washington が商品として初めて特許を取りましたが、それ以前に存在し活用されておりました。 実は誰が発明したかは不明なんです。


靴ベラが普及したのは15世紀頃とされております。

靴にとっても大きく変わる100年で、15世紀は劇的にデザインが多様化します。

ハイヒールもその頃に生まれました。


その当時、靴ベラは牛や鹿の角で造られるのが主流でしたが、16世紀に入ると彫刻や宝石で飾られ貴族の間でコレクターアイテムにもなりました。


当店で扱っている靴ベラです
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興味のある方はここから→http://www.anticarize.com/6_76.html

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優美な装飾がほどこされております

※次回は15世紀に流行した靴について書きます。 お楽しみに!


それでは。



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ゾーリンゲンって名を一度は聞いたことがある方はいるんではないでしょうか?


中世より刃物の産地として名高い街で刃物製造が盛んに行われております。


ドイツドイツのゾーリンゲン イギリスイギリスのシェフィールド  


そして。。。。。


日本岐阜県関市


この3つの街は刃物の3Sと呼ばれております。 

(3S製以外はダメというわけではありません。世界には沢山の腕利きの職人がおります)


なんとも誇らしいですね! 

まあ、こんなに繊細な日本が入ってなかったら逆に「なんで!?」ってなりますけどね。



↓当店で取り扱っているゾーリンゲンのハサミです。
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他のアングルから見たい方はここから→
http://www.anticarize.com/5_16.html


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月の顔のマークが可愛いA. Feist & Co製です。

同社は、1850年に創業し1948年までと約100年続いた刃物メーカーで、

コレクターアイテムとしても人気があります。


それでは。



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今日はコルクスクリュー(ワインオープナー)についてです。


コルクスクリューは17世紀にイギリスで発明されたと言われております。

Gun worm(打ち終わってない銃の弾を取り出したり、銃身を掃除する道具)をヒントに造られました。


太古の昔からコルクを使って壺などに栓をしていたそうですが、ワインボトルに栓をしたのは以外にもイギリス人だそうです。(もっとワインが有名な国だと思いますよね)


よくインク瓶で見られるような、先が細くなっていく形状のコルクで栓がされ、

麻の布で巻かれており簡単に引っこ抜くことができました。

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当時のワインボトルは今のような形ではなく下記写真のような玉ねぎ型でした。

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しかし、この形では運ぶにも口は上を向いていなければならず、運搬に非常に効率の悪い形状でした。


ところが、17世期後半~18世紀初頭にかけてガラス瓶製造の技術が飛躍的にアップします。

溶けたガラスを型に流し込し込むことで大量生産が可能になりました。


そして、今現代のワインボトルの形状になり、横に積むことで大量に運搬できるようになります。

こぼれないようにコルクの栓も今の筒状の形なりました。 必然的にコルクスクリューも必要になりますね。


今では色んな形やデザインの物がありますが、最初に特許を取ったのはイギリス人のSamuel Henshall(1795年)だそうです。


それでは。


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コルクスクリューマニアから仕入れた一本です。黒ずんだ鉄がいい味を出しております。

http://www.anticarize.com/8_20.html

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前回、前々回とパブについて書きました。


このブログを読んでいる方はウィスキーを飲まれますか?角瓶

ロック、水割り、ハイボールなど色々楽しみ方があります。


ストレートで飲むには小振りのチューリップ型が一番でしょう。


くびれに香りがこもり、口が小さいので香りが逃げにくい形状になっております。

ゆっくり時間をかけて飲みたいなんて人は蓋をしてしまえばいいんです。 


これで香りを完全にシャットイン。 蓋を開ければ芳醇な香りが解放されますどろん


口と目と鼻で楽しめるグラスです。 私も自分用に持ってますのでお勧めします。


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http://www.anticarize.com/8_30.html ←興味がある方はここから

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前回はパブの看板について書きました。 今日はパブゲームについてです。


サッカー観戦はもちろん、ダーツやビリヤードが出来たり、クイズ、カラオケ大会まで催されております。(因みにカラオォキ↑って言ってます。関係ないですが、ポケモンはポキモン↑って言ってます)



ちょっと見慣れない物だとバービリヤード

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↑四つ角に穴が開いてません。 

テーブル上に9つの穴があって、それぞれポイントが違います。


Skittles(スキットルズ)
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スキットルズは弾を投げてピンを倒すボーリングみたいなゲームです。

通常は外でやるボーリングみたいな感じですが、室内用に改良されました。

中には店内にレーンが敷かれている場所も。。。

ただ倒すだけではなく地域によってローカルルールがあります。

そのほかにも、コインゲーム、テーブルフットボール等、沢山のゲームが酔っ払いにより生み出されてきました。


そんな数ある遊びの一つ、↓ポーカーダイスを当店でも取り扱っておりますのでご紹介致します。
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http://www.anticarize.com/6_134.html

遊び方は基本的にポーカーと変わりません。

目はA K Q J 10 9

    やじるし   


役の例

A A A A A    =オールファイブ

A A A A K    =フォー

A A A K K    =フルハウス

A K Q J 10 9  =ストレート

A A A K Q    =スリー

A A K K Q    =ツーペア

A A K Q J    =ワンペア


一回振って、揃ってないのだけを再度振るのが基本ですが、

自分達だけのルールを作って楽しむのもいいと思います。

一発勝負ももちろんありだと思います。


何かをじゃんけんで決めなければいけない時、スマートにポーカーダイスで決着するのも

良いかもしれません。 特にいざという時じゃんけんが弱い方には。。。。。


それでは。



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