パリの寄り道:エルメス・パリ セーブル店 (Hermès Paris Sèvres)
パリのアトリエにいる間、新しい何かとの出会いを目指して、この街をよく散策します。日本とは全く違うカルチャー、スタイル、雰囲気、人種..etc。色んな意味で、様々な発見・気づきがあります。今はなかなか出入国するのも難しい状況下。せっかくなので、少しでも旅気分が味わえるような、好きな場所・風景もご紹介できればと思います。まずは、ご存知の方も多いと思いますが、フランスを代表するメゾンブランドで、そのクラフツマンシップにはいつも感銘を受けるブランドHermèsのパリ・左岸にあるセーブル店。つい先日リニューアルオープンしたようなので、これはそのリニューアル前の写真。もともとこの建物は屋内プールのを改装して作られたショップで、各所にアールデコ調の名残が見受けられます。店内はとても天高(というか底が深いと言った方がただしいでしょうか)。ショップにっ入るとすぐファッション小物や香水、食器などがインスタレーションされているアトリエがあります。そのインスタレーションも、「Hermèsの世界へようこそ」と言っているかのように、遊び心がありながら上質でエレガント。たくさんの色・物が共在しているにもかかわらず、そのバランス・レイアウト・カラーリング・細部のディテールまで完璧です。その完成度の高さに感銘を受けます。その奥へ進むと、木を組み上げた格子状のアートのようなオブジェが目の前に現れます。そこまで続く階段のスロープも同素材のフェンスになっています。以前、祇園に期間限定で登場したHermès。あの時のメインモチーフも木の格子状のデザインでした。(下が期間限定のHermès祇園店)木の素材で、組み方ひとつで、同じ世界観でも、そのカルチャーをリスペクトし、理解し、フィットさせるスピリットとクリエイティビティはさすが。含みのあるデザインの意図や意味。すばらしいですよね。いつも感銘させられます。階段を降りた先、オブジェの中やその周辺に、ファッションだけではなく、食器や家具、雑貨などライフタイルを含めたエルメスの世界観が体感できます。またも、すべてが完璧で圧巻です。そしてとても心地よい余白。店内には珍しくカフェも併設されており、エルメスの食器でカフェを楽しめます。個人的にお気に入りはエルメスのセレクトブックストア。セレクションが好きで、ついつい長居してしまいます。是非、パリに行く機会があれば、ショップを訪れてみてください。住所:17, rue de Sèvres, 75006, Paris営業:月曜ー土曜 10:30 -18:30フランスを中心にヨーロッパでセレクトしたアイテムも是非見てみてください。ANTAN À TOKYO powered by BASE「ANTAN À TOKYO」は、毎日を大切に、丁寧に、自分らしく暮らす、手のひらのしあわせを目指して、美しいモノ、心が感じるプロダクトをセレクトするセレクトショップです。フランス・パリにもアトリエを置き、取り扱っているヴィンテージ・アンティークアイテムは、フランスを中心に、全て直接ヨーロッパで直接買い付けたプロダクトたち。今の私たちの暮らし・ワードローブに…www.antan.tokyoではみなさま良い週末を!