ANTAN À TOKYOでセレクトするポイントは、そのモノがいろんな意味で美しいかどうかはもちろんですが、ファッションアイテムに関しては、ヴィンテージ・アンティークでも、今の気分・私たちのワードローブにちゃんとマッチするかどうかも重要なセレクト基準の1つにしています。
そんな中で見つけたユニークでレアなフレンチボンバージャケット。
フランス軍のアイテムかと一瞬思いました。
ですが!ライニングはモノトーンのペイズリー柄で、カリフォルニアテイストのような雰囲気。歴史と経済的な理由から、フランス軍がUS軍にインスパイアーされたミリタリー服をフランス流に作っていたように、アメリカにインスパイアーされた一着。
着心地はキルティングジャケットに似ていて、厚手のしっかりした作りですが、重すぎず、ショールカラー部分も程よい固さと柔らかさ。立てて着用することも可能です。身幅やアームホールなど全体的にオーバーサイズめの作りなので、パフっと羽織れます。
写真のフランス軍のM52パンツとも相性抜群でした。
全体的に流れるような絶妙な曲線が醸し出すエレガントさは、さすが黄金期に世界を魅了したフランスならでは。
強度が何より大事だった時代の服づくりから、今でもまったく廃れることもなく、今のワードローブにもとてもマッチするアイテム。
またこの先の何十年も、ずっと良きパートナーでいてくれそうです。
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