こんばんは。

 

 

 

魔王シリーズを

大変かっこよく

ストーリー仕立てで書こうとしましたが

 

 

話が壮大すぎて

広がりすぎた上

どんなに書いても

ちっとも物語が進まないので

 

 

このままだと、ゴールが見えへん

ということで

 

 

いきなりですが

表現形態を変えます。

大変身勝手でひどい展開です(笑)。

ええ、わかっています。

 

 

 

 

我思った、故に我あり。

にんげんだもの。

ぜきを。

 

 

 

 

 

さて。

ネタはさておき。

 

 

 

 

 

 

 

 

五大魔王とは、何か。

 

 

あなたがもっとも邪悪な敵として

自分の中で「戦う対象」として

ずっと根に持っているものであり

 

 

それを倒すことを

人生の目的としているもの。

 

 

 

 

その魔王たちは

最初は全く違う形をとって

あなたの目の前に姿を現します。

 

 

 

母親だったり

父親だったり

 

 

先生だったり

夫だったり

友達だったり

子供だったり

 

環境だったり

仕事だったり

 

 

生活のあちこちから

魔王の分身達は現れる。

 

 

それは「マボロシ」であって

そこに何もないんだけれど

 

 

その「マボロシ」さえなくなれば

わたしは、自由に幸せになれると

錯覚を起こし

 

 

あなたは永遠に

マボロシと戦い続ける。

 

 

 

母親との過去を清算し

父親との確執を終わらせて

学校という牢屋から飛び出し

夫という束縛から解放され

子供という存在に身を隠すのをやめ

 

 

全てを手放し

全てを受け入れ

 

 

もうこれで終わった!!

 

さあ、これからのわたしが

とっても楽しみ!!!!

 

 

 

だけど

私たちの根源にいる魔王は

その目の前の「マボロシ」たちとは

何の関係もない。

 

 

 

だから

事あるごとに

魔王は違った姿で

わたしたちの人生に

干渉し続ける。

 

 

終わったはずなのに

もうクリアしたはずなのに

 

 

 

ああ、そうか!!

わかった!!

次は、これだ!!

これがなくなればいいのね!!

 

 

そうやって

次の「マボロシ」を見つけては

それを倒そうと努力する。

 

 

そうやって

へとへとになって

人生を消費していって

 

 

それでも

「これこそが

 自分の人生を

 邪魔するものだ」と

 

 

「これさえなければ

 人生は

 輝かしいものになるのだ」と

 

 

そう、信じてきた「自分」を捨てられない。

 

 

 

 

 

 

もう、わかっているはず。

 

魔王は敵ではない。

 

 

 

 

 

繰り返す。

実は魔王は、敵ではないのだ。

 

 

 

 

 

そこには

敵だと思いたい「わたし」がいるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしたちの中に存在し続け

あなたが敵とみなし

攻撃を続けている

「それ」とは

 

 

 

 

 

第1:執着の魔王

あなたを、恍惚に溺れる饗宴へと誘なうもの

 

 

第2:承認欲求の魔王

あなたを、賞賛の快楽の園へと導くもの

 

 

第3:自己否定の魔王

あなたを、暗き闇の牢獄へと繫ぎ止めるもの

 

 

第4:罪悪感の魔王

あなたを、永遠に終わらぬ冷徹な氷の刃で貫き続けるもの

 

 

第5:孤独感の魔王

あなたを、終わりなき深淵の闇の底に貶めるもの

 

 

 

 

 

 

これら全ては

敵でもなく

甘美な麻薬でもなく

禍々しい毒でもなく

 

 

あなたを

 

あなたそのものを

 

あなたそのもののいのちを

 

 

一粒たりとも取りこぼすことなく

永遠の輝きを放つために

 

 

 

「わたし」を生きていくために

 

絶対的存在感として

あなたの「個性」を打ち出す

 

 

 

 

最高峰の

かけがえなき宝なのだ。

 

 

 

 

 

…to be continued

 

 

 

 

 

◼️魔王シリーズ一覧

 

【序章】たびのこころえ

【第1章 その1】深き洞窟の魔王

【第1章 その2】あなたが執着を恐れる理由

【第1章 その3】動機は、どこを向いているか? 執着の取扱説明書

【第1章 その4】魔王との対峙