先生に言うてやろ
先生あのね、
出来村君がおかしいこと言うんです。
ちょっと言い合いになった後、
「おれのオカンに言うぞ!」
出来村君のおばちゃん呼んで
どうするんでしょう。
新しいメンタルトレーニング方法
が
開発されたみたいです。
即効性のクールダウン法 らしいです。
僕の中は疑問で一杯です。
who : 誰が何人走らされたのか、
when : いつ、どれくらい走っていたのか
where : どこを走っていたのか、
what:そもそも何それ!全裸ランニングって!
why : なぜ走ってしまったのか、
how: ・・・どのようになっていたのか!?
5W1Hの疑問は深まるばかりですが、
ファンキーな野球部監督も居たものです。
全員集合、との掛け声で
円陣になり、監督から練習メニューが告げられます。
監督:「じゃ、全裸ランニングいこうかー、」
部員:「オーッス!」
ならないでしょう。普通。
ここ数年のうちに少なくとも二回もこんなことは起きないでしょう。
反抗の狼煙はどこからも上がらなかったのでしょうか、
上がっても徹底的な弾圧により、もみ消されたのでしょうか、
辞めてやるという子はいなかったのでしょうか、
最終的に「オカンに言うてやる」に至ったみたいです。
8月末に部員の保護者から
「子どもが恥ずかしい思いをさせられた」と連絡があり、
同校が全部員からアンケートをとり、
全裸ランニングの事実を把握したという。
このアンケート用紙に
先の 5W1H の 1H が書かれていなかったことを
切に祈ります。
先生あのね、
「IYAYA KOYAYA featuring 山陽高校野球部」
が完成しました。
いーやーやー
こーやーやー
おーかぁーんーに言うてやろ
いーやーやー
こーやーやー
ふーーっるちんで言ってやろ
あらかじめ、、、
悪ふざけが過ぎたことを
関係者各位に深くお詫び申し上げます。
当方といたしましては、
一刻も早く笑い話になることを祈っております。
寿司水族館
回る寿司に行ってきました。
でも何かおかしいんです。
生きた魚がいました。
水槽の中で泳いでいました。
須磨海浜水族館で企画展 が催されたそうです。
寿司ネタを集めた企画らしいです。
非常に奇妙なことだと思います。
イケスがある寿司屋と
寿司ネタの置いてある水族館では
どう違うんでしょう。
調理する如何でしょうか。
でも決定的に違うことがそのニュースには書いてありました。
入館者からは
「泳いでいる姿を見たらかわいそうで食べられなくなる」 の声も。
日本人もついに欧米の動物愛護団体化したようです。
魚の泳いでる姿を見て、かわいそうだから食べれない。
欧米の人が言うには
クジラを見たらかわいそうだから食べられない。
らしいです。
そのために専用の国際委員会である
国際捕鯨委員会まで設置され、
日々、クジラを食べる国々を批判しています。
もちろんその会合の後は、
打ち上げの食事会が開かれ、
おそらく皆さん
高級赤ワインを手にしながら、
哺乳動物である牛のステーキを口に運びながら、
クジラを食べる奴等は野蛮人だと、
その同じ口から言っていることでしょう。
この反論を述べても彼らはこう言うでしょう。
「牛とクジラでは違う、クジラは頭の良い動物だ。」
クジラは頭が良いので食べてはダメで、頭が悪い牛は食べても良いそうです。
このような優劣判断を人間が下してよいのでしょうか、
そのまま人間に適用すると、えらいことになります。
先生が言いました。
あいつは頭が良いからいじめちゃダメだ。
頭が悪いやつはいじめてもよい。
政府が言いました。
偏差値50以下の子供生育権を剥奪します。
知識層が多い国家作りのためです。
だいたい生物の優劣で、
頭が良いとはどういうことでしょうか、
遠くまで声で伝達できることが頭が良いのか、
仲間とコミュニケートできることが頭が良いのか、
一緒に泳げば人間が癒されることが頭が良いのか、
偏差値が高ければ頭が良いのか、
まったくナンセンスです。
海洋哺乳動物とは違う手段で、
高度なコミュニケーションを取れる生物なんてゴマンといます
生きるということは他の命を奪います。
植物も生物です。
ベジタリアンでも命を奪う必要があります。
食物連鎖のトップレベルに位置したら
その贖罪がつきまといます。
しかし、食物連鎖のトップ達は
自己規制も同時に行い、大罪はおかしません。
ライオンはお腹が空かない限りは狩りをしないそうです。
自分の食物を乱獲しても、
自分達が困るだけです。
食物連鎖のトップに立つ動物は
厳格な自己規制を行い、生物界のバランスを保ちます。
全滅に追い込むことは決してありません。
そう、なにも
寿司水族館を批判しているわけではありません。
僕も町中で育ったので、
寿司ネタがわからず、困惑するときがあります。
海沿いで育った友達から随分笑われました。
僕の周りでは、
「ヒカリモノはダメだ」 と言ったあとは
「それはあかんやろ、武器だしたらあかんわ 」
という会話しか聞いたことがありません。
何が ヒカリモノか、そうでないか、
アジの開きが海を泳いでいるわけではないことを知らしめるにあたって、
寿司水族館を開催してもよいでしょう。
しかし中途半端です。
ここまで来たら、
水槽をまわし、
各水槽の外枠は値段毎で色分けし、
注文を受けたらその場でサバくべきです。
回る寿司水族館、
イケスがあって豪華です。
日本人が魚がかわいそうだから食べれない。
ある生物が自分の食物の生物が かわいそうだから食べれない。
先生あのね、
ニンジンは他の野菜よりβカロチンが豊富で優秀だそうです。
そんな優秀なニンジンを食べることは、かわいそうだから拒否します。
だから、
もう5時間目やから、
僕の給食下げさせて下さい。
都会の田舎
2学期が始まったとき、
言いましたよね。
田舎帰って遊んできたか?と
この言葉に僕は毎年傷つけられています。
みんなにとっての田舎は
僕の田舎ではありません。
夏休みに田舎に帰るということは
帰省ラッシュをやっと乗り越えると、
大自然が出迎えてくれて、
裏山でのカブトムシ取り、
小川での魚釣り、
裏の畑で取れたスイカを縁側で食べ、
種飛ばし競争をする。
夜は裏庭で花火をし、
広い寝間で川の字になって寝る。
こんなことであれば、
それは楽しめることでしょう。
しかし帰るべき田舎が都会だったら
自分の家よりも大都会だったら
地下鉄で帰省ゆえに、あるとしても通勤ラッシュ
人ごみが出迎え、
カブトムシは500円で買い、
デパートの屋上で魚釣り、
裏のコンビニで買うスイカバーのアイス、
あたりはずれの棒で一喜一憂
花火は火遊び禁止でできず
狭い寝間で深夜までテレビ見る。
あーーーーーどう考えても違いすぎる!!
僕もカブトムシが取りたい!
カゴがセットで750円なんてやだ!!
僕も魚釣りで食べれる魚が取りたい!
くるくる水槽を回って何回もつられて弱ってる魚なんて食べれない!!!
裏の畑で取れてきた新鮮な野菜が食べたい!!
添加物一杯の赤いアイスで舌真っ赤っ赤なのを見せ合ってても仕方ない!!!!
非限定の花火を目一杯したい!
音、量、時間、場所、監視でがんじがらめの花火なんておもんない!!!!!
早く寝たい!
テレビが深夜まで見られないくらい遊び疲れて寝たい!!!!!!
田舎で遊びたいーー(ToT)
と毎2学期始め、必ず思ったものです。
そうです。ここに来てやっと登場ですが、
僕のおじいちゃん、おばあちゃんも都会仕様です。
むかーし、むかし
おじいさんとおばあさんが居ました。
おじいさんは山へ芝刈りに
おばあさんは川へ洗濯にいったとさ
このイメージとは程遠く。
おじいさんはニコール・キッドマンの映画見に、
おばあさんはデパ地下にお惣菜を買いに行ったとさ。
でも決して楽しいことが無かったわけではありません。
おじいちゃんには色んなとこへ連れてってもらいました。
映画館、動物園、植物園、
おばあちゃんは6Fのおもちゃ売り場で何でも買ってくれました。
レゴブロック、プラモデル、ゾイド、
初孫だけあって
ずいぶんかわいがってもらいました。
いつも泊まりに行ったものです。
今はもう、おじいちゃんはいません。
おばあちゃんは元気です。
今日、敬老の日に
おばあちゃんのこれからの健康を祈るばかりです。
でも、健康を守るためには、
都会仕様のおばあちゃんには、
今風のサプリメントが必要のようです。
この前、遊びに行ったらおばあちゃん、
どん兵衛食べてましたから。
小さいファミコン
ゲームボーイミクロ が発売されました。
ファミコンがこんなに小さくなったんです。
こんなのがあったなら、
あんな悲劇は生まれなかったのに、
すぐに隠すことができたのに。。。
TVゲームが出始めたころ、
すなわちファミリーコンピューターが
一般家庭に普及し始めたとき、
子供の世界には激震が走り、
大人の世界には困惑が広がりました。
子供の世界では、
ファミコンを持っている子は急に大人気になり、
皆がまるで初のTVを見る群集のように、その子の家に集まります。
そのTVではTV番組では考えられないインタラクティブな
エンターテイメントが提供されていました。
怒られない殴り合いのケンカ:アーバンチャンピョン
素晴らしい音楽を聴きながらの南極探検:けっきょく南極大冒険
初めは水滴と戦い、後にドラゴンと戦う大冒険:ドラゴンクエスト
カセットと呼ばれる不思議な箱に
魔法の息吹きを行い、ファミコンに差し込むと
目の前には、夢の世界が開けます。
一方、大人の世界では、
急に高価なオモチャをねだり出され、
TVはファミコン専用電化製品となり、
学校帰ってきてから、ずーーっと座っている子供という
今まで見たことが無い現象に遭遇し
どう対処してよいのか、
各家様々な対応が取られました。
子供の勢いに負け、買い与え、放置する家庭
いち早く子供と順応し、親子でファミコンにハまる家庭
しかし、おそらく一番多かったのは
徹底的に弾圧された家庭
いつの時代でも、理解しあえないことは対立を生み、
力関係があきらかな場合、それは弾圧になりました。
僕の家でも例にもれず、
おばあちゃんの甘さに付込み、手には入れたものの
徹底的なお父さんからの弾圧にあい、
さながら地下組織レジスタンスのような
隠れながらのファミコン活動を行いました。
ファミコンやっている最中は、
ゲームに集中しつつも、
聴覚だけは玄関方向に向け、
お父さんの車のエンジン音を聞き分けた瞬間
僕は電源を切り、コントローラーを本体に片付け、
弟はアダプタの線を必死に巻いていました、
そして玄関に走り
おかえりなさいと迎えに出ます。
しかし、これができたのは初期のころで、
すぐに状況が変わります。
セーブという概念が生まれたからです。
セーブ、それは現在状況を保存し、
途中からゲームが始められるという機能です。
この機能のおかげで、シナリオは長くなり、
より大きな冒険になっていきました。
この時代のセーブ、
本体にはセーブ用のメモリなど確保できなかったため、、
現在状況を示す二進数を ひらがなに変換 し、
メモリでなくメモに取れという恐ろしい方法でした。
まさに呪文のような ひらがなの文字の羅列が
冒険再開の鍵になりました。
その鍵をメモるためには多大な時間がかかります。
一字の間違いも許されないため、
慎重に何回も繰り返し確認し、
恐る恐るリセットをし初期画面から呪文を入力し、
ロードを確認後、電源を切ります。
この作業の間に、玄関の方から車の音がします。
しかし完了するまでは電源が切れません。
車の音がバックギアに入った気配があります。
それでも電源が切れません。
冒険の破棄とお父さんの憤怒
この天秤が、
冒険の重みがますほど、左に傾きだしました。
左が下がったとき、
ついに地下組織の存在が明らかになります。
お父さんは怒りに任せ、
ファミコン本体を裏庭にオーバースローで投げました。
もう魔法の息吹きを何度しても、
真っ暗な世界が広がるだけでした。
先生あのね、
今日この日、
暗黒の世界が広がった日、
ファミコンが考えられないスピードで飛んだ日、
反抗期への突入時期が決定しました。
テロ対策
テロが頻発する、この日本の危機意識の中、
ついにこんなものまで作られたそうです。
GPS 付きランドセル
やられました。
まさか僕らを追跡するとは、
やるなら前科者にGPSを付けたらいいものを
まさか僕たちに先につけられるとは
しかも校門にカードリーダー や虹彩認証システム を設けて
登下校まで監視されるそうです。
これは困りました。
リアルタイムGPS 情報サービスや校門ゲートサービスと
各種警備会社 が提携するのは
火を見るより明らかです。
その結果、
内緒の買い食い、
寄り道のザリガニ取り、
学校行くとか言っておきながらの黄昏サボりが
すべて緊急事態となり通報され、
様々な大人がずいぶんと駆けつけてくるでしょう。
これは不便な世の中になってきました。
LOG解析されたら僕の登下校中のチョイテロ も
ばれるに違いありません。
銀杏並木に入ってからの不審な動きが
記録されていることでしょう。
しかし、僕たちは負けません。
こんなことに備えて、
ずいぶんと前から訓練をしてきました。
下校時、学校を出た後、
よくみる光景
みなで仲良くジャンケンをしている、
微笑ましい光景でしょう。
しかし次の瞬間、その微笑はひきつることでしょう。
みなのランドセルが一人の肩に乗せていかれます。
ランドセルだらけの一人を皆で笑いながら帰っていきます。
GPS監視システム の LOG が示すのは
仲がよい友達同士が歩幅までそろえての下校
生贄の一人以外は自由に下校の遊びを楽しむことでしょう。
先生あのね、
生贄にならないように今必死です。
じゃんけんに負けないように昔ながらの儀式をします。
左手の甲に右手人指し指で しわ を寄せてよーく見ます。