前回までのレッスンで「コアの感覚」そして「コアで生きる私」について徹底的に書いてもらった。
「コアで生きる私」とは「ご機嫌な私」に繋がっている。
いつでも、自分のご機嫌は自分で取る、と決める。
そして自分のご機嫌は、外的要因に振り回されることは決してない。
その時の反応は、自分で決められる。いや、自分で決めるのだ。
ここから先のワークでは、あなたを不自由の鎖から解き放ち、自由に制限なく、自分の描きたい夢を声高に宣言してもらう。
ここまでのノートワークを実践してきたあなたは、いわゆる「一般的な幸せのイメージ」や「成功の概念」がもう、自分の幸せと直結してはいないことを、本能的にも理論的にも十分に理解できたはずだ。
過去の栄光、世間からの評価、正しさの追求。それらは、あなたの幸せを作る源泉には、決してなり得ない。
だからこそより一層、自分の状態を徹底して俯瞰し、自分に問いかけ続けて欲しい。
限られた未来だけが自分を幸せにする、とそう無意識に決めつけるのは可能性を一気に狭めることになる。
人は思った以上に、過去に引っ張られていきている生き物だ。
繰り返す。
自分の制限を外して。
外側の価値観に依存する「わたし」から卒業すると、何度でも決め直そう。
何があっても自由に柔軟に考え
勇気を持って行動できる自分で生きると決めることは
あなたの内側に眠れる、根源的な情熱の復活に繋がっている。
前回のLessonで再度見直した、あなたの「理想の1日」リストを、さらに詳しく見ていこう。
あなたが「理想の1日」を描いた時、思いつくままに「これがあったらいいな」「あれがあったら最高」と、全て自分の感覚に繋がることを書いてもらった。
ここで別角度から再点検。内容をしっかりと精査していく。
とてもシンプルで重要な、3つの問いをあなたに投げかける。
「理想の1日」のリスト見ながら、この3つに分類していこう。
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1.あなたが理想の1日を過ごすのに、絶対に欠かせないものは何?
2.なくても構わないけれど、あったほうがいいものは?
3.必要ないものは? あれば嬉しいけれど、なくても幸せになれるものは?
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一度「コア」の視点から理想の1日を点検し、さらに現実的な要素で点検を続けるのは「本当にあなたを幸せに導くものは、実はものすごくたくさんの要素ではない」と自分で理解するためだ。
ここでまた、勘違いしないで欲しいのは、ここでの目的は「優先順位をつけること」であって、決して、必要ないものは切り捨てろ、ということではない。
本当に必要なものを手に入れることにまず注力する。
それが実現した状態なら、そのほかの「あったら嬉しいもの」を手に入れるためのエネルギーは自然と湧いてくるのだ。
例えば、絶対に欠かせないものが「書くこと」だった場合。書くことが満たされていなかったら、あったら嬉しい「音楽鑑賞」や「旅行」があっても、心の奥底から満たされることは決してない。
一瞬だけ心地よくなるかもしれないけれどすぐに枯渇してしまう。
私たちは、この優先順位を大いに間違えていて、1番大きなものが手に入らない(と、決めつけている)から手に入れやすい2番目、3番目で満たそうとしてしまう。
それは大きな間違いだ。
本当に自分にとって大切なもの、一番大きなものを満たさなければ、ほかの要素を満たしても焼け石に水、になる。
大事なのは、人生においてあなたがどんなものを大事にしていて
どんな感覚を得たいか
その感覚を得るために、どんなものが必須なのか
そのことをしっかりと自分で把握すること。
これから先「理想」というキーワードで、どんどんあなたの理想を語ってもらう。
その都度この作業は繰り返し行うので、ここでしっかりとマスターしておこう。
重要なことはたった一つ、僕たちがこの世界をどのように見るか、それしかない。
〜パトリス・ジュリアン
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