「新感染 ファイナル・エクスプレス」! | スタッフAの、アノマリーな日々

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アノマリーデザインの陰のスタッフ「A」が、日々思うことやお仕事のことなどを、
映画レビューとともにテキト~に書いていきますよ♪

ど~も、Aです。天気が不安定ですねぇあせる
気温が上がったり下がったり雨が降ったり…ついていけましぇん。
さてさて前回に続き、思いがけず泣かされちまったぃ…な映画。
もう1本、レビューいっきま~す。アップニコニコ

新感染 ファイナル・エクスプレス」 (2016) ※ネタバレあり
韓国発のゾンビパニック映画が凄い!と、話題になってた本作。叫び
私も気になってはおりました。
この作品に限らず、韓国映画にはいつもお世話になっとりますので。
クライムサスペンス系とか、えげつなく面白い作品が多いのでね。にやり

本作はゾンビホラーということで、
ゾンビに関してはお腹いっぱい…って感じで実は飽きつつもあったんですが、
ゾンビものってなんやかんやで「人間が一番怖いやんけ」って
思い知らされるものがあるから、やっぱりヤメられないのよねん。にやり
ドラマがあるっちゅーか、ほんちゅーか。

んでやっとレンタルで観たんだけど、主役を演じるのは安心安全なコン・ユさん。
この人が主役ならまずヘッポコ作品では無いだろう、って感覚ですね。
私の中ではコン・ユ=「眼だけで演技ができる役者さん」…なので。キラキラ
あ、「背中だけ」でもいけるかも…?
…彼の実力は「サスペクト 哀しき容疑者」「トガニ 幼き瞳の告発」などで
お分かりいただけるかと。目
あたしゃぁサスペクトはもう10回以上観てるわ…アレ、ホントに面白くて。にやり
カーチェイスとかアクションばっかでテンション上がるし、ミステリーもドラマもあって。
主人公と少佐、違うタイプの2人がこれまたどちらも魅力的で、
どっち選ぶか迷っちまうわ…なんて勝手なお楽しみもあり。
そうそう、ぴんから(キム・ソンギュン)も可愛いよ~音譜

え~、話が飛びましたが、本作には我らがマ・ドンソク氏も出てるってことで
これも楽しみの1つだったんですよねー音譜
マドンの眼は凄いからね…ホントに。眼が据わるってああいうのを言うんじゃろ。
元格闘家だから体はムキムキだし。けど笑顔が可愛いし。
もう数々の作品で彼を観てきましたが、善い役から超悪役まで…幅広い。
なのにいつも演技がハマってる。名前も顔も、忘れることはまず無いしね。にやり
…本作ではかなりいい人役なマドンちゃん。
妊婦の奥さんや周りの人を守るために危険を顧みずゾンビと闘う、
男の中の、男なのだ。…いや、漢だ。(俺は漢だ… by.マイケル兄・リンカーン男の子

ストーリーを簡単に言うと、コンさん演じる主人公と娘が乗るプサン行きの列車内で
「狂暴化するウィルス」がまん延するというお話なんです。叫び
主人公の彼は、仕事に野心的であまり家庭的ではない父親で、ゾンビ事件に遭っても
ちゃっかり自分らだけで助かろうとしてる、ちょっと嫌なタイプというか、
人として付き合いたくないタイプなんですよね。ショック
でもそんな彼があれよあれよと成長していくわけですねぇ。
そう簡単に人って変わるんかよ、って気もしないではなかったですが、
娘が正反対な行動を取ってたり、事の発端に自分も関わっていたと分かったこともあって、
彼にとって大きな反省&転機になったんじゃないかと。
あとは同じ列車に乗ってたマドン夫妻のおかげかねぇ。優しい奥さんに、ワイルドな旦那。
父性を見せつける包容力と闘いっぷりでしたからねー、このマドンは。
あのムッチリマンの存在感と影響力はハンパないでしょう。にやり

そんなこんなでただのパニックものではなく、人間の成長ストーリーとなっていた本作。
以下、私が思うポインツです。星

マドンが上着脱いだシーンではテンション上がったよね~。アップ
Go、マドン!って感じ。…っつーかそのジャケット、最初から違和感あり過ぎじゃね…?

列車もゾンビもスピード感が凄い!叫び(…ああ、電車に乗りたい…!)

マドンがやられる悲し過ぎるシーンでの、彼を見るコンさんの表情が凄い!キラキラ
あの瞬間だけで!これまでの主人公に無かった「優しく哀れむ気持ち」や
「守ろうとする強い覚悟」が、あの眼から伝わってきた…!(私だけ…?)
一気に応援したくなるような、彼の表情演技!さすが、コン・ユです…!キラキラ

終盤でもきますねー。主人公が犠牲になるシーン。
ありがちだけど、まさかこんなに悲しいとは。ぐすん
さすがコンさん。言葉は特に要らないんです。見てるだけで泣かされるわ。
人の強さとは…やっぱり優しさを言うのだなぁ。守ろうとする優しさ。

監督は当初、マドンをゾンビで再登場させようとしてたらしい。
妻を前にしたマドンが、自分の中のゾンビと葛藤するシーンだったみたいだけど、
マドンはそのシーンを入れるのを止めたらしい。
いやはやグッジョブ、マドンちゃん。危うくご都合主義になっちまう所だったよ…あせる
悲しいけどマドンのシーンはあれで終わりで良かったと思うんだよね。

主人公の娘が「こんな子、いる~?」なんて思っちゃう程の、かなりよく出来た子。
これについては、娘は母の教えを基に行動してるというような描写もあったことから、
主人公の奥さんは素晴らしい人だった、って意味なんじゃないかな。
夫婦が離れた原因も、主人公の方にあったんじゃないかなぁ、みたいな。
そこまでのダメダメな男があそこまで成長した…っていうお話なんでしょーかね。にやり
(監督は「そして父になる」の映画が好きらしい)

ずっと悪い奴だったあのおっちゃん(名前が分からん…「鬼はさまよう」に出てる。
シャワー室で闘うシーンがちょー面白い)とか、
逆襲がハンパ無かった婆ちゃん役の女性(名前が分からん…よく姑役で見る)とか、
ああいうキャラがさらに盛り上げてくれてたね。にやり

ゾンビが電車に掴まってズラ~~ッと繋がっていくシーンは、ただただ楽しい。
もっと繋がって新記録出してほしかったね。キラキラ

ウィルスの原因もなんとなく分かる…という設定が、いい。
その辺も分からんまま「お次は何かな?」なんてしょーもないラストになる映画も
たまにあるので。

韓国映画に多いのがグロ系&大どんでん返し系だったりするんで
本作は私にはちょい物足りない気もしたけど、それでも映画として素晴らしい出来だなぁ、と。
臨場感とかスピード感に関してはやっぱり邦画には無いものがあってリアルだし、
ついつい感情移入してしまうような極端なキャラにドラマ性。キラキラ
パニックものでしたが、思いがけずかなり泣かされる映画でありました。キラキラ
う~~ん、面白かったです。にやり


え~、今回は以上です。
花粉ヤだから早く夏になってほしい…!えーん
…それではまた次回お会いしましょう。コスモスハチ