"Blizzand"は1950年代頃のフランスで登場した上質なトレンチコートとレインコート専門のブランド。日本ではあまり知られていませんが、その質と機能性が認められて、70年代にフランス軍のオフィサー用のドレスコートなどに生地を提供していたブランドでもあります。
*そのオフィサーコートも探しているところなので、入荷できたら改めてご紹介します。
Blizzandはフランスで最初に、フランス製の防水性や通気性のある高機能素材「VENTILE」(ベンタイル)生地を使ったトレンチコートを開発。その生地は、戦後のフランスで一大生産地であったフランス・ブサック(Boussac)地方で主に生産されていました。Blizzandで"Boussac Tergal"と名付けられた生地は、主にこのブサックで作られたコットンとポリエステルを混紡した革新的な生地を用いたもの。その生地はソフトでありながら強度があり、ほのかに光輝くようなエレガントさを放つ、とても美しい生地です。またBlizzandのコートは当時、南フランスで生産されていたそうです。
今日ご紹介するのは、"Blizzand"のカーキのステンカラーコート。
ラグランショルダーのステンカラーロング丈コートは、Blizzandの中でもハイラインとして仕立てられたBlizzand Royalのラインで、少しベージュ気のあるエレガントなライトカーキ色。
コートはフランスの黄金期60年代頃に作られたもので、ボディやアームがオーバーサイズめに作られているので、今のトレンドやワードローブにもマッチするアイテム。
付属ボタンの色合いも、とてもきれいなカーキベージュのグラデーション。ベルトのバックルもレザー調の同じ色合いで、ミニマルなデザイン。
生地はシャリ感とハリ感がありながら、ソフトで、そっと体に馴染んでくれます。
フランスでその質と機能性、デザイン、クラフトマンシップを兼ね備えた"Blizzand"に出会ったときは、とても興奮したのを覚えています。そこから"Blizzand"アイテムも探し始め、メンズ・レディースで色々取り揃えて見ました。
これらはまた追々ご紹介していきます。
まるで、現在作られたようなアイテムは、様々なブランドのインスピレーション元になっている、まさにクラシックなフレンチスタイルの一着です。
またBlizzandをFeatureしているページもありますので、よかった合わせてご覧ください。
またこれから追加アイテムも準備中です!
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