商品制作は
私がいっちばん力を入れたところなので
ガッツリ書きたいと思ったら
逆にどう書いたらいいのか悩んでしまった
今まで言語化したことのなかった感覚的な事やこだわりも
どうせならしっかり書きたいしね~
まず
アンプリマの商品ラインナップは
大きく分けて
ビーズもの
と
布もの
と私は言ってるのですが
ビーズものとは
ネックレスやティアラなどなど
パールやスワロフスキーなんかの
穴の開いたビーズをつなげたり編んだりしたもの
布ものは
リングピローやボンネなど
サテン生地やレースなんかを使って
針と糸で仕上げたもの
細かく分類するともっとあるけど
とりあえずこんな感じ
たくさん物の名前が出て来るけど
なんのこっちゃ
って人もいるだろうな~
ビーズものの中にも
テグスと言う釣り糸みたいな透明な糸で作るものと
ワイヤーで作るものに分かれるのですが
(どっちも一緒に使う事もある)
今回はそのワイヤーで仕上げる
ティアラやクラウンについて
ティアラ
https://anprima.com/products/detail/27.html
クラウン
https://anprima.com/products/detail/30.html
これ
一番苦労したし
デザインとしても難しく
どっちかって言うと苦手な分野
まず
独立して
頭の上に立った状態にしないといけない
一般的に見るティアラは
ほとんどが金型を土台にしてるので
それだけでちゃんと立つし
図面上で
こ~んな形にして~
ここにパールを置いて~
ここにジルコニアをゆらゆらさせて~
とか好きにデザインできる
ビーズって基本ひとつしか穴が通ってないので
どういう風につなげたり編んだりしたら
私の頭にあるデザインを形に出来るのか
その上で
何度も言うけど
立たせるように作る
ただワイヤーものの利点もあって
こういうR(丸み)を
ヘアスタイルに合わせて曲げられるのだ
そうそう
制作するのに使うパーツもだけど
資材選びも色々試行錯誤したんですよ
接着剤とか
今回はワイヤーも何を使うか
色々調べると
アクセサリー制作によく使われている
アーティスティックワイヤー
(これ、タイピングが難しいわ)
画像勝手に拝借
最初これで作ってみて・・・
基本的なテグスの最後の処理は
2本のテグスをしっかり結んで
その結び目をビーズの中に隠して
見えないようにするんですけど
(この結び方や隠し方にもコツがあるのよ~)
ワイヤーは
パールの間とか土台のワイヤーに巻き付けてカット
その切れ端を自分の指で触って確認しながら
ペンチでしっかり押さえて
触っても怪我をしないようなじませる
それがこのアーティスティックワイヤー
最後の仕上げ
2本をねじって留めの作業の時に切れたんです
柔らかくて作業そのものはしやすかったけど
弱いやーん
あくまでも私の感想なので
この件に関してのクレームは無しね
このワイヤーものって
私の作り方もあるかもだけど
途中で切れたらそこから継げないデザインがほとんどなので
最初からやり直し
あと
私が商品を作る上で一番恐れていたのが
本番当日の破損
肝心の結婚式や写真撮影時に破損なんて
考えただけでゾッとする
なので
強度に問題のあるこれはボツ
ってか
作ってる段階で無理
そこで
辿り着いたのが
ステンレスワイヤー
見た目も綺麗だし丈夫
で、このワイヤーにも太さの種類があって
もちろん細い方が柔らかくて扱いやすい
ただ出来上がりがふにゃっとした感じになるので
少しでもしっかり仕上げたいと思うと
出来るだけ太いワイヤーを使いたい
そこで浮上するのが
ビーズの穴問題
制作方法によっては
ひとつのビーズに何回もワイヤーやテグスを通すので
太すぎるワイヤーだとビーズの穴に通ってくれないのです
なので
ギリギリ穴に通る
なるべく太いワイヤーで
出来るだけしっかり仕上げる
その為に
商品によって
又ひとつの商品でも
サイズの違うワイヤーを使い分けてます
ワイヤーは変に折り目が付いたりすると切れるし
商品によっては何本ものワイヤーで同時に編み込むし
作業工程は慎重に
かつ
結構力仕事だったりします
あとは
文章だと説明しづらいのですが
クラウンは
ひとつのデザインパターンが決まれば
それをぐるっと一周繰り返して
輪っかにすればいい
輪にするから立つし
https://anprima.com/products/detail/90.html
ただティアラは
センターのデザインからサイドに向かって
全体のバランスをとりながら
ひとつひとつパールやスワロフスキーの並べ方
サイズや数を選んで
形にしていく・・・・
これが私的には難しい
本当に何度も言うけど
その上で
立たせるように考える
あとは
髪の毛にちゃんと
装着出来るようにする
その為の金具や引っ掛けるところ
要するにヘアピンが打てる部分を作るってことです
ティアラに限らずヘッドドレス系は
当時私が担当をして貰ってた仲良しの美容師さんに
全て装着可能か確認して貰いました
(それを口実に飲みに行ってね)
ここから
ぶっちゃけ話
ずーっと
アンプリマはティアラが弱いなー
と思ってたんです
他の商品に比べて
デザイン的にも点数的にも
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
で
つい最近
気付いた
私が作るものって
私が欲しいと思うもの
私が好きだと思うもの
が基本となってデザインしてます
私
ティアラにあんまり興味がない
そりゃ
テレビや色んな媒体でティアラを見かけたら
勿論そのデザインを確認するけど
ティアラは女性の憧れだったりもするみたいなので
ウェディングにティアラを選ぶ花嫁さんが圧倒的に多い
だけど
私はこれまでティアラを着けたいと思った事がなく
実際自分の結婚式では生花を着けたし
もしこれから花嫁姿になったとしても
やっぱりティアラは選ばない
そーなんです
自分が欲しいと思わないから
デザインしたり作ったりする事を
苦手って思うんだわ
って
私的には
すごい発見
だったのであります
それでも自分で
良く出来た
って思うティアラも勿論あって
その一番はこれ
ティアラはだいたい
完成するまで結構試行錯誤するんですが
これはほとんど悩むことなくサラッと出来た
ダンナ様が
ティアラは絶対これ
と言ってたってお声を頂いたり
名前は正確に覚えてないけど
「美しいティアラ」
みたいなタイトルの
どなたかが作ったサイトの中で選ばれてたり
そう言えば
何年も
大学祭のミスコン用に
このティアラを提供してたな~
これって
このネックレスのペアリングで作ったティアラなんだけど
次回はこのネックレスの制作秘話なんかを予定してます
https://anprima.com/products/detail/81.html
思いがけずアンプリマの
キーワード
コンセプト
が生まれた
運命のネックレスです
アンプリマ物語
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