どーも、Aです
はっきりしない天気が続きますね~
晴れても雨が降っても私は映画を観ます。またレビューいきますよ~
★こちらあみ子
私は前情報なしで映画を観るのが好きなんですよね(どうでもいい情報)
この作品は主役の女の子のポスターを見てからずっと観たくて…円盤待ちしてました。
…あっ、地元に映画館は一館だけあるんですよ。でもこういったミニシアター系の良作は全く上映しないんですよ。楽都と言いつつ映画館が殆ど無い街なのです…と、まあ…哀しすぎる映画館事情はさておき笑。
素晴らしい作品なんですよ~!想像を超えてきましたね
真っすぐ過ぎて周りになじめない女の子・あみ子の物語で、彼女の小学生~中学生時代を描いていて。
あみ子が自然でリアル。なんというか…他人とは思えないあみ子の世界にどっぷり浸かってしまいましたね。自分の子どもの頃を思い出してなんとも言えない気持ちになる、もの凄い作品でした…!
あみ子の家は4人家族なんですが、自分の解釈で勝手に紹介させてもらいます↓
・父… 仕事が忙しいのかは謎だが、子どもときちんと会話しないし理解しようとしない。息子の非行にも動じることがなく、注意をしない。これは一見優しく見えるがただの怠慢で冷酷。親として機能しないこういう人が犯罪者を作ってしまうんじゃないかな…と思いましたね。ちょっとイラッとしましたねー
・母… この人は再婚で後から家に入った人なんですよね(たぶん)。悪い人じゃないんだけど自分優先な辺りが残念でした。でも彼女の辛い状況も理解できるし子どもたちに入り込むのが難しい立ち位置ではある。親父がもっとちゃんとやるべきでしたね、親父~。しかしあの髪の毛はホラーでしたなぁ
・兄… あみ子に優しく色々教えてくれるお兄ちゃん。親と妹の間に挟まれ、ずっと空気を読み気を遣ってるように見えました。家では弱音を吐く場がなく、寂しかったんじゃないかな。案の定グレて暴走族に入ってましたが、そのうち総長になるのでは。巣のブン投げには笑いました
・あみ子… 純粋でまっすぐ。好きな子へもずっとまっすぐで、一般的にはしつこいと思われるくらいまっすぐ。我慢強くて優しさがあるが空気は読めず、人との会話がなかなか成立しない。会話になった相手は、唯一彼女をちゃんと見てくれていた坊主君だけ。でもさぁ、あのカメラを嫌がったのは大好きなお母さんとのあの嫌な思い出があるからなんだよな… 繊細なんですよ
ここまで書いて疲れましたが笑、そんな家族なので壊れていくし、あみ子はどんどん独りになっていく。
後半の残酷な展開がもう哀しくてねー。あの坊主君とあみ子の美しい妄想が救いだったなぁ…
あみ子の良さを理解してくれる人は今は少ないけど、生きてるうちに絶対会えるからね…!と思いましたよ。
親になる人もそうでない人も。色んな人に観てほしい、優しい優しい作品だと思いました。
広島の景色など、映像の良さもあるんですよ。あとあみ子の歌が超絶可愛いぜひ…!
ではでは~また次回にお会いしましょう