郭公 L35cm W55cm ♪カッコウ 夏鳥 山林に渡来
ホトトギスやツツドリに似るが、他のカッコウ類よりも開けた所に住む。
一回り大きく、他の鳥が餌としない大型の毛虫や芋虫も食べる。
卵をオオヨシキリやホオジロに托卵するので有名。
今年のカッコウは遠かった・・・。(^_^;)
150mは離れていて、急いでP1000を取り出して撮りましたが、
辛うじての証拠写真レベルでした。でも、何とか姿を抑える事が出来て良かったです。
※ここからは過去記事です。
カッコウを代表とするトケン類は托卵で有名ですが、
梅雨入り前のこの時期が、とても忙しい時期のようでして・・・。
忙しい鳴き声は山のあちらこちらで聞くことができるのに、
なかなか実際の姿を見かけることができない、
身近鳥なのに意外と姿を知られていない不思議な鳥です。
今回は長崎では滅多に姿を見ることができないカッコウに運良く出逢うことができましたが、
オスとメスが追いかけっこして、30分に一回位に姿を見せてくれました。
ということで、遠くてボケボケですが、コンデジで精一杯追いかけた飛び姿を・・・。(^_^;)
今回のお気に入りの一枚はやはりピンボケですが、
尾羽の先に散りばめられた白い星模様が撮れたこの写真・・・。
尾羽を閉じているとなかなか見ることができませんので、超ラッキー・・・。ヽ(´▽`)/
カッコウは、他のトケン類と比べても尾羽が長くてよく目立ちます。
繁殖期は高く上げたり、横に振ったりしながら「カッコウ」と鳴いています。
カッコウは複数のオスと1羽のメスがタッグを組んで托卵をして回っているようです。
鳴き声で托卵相手の気を引きつつ、
巣から親鳥が離れたほんの数秒の間にメスがささっと卵を産み付けるらしいですが、
卵の模様を托卵相手の卵の模様と似せるという念の入れようとか・・・。
実は「カッコウ」と鳴くのはオスの方で、
メスは猛禽類(タカ類)に似た声で鳴くらしく、
小鳥たちにとってはかなりの緊張感を与える声のようです。
カッコウはオスとメスとでタッグを組み、鳴き声で托卵相手を攪乱させるという
実に高度なテクニックを使っているとか、いないとか・・・。(^_^;)
よその鳥の巣で生まれたカッコウのヒナは、
生まれてまもなく、托卵相手のすの卵やヒナを巣から落として独占したり、
羽の模様がヒナが口を開けてエサをねだっているように見せかけて、
仮親が必死にエサを運んでくるように仕向けたり・・・。
全くもってやりたい放題の悪い奴(悪役)のように言われますが、
それでも、カッコウが異常繁殖したり、托卵相手がいなくなったりすることはなく、
それなりにバランスを取り合って共存しているみたい・・・。
托卵は楽なようで、実は効率が悪い子育てだと思うのですが・・・。
なんで、そこまでして、こんなことをしなくてはいけなかったのか・・・。
進化の過程は分かりませんが、本当にユニークな生態に行き着いたものですね・・・。(^_-)-☆